捨てるべき どんぐり は
・穴が開いている。
・割れ、欠け、ひびがある。
・芽が出ている。
・変色している。
・へこんでいる。
・柔らかい。
・水に浮く。
などです。
こうした不良どんぐりだからこそ手放したくない子どもには、「中がどうなっているのか、ちょっと見てみない?」などと、分解を提案するとすんなり受け入れてもらえる可能性大ですよ。困ったときにはぜひ試してみて下さい(※要虫覚悟です。)
選別が終わったら、 どんぐり をボウルに入れてため水洗いをします。
この時、水に浮く どんぐり があったら虫がいる可能性が高いので捨ててくださいね。
水洗いが終わったらいよいよ下処理です。
・塩水による下処理
塩水による下処理は、濃いめの塩水につけて虫をやっつける方法です。
コンロや冷凍庫を必要とせず塩とボウルだけでできるので、保育の合間などでもすぐに下処理を開始できます。
また、帽子のついている どんぐり もそのまま処理できるのでおすすめですよ。
① どんぐり がしっかりと浸かる量の塩水(濃度3%)を作ります。
(1リットルの水に塩大さじ2杯が目安です。)
② どんぐり をしっかりと沈めたら、一晩寝かせます。
③ その後、割れを防ぐために日光の当たらない風通しの良いところで3日~1週間ほど乾燥させたら下処理完了です。
煮沸による下処理
煮沸による下処理は、 どんぐり を煮沸することで中の虫をやっつける方法です。
虫退治のほか消毒もできて、とてもおすすめの方法ですが どんぐり の帽子は確実にとれてしまいます。
帽子付き どんぐり は他の方法を試してくださいね。
① 虫が出てきても構わない鍋に水を張ったら、 どんぐり を投入してから火にかけます。
(※熱湯に どんぐり を入れると破裂する恐れがあります。)
② どんぐり の量にもよりますが、5~10分程度しっかり煮沸させてください。
③ 煮沸後は、 どんぐり に灰汁がついて汚くなる場合があります。
しっかりと水分と灰汁の汚れを拭き取りましょう。
④ 割れを防ぐために、日光の当たらない風通しのよいところで3日~1週間ほど乾燥させたら下処理完了です。
・冷凍による下処理
冷凍による下処理は、 どんぐり を冷凍させることで中の虫をやっつける方法です。
帽子をかぶった どんぐり の下処理に適していますが、他の方法よりも日数を要します。
① 水洗いした どんぐり の水分をよく拭き取った後、密閉容器に入れます。
② 内部まで完全に冷凍させるため、最低でも3日は冷凍庫に入れて置きましょう。
③ 冷凍後は新聞紙の上などで解凍させます。
④ 解凍後、日光の当たらない風通しの良いところで3日~1週間ほど乾燥させたら下処理完了です。
3. どんぐり は子ども達の宝物
以上、保育施設におすすめの どんぐり の下処理方法を3つご紹介しました。
下処理は少し手間ですが、 どんぐり は子ども達にとってとても魅力的なもの。
家に持ち帰ってからも宝物のようにしまっておく子ものいるので、
悲劇を起こさないためにもしっかりと下処理はしたいものですね。
お散歩で拾った どんぐり をそのままお土産として持ち帰ることもあると思います。
その時は一言、ご家庭に虫がいる可能性も伝えておくと安心ですよ。
どんぐり の下処理をご存じの方は少ないので、クラスだよりやクラスの掲示物でお知らせするのもいいかもしれません。
子ども達の教材ともいえる どんぐり の下処理、ぜひこの機会にマスターしてみて下さいね。
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