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3月の保育のねらい|年齢別に考える年度末の関わりと大切にしたいこと

年度末
行事や引き継ぎで慌ただしい3月の保育に悩む先生・保育実習生たちへ。年齢別のねらいと年度末の関わり方を整理し、月案・週案・実習日誌にも活かせる配慮の考え方をやさしく解説します。
index

1. 3月の保育のねらいとは
2. 3月の月案・週案を立てるときのねらいの考え方
3.【年齢別】3月の保育のねらいと関わり
  【0歳児】3月のねらい〜 安心できる関わりの中で、心地よく1年を締めくくる 〜
  【1歳児】3月のねらい〜「やってみたい」気持ちを大切にしながら進級へつなぐ〜
  【2歳児】3月のねらい〜自分でやってみる経験を積み重ね、次の一年へ〜
  【3歳児】3月のねらい〜集団の中での育ちを振り返り、自信につなげる〜
  【4歳児】3月のねらい〜仲間との経験を力に、年長児への期待を育てる〜
  【5歳児】3月のねらい〜園生活を振り返り、安心して就学を迎える〜
4. 3月の保育で大切にしたい配慮
5. 年度末だからこそ大切にしたいこと

3月は行事や引き継ぎが重なり、毎日が慌ただしく感じやすい時期ですよね。
やることに追われてしまい、子どもたち一人ひとりと向き合う余裕が持てない日もあるかもしれません。
この記事では、3月の保育のねらいを年齢別に整理し、年度末に大切にしたい関わりの視点をまとめました
月案・週案・実習日誌にも活かせる考え方として、忙しい時期の保育を振り返るヒントになれば幸いです。

1. 3月の保育のねらいとは

3月の保育は、安心して次へ進むための土台を整える時期です。
「できるようになったこと」を一つひとつ確認しながら、就学・進級に向けたねらいを考えていきます。
新しい活動を増やすよりも、これまでの経験を振り返り、子ども一人ひとりの育ちを認める関わりが大切です。

2. 3月の月案・週案を立てるときのねらいの考え方

3月の月案・週案を考える際は、年度末の時期を意識したねらい設定が大切です。
進級や就学を意識するあまり、新しい活動や課題を詰め込みすぎてしまうと、子どもにとって負担になることもあります。
3月の月案・週案では、これまでの経験を振り返り
安心して過ごす
できるようになったことを確かめる
視点を大切にしましょう。
週ごとに大きく内容を変えるよりも、クラスの様子や子ども一人ひとりの気持ちに合わせて考えましょう
無理のない流れを意識することが、年度末の保育につながります。

3. 【年齢別】 3月の保育のねらいと関わり

3月は進級を意識する時期ですが、 ねらいに「進級に向けて〇〇できるようにする」と無理に書く必要はありません
進級に向けた思いや配慮は、配慮の欄で「進級に向けて、安心して過ごせるようにする」と整理すると、考え方が伝わりやすくなります。

【0歳児】 3月のねらい〜 安心できる関わりの中で、心地よく1年を締めくくる 〜

3月の0歳児は、慣れ親しんだ大人や環境の中で安心して過ごすことで、心と生活リズムの安定が育つ時期です。
生活リズムや関わりが大きく変わらないよう安心感を大切にしたねらい設定が安心です。
ねらい
・安心できる大人との関わりの中で、安定した生活リズムを保つ
・一年を通して慣れ親しんだ環境の中で、心地よく過ごす
進級に向けて、環境や関わりの変化の中でも安心して過ごせる気持ちを大切にする視点が含まれています。
◯関わりの視点
環境や担当が変わることもある時期です。
無理に新しいことを取り入れず、いつもの関わりを大切にしながら、安心感を第一に過ごします。

 

【1歳児】 3月のねらい〜「やってみたい」気持ちを大切にしながら進級へつなぐ〜

3月の1歳児は、身近な大人に見守られながら「自分でやってみたい」気持ちが少しずつ育っていく時期です。
進級を意識しすぎず、子どもの「やってみたい」気持ちに寄り添ったねらいを心がけましょう。
ねらい
・身の回りのことに自分で関わろうとする気持ちを大切にする
・好きな遊びを十分に楽しみ、気持ちを安定させる
進級を意識しすぎず、これまでの生活や関わりを土台に安心して次の生活へつながっていくことを大切にしています。
◯関わりの視点
「できた」「やってみようとした」姿を言葉で受け止め、自信につなげます。
進級への不安が出やすい時期なので、気持ちに寄り添った声かけを意識します。

 

【2歳児】 3月のねらい〜自分でやってみる経験を積み重ね、次の一年へ〜

3月の2歳児は、自分でやろうとする気持ちが強まり大人や友だちとの関わりの中で、気持ちの揺れも大きくなりやすい時期です。
小規模園では、2歳児が卒園を迎える園もあります。
結果よりも挑戦する姿を認めるねらいを意識すると、卒園・進級にむけての安心感につながります。
ねらい
・簡単な身の回りのことを自分でやろうとする
・友だちや保育者との関わりを楽しむ
進級や卒園など環境の変化に向けて、新しい生活へ向かう気持ちを安心感の中で育てていく視点も含まれています。
◯関わりの視点
うまくいかない場面も含めて成長の過程として受け止めます。
「できた・できない」よりも、挑戦する姿そのものを大切にします。

 

【3歳児】 3月のねらい〜集団の中での育ちを振り返り、自信につなげる〜

3月の3歳児は、集団生活の中での経験を積み重ね、自分の思いや気持ちを言葉で伝えようとする姿が増えてくる時期です。
月案・週案のねらいにも、一年を通して積み重ねてきた経験を振り返る視点を取り入れていきましょう。
ねらい
・集団生活の中での約束や流れに親しむ
・自分の思いを言葉で伝えようとする
進級前の時期として、集団生活の中での経験を振り返りながら、安心して次のクラスへ進む気持ちを支える視点も大切にしています。
◯関わりの視点
一年を振り返りながら、「大きくなったね」「できるようになったね」と成長を実感できる声かけを行います。
進級への期待を育てていきます。

 

【4歳児】 3月のねらい〜仲間との経験を力に、年長児への期待を育てる〜

3月の4歳児は、友だちとの関わりを深めながら仲間と一緒に取り組む楽しさや、年長児への憧れを感じ始める時期です。
年長児への期待が自然に育つよう、これまでの頑張りを認めるねらいが大切です。
ねらい
・友だちと共通の目的をもって活動を楽しむ
・年長児への憧れをもち、進級への意欲を高める
進級を意識し始める時期として、これまで積み重ねてきた経験を自信につなげ、次の一年へ向かう気持ちを育てる視点が含まれています。
◯関わりの視点
クラスで積み重ねてきた経験を大切にしながら、自信をもって次の学年へ進めるよう支えます。
役割や当番活動も振り返りの機会にします。

 

【5歳児】 3月のねらい〜園生活を振り返り、安心して就学を迎える〜

3月の5歳児は、園生活を振り返りながら自分の成長を実感し、就学に向けて期待と不安の両方を感じる時期です。
卒園を控えた3月の週案では、就学への期待と安心の両方を大切にしたねらい設定を意識したいですね。
ねらい
・園生活を振り返り、自分の成長に気づく
・就学に向けて、期待と安心感をもつ
卒園や就学を前に、園生活を振り返りながら安心して次の生活へ進めるよう、気持ちの面を大切にする視点も含みます。
◯関わりの視点
卒園を意識し、不安やさみしさが出る子もいます。
気持ちを受け止めながら、「ここまで育ってきたこと」を丁寧に伝えていきます。

桜と幼稚園制服の女の子

4. 3月の保育で大切にしたい配慮

3月は進級や就学を控え、子どもたちの気持ちが揺れやすい時期です。
保育者が先を急ぐよりも、 今の姿を丁寧に受け止める関わりが求められます
年度末の保育では、次の点を意識した配慮を大切にしましょう。
月案・週案の「配慮欄」にも、そのまま書ける視点です
大切にしたい配慮
・子どもの気持ちの揺れを否定せず、受け止める
・活動を詰め込みすぎず、ゆったりと振り返る時間をもつ
・保護者にも一年の成長を具体的に伝える
進級や就学は、子どもにとって期待と同時に不安も伴います
だからこそ3月は、「次のために何かをさせる」時期ではなく、これまでの育ちを認め、安心感を積み重ねる時間として関わっていきたいですね。
子どもの手のひら 桜の花びら

5. 年度末だからこそ大切にしたいこと

3月は、子どもたちだけでなく、保育者にとっても一年を締めくくる大切な時期です。
慌ただしい毎日の中で、うまくいかなかった日や悩みながら関わった場面を思い出すこともあるかもしれません
子どもたちの姿を振り返ると、一年で積み重ねてきた時間や関わりが、今の成長につながっていることに気づかされます。
年齢ごとのねらいを意識しながら、一人ひとりの育ちを認めてきた時間は、きっと意味のあるものだったはずです。
年度末の保育は、次へ進むための準備でもあり、これまでをねぎらう時間でもあります。
子どもたちだけでなく、保育者自身も「ここまでよくやってきた」と、そっと振り返れる締めくくりになりますように

執筆者:まこ 先生(保育教諭1)

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