「トイレ行かない!」「オムツがいい!」など トイレトレーニング を嫌がる子どもも多いですよね。スムーズに進まない トイレトレーニング は子どもたちも大人も疲れてしまうもの。 今回は、スムーズに トイレトレーニング を進めるポイントを見ていきましょう。
1. なぜ トイレトレーニング を嫌がるの?
子ども達はなぜ トイレトレーニング を嫌がるのでしょう。
ここで少し想像してみてください。
今、大人のあなたがある日突然、「今日からトイレではなくオムツでおしっこもうんちもしてください。」と言われたら・・・。
かなり戸惑いますよね。
「そんなことできない」って思いませんか?
まさにその状態が子どもの トイレトレーニング をスタートするときの気持ちではないでしょうか。
ここからは、子どもたちが トイレトレーニング を嫌がる理由を見ていきましょう。
・トイレが怖い
保育室とは違うトイレの雰囲気や暗さ、換気扇などの音が怖くてトイレにいけない子どももいます。
また、便器やおまる自体が怖いという子どもも。
何を怖がっているのかを見つけて怖い原因をできるだけ取り除きましょう。
・遊びを中断したくない
何かに熱中しているときに中断させられるのは、大人でも嫌ですよね。
活動を始める前にトイレに誘うようにし、遊びを中断せずにすむように配慮しましょう
・トイレに失敗して怒られた
おもらしをしてしまった時、「なんでトイレでしないの!!」「出る前に言わなきゃダメでしょ!!」などトイレに失敗して怒られた経験のある子どもはトイレに行くのを嫌がってしまいます。
怒られたら嫌だという気持ちの方が強くなってしまい、オムツに逆戻りしたり、 トイレトレーニング を嫌がります。
・ トイレトレーニング をストレスと感じている
トイレに行きたくないのに何度もトイレに誘われる。
失敗したら怒られるなど トイレトレーニング 自体がストレスになっている可能性も・・・。
このような理由で トイレトレーニング を嫌がる子どもが多いです
では、スムーズにトレーニングをしていくためにはどのようなことに気をつければいいのでしょうか。
2. 保育園でトイレトレーニング をスムーズに進めるためにやりたいポイント3つ
保育園のトイレを明るく楽しい場所にする
トイレの雰囲気を嫌がる子どもも多いのでトイレを明るく楽しい雰囲気にするためにこどもたちの好きな動物やキャラクターなどの壁面構成を飾るのがおすすめ。
トイレ=怖い場所じゃないと感じてもらえる雰囲気づくりをしましょう。
また、お友達数人でトイレに誘うこともおすすめです。
1人では怖くて行けない場所でもお友達がしている姿に刺激をうけてできるようになることもあります。
できたことはどんな小さなことでも必ず褒める
トイレに行けた、便座に座れたなど大人からみれば小さなことでも子どもたちにとっては大進歩。
できたことは必ず褒めて自信につなげていきましょう。
小さな成功体験の積み重ねが トイレトレーニング をスムーズに進めるキーポイントになります。
家庭との連携を図る
トイレトレーニング をスムーズに進めるには家庭との連携も重要です。
お仕事をされている保護者の中には トイレトレーニング を保育園に丸投げなんてことも。
しかし自分の子どもの様子を知りたくない親はいないはず。
子どもの保育園での トイレトレーニング の進み具合を報告し家庭でも トイレトレーニング を進めてもらえるようにしましょう。
3. トイレトレーニング の時にやってはいけないことってどんなこと?
最後に トイレトレーニング の時にやってはいけないことをご紹介します。
・ トイレトレーニング の無理強いをする
時間になったからといって、本人が嫌がってもトイレに連れていくのはやめましょう。
「トイレ=無理やり連れていかれる怖い場所」というイメージがついてしまってはトレーニングも進みません。
・失敗したときに怒る
失敗したことに1番傷ついているのは子ども本人です。
「なんで漏らしたの!!」「トイレでしなきゃダメでしょ!!」など怒ることはやめましょう。
失敗して怒られることが続くとそれがストレスになってしまいます。
トイレトレーニング は根気のいるもの。
トレーニングと聞くとできるようにさせなきゃいけないと力みがちですが、「オムツを卒業しトイレで排泄ができるように促すもの」と考えれば気持ちも軽くなるかもしれません。
また早くとれたから良いわけではなく、個人個人のベストなタイミングで必ずオムツは外れるので気楽に取り組んでいきましょう。