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7・8月の実習を控えている方へ!保育園の 水遊び についておしえます 

水遊び
7・8月に実習を行う予定の保育学生さんへ、保育園の 水遊び についてご紹介します。水遊び は夏にしかできない、子どもたちの大好きな遊び!保育実習での学びに役立つようおさえておきたいポイントをまとめたので、参考にしていただければと思います。
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1.夏ならではの保育や遊び

梅雨が明けたら、暑い夏。
保育園でも、7・8月夏の保育を行います。
暑い中でも子どもたちが快適に過ごせるよう生活リズムを配慮したり、
に触れて遊ぶことで心地よさを味わえるようにしたり…
保育実習を夏に行う学生さんは、
夏ならではの保育や遊びを見ることができますよ。
その中でも今回、実習前の学生さんにご紹介したいのが、
保育園の 水遊び についてです。
子どもたちは、 水遊び が大好き!
暑い夏でも思いきり楽しむことができる遊びですよね。
けれど、保育の中で子どもたちが水に触れて遊ぶときは、
保育士さんは色々なことに配慮したり、
気を付けたりしています。
実習前に 水遊び についての配慮気を付ける点をおさえておくことで、
実習で見るべきポイントも自然とわかってくると思いますよ。

2.保育園の『 水遊び 』おさえておきたいポイントは?

保育で 水遊び をするときのねらいとしては、
例えば…
・水の感触を楽しむ。
・水に触れることで心地よさを味わう。
・水の不思議に気付く
などがあります。
保育所保育指針にも、『環境』や『表現』の分野で水に触れることについて記載がありますね。

参考:厚生労働省 保育所保育指針(平成29年3月31日告示) 「第2章保育の内容」

思いきり水に触れて遊ぶことは、夏にしかできません。
子どもたちは全身で水に触れる中で、心地よく感じたり、
様々な気付きがあったりするのです。
子どもたちにとって、 水遊び は大事な体験
この 水遊び を十分楽しめるようにするためにも、
次にご紹介する配慮事項が重要になってきます。

【配慮のポイント】

水遊び をする上で、保育士さんが配慮していることはたくさんあります。
主に配慮しているポイントはこちら。
天候
まずはお天気気温について。
雨が降っていなければいいという訳ではなく、気温が大切。
身体が水に濡れると、思っている以上に体温が下がります。
特にが吹いている時などは、寒く感じてしまうこともあるので注意です。
保育士さんは天気や気温を見て、 水遊び ができるかどうか判断します。
子どもの体調
子どもたちの体調も重要。
体調がすぐれない子は、無理に 水遊び をすると体調が悪化してしまうことも考えられます。
私の勤めていた園では、 水遊び をしてよいかどうか毎日保護者の方に記入してもらうカードがありました。
カードをきちんと確認した上で、その時の子どもの体調をみて最終判断します。
安全の確保
水に触れる上で、一番重要な部分が安全の確保
濡れている床や地面はとても滑りやすく
また、水着などで遊んでいる場合、普段よりも肌が出ているので怪我をしやすくなっています。
濡れた足で歩く部分はマットを敷くなど、安全な環境設定が必要となります。
そして、一番あってはならないのが水の事故
水深が浅くても、条件が重なってしまうと水の事故につながる危険性があります。
子どもたちもはしゃいで遊んでいると、
普段よりも動きが大きくなったり、予想外の行動をしたりすることが。
ガイドラインにも示されていますが、
必ず複数の職員で、
子どもたちに危険はないか、常に目を配る必要があります。

参考:厚生労働省 「保育所、地域型保育事業及び認可外保育施設においてプール活動・水遊びを行う場合の事故の防止について」

防犯
最近では、防犯に対する意識も高くなってきています。
園外から子どもたちが 水遊び をする様子が見えないように
目隠しのカーテンをしたり、シェードを張ったりして対策することも。
休息
水遊び の後は、身体が疲れています。
身体が疲れていると、怪我をしやすかったり、体調に影響がでることもありますよね。
ですから、十分な休息をとることが大切。
メリハリがあり、バランスのとれた生活リズムが求められます。
保育士さんは、このようなことも配慮しながら保育を組み立てていくのです。

3.コロナ禍での 水遊び はどうなる?

いかがでしたか?
保育園での 水遊び は、様々な配慮が必要だということがわかったと思います。
普段の時でさえ配慮することがたくさんありますが、
現在はコロナ禍で、普段以上に気にかけなくてはならないことが増えています。
昨年はコロナの影響で水遊びやプールを中止とした保育園もありました。
コロナの状況によっては、
今年も検討する必要がでてくるかもしれません。
子どもたちが安心して 水遊び を楽しめる状況になることを願うばかりです。
これから行う保育実習で、もし 水遊び をする機会があれば、
今回ご紹介したポイントを、現場での学びに活かして頂けたらと思います。
有意義な実習となりますように…。
未来の保育士さんを応援しています!

執筆者:たか 先生(保育教諭1)

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