『 トイレトレーニング 』という言葉、聞いたことはあるけれど、どういうものかよくわからない…という保育学生や新米ママへ、 トイレトレーニング の基本的な方法やポイントをお伝えします。保育の勉強や、子育ての参考にして頂ければと思います。
1.『 トイレトレーニング 』とは?
『 トイレトレーニング 』という言葉、
保育の勉強をしていたり、子育てをしていたりすると
よく聞くと思います。
今回は、
『 トイレトレーニング 』という言葉は知っているけれど、詳しくわからない…
という方のために、
『 トイレトレーニング 』とは何かをお話しします。
『 トイレトレーニング 』
子どもがおしっこやうんちを、トイレでできるようになるための練習。
オムツからパンツへのステップアップ!
トレーニングと聞くと、
少し大変なイメージをもつかもしれません。
でも、構えなくて大丈夫!
『 トイレトレーニング 』のポイントがわかれば、
きっとイメージも変わると思いますよ。
子どもが無理なく、安心してオムツを卒業できるよう、
『 トイレトレーニング 』のポイントをおさえて、しっかりとサポートしましょう。
2. トイレトレーニング 基本的な方法とポイント
トイレトレーニング に関しては色々な考えがありますが、
今回は私が保育士・母親として実践してきた経験から
みなさんにお伝えしたいと思います。
【方法】
★オムツ交換のタイミングでトイレに誘います。
最初は、ただ便座に座るだけでOK!
★トイレに座ったら「シーシーシー」など大人が声をかけながら、じっと様子をみます。
1分程座っても出なければ、終わり。
この流れを繰り返していく中で、
タイミングが合えば、おしっこが出るようになります。
朝起きた時やお昼寝明けは、おしっこが溜まっていることも多いのでねらい目!
また、おしっこの間隔をつかめれば、
長く出ていないタイミングでトイレに連れていけるようになります。
ある程度慣れてきたら、パンツで過ごす時間をつくっていきましょう。
【ポイント】
排泄の自立は、個人差が大きいものです。
他の子と比べて焦ったり、子どもに「○○ちゃんはできるのに!」などの言葉はかけないよう注意!
膀胱におしっこを十分溜めておけるようになるには、
膀胱の周りの筋肉が発達していなければなりません。
そのため、日頃から十分足腰を動かして遊んだり、歩く習慣をつけておくこと。
乳児期に身体をたくさん動かすことで、
必要な筋肉が自然と発達していきます。
トイレトレーニング は、子どもの気持ちが何よりも大切。
「やりたくない」という気持ちがある時は、
トイレ自体嫌いになってしまうこともあります。
嫌がった場合は無理に進めようとせず、
気持ちが前向きになるような言葉かけや工夫が大切です。
例えば、
興味を持てるよう、トイレが題材の絵本を読んだり、
トイレに行ったら「できたよシール」を貼ったり…
子どもの気持ちに寄り添って進めていきましょう。
おもらしやおねしょをしてしまっても、
怒ることは絶対にダメ!
トイレが嫌いになってしまったり、
オムツをずっと履きたがったり、
おしっこをすること自体不安になってしまうかもしれません。
忙しい時におもらしをしてしまったとしても、
ぐっとこらえてくださいね。
トイレでの排泄が成功したら、
いつもの10倍褒めてあげましょう!
それくらいすごいこと、特別なことなんだという意味にもなりますし、
子どものモチベーションもUPします。
子どもの「うれしい!」という気持ちをしっかりと共有しましょう。
トイレトレーニング を始めるには、
膀胱がおしっこを十分に溜めることができるようになる必要があります。
おしっこの間隔が1時間半くらい空くようになればいいと思います。
オムツをこまめにチェックして、
子どもの尿感覚をつかみましょう。
また、子どもが自分からトイレに行きたがるなど興味を持ち始めた時も、
スタートするには良いタイミングです。
トイレトレーニング には前向きな気持ちが大切ではありますが、
トイレが遊ぶ場所になってしまうのはNG。
例えば、トイレットペーパーを必要以上にたくさん出したり、
必要ないのに水を流したり…
思わぬ怪我につながったり、本来のトレーニングとは目的が変わってしまったりするので、
あそびにならないよう注意しましょう。
3.気持ちに余裕をもつことが大切!
いかがでしたか?
ここまで『 トイレトレーニング 』についてお話しました。
トイレトレーニング は子どもが主役ではありますが、
大人の気持ちも重要になります。
大人が焦ったり、イライラしたりしてしまうと、
トレーニングにいい影響はありません。
気持ちに余裕をもち、
子どもがもし失敗してしまったり、嫌がったりしても、
「大丈夫!」
「まあ、いっか!」
という気持ちで受け止められるといいですね。