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保育士試験 言語とは?実技試験の内容と合格へのポイントを徹底解説

保育士言語
保育士試験 言語が不安なあなたへ。課題はいつ発表される?立つか座るかで減点はある?そんな疑問に答えながら、試験の流れをやさしく解説します。さらに、声の出し方など合格のコツも紹介。不合格になる原因や失敗例も押さえ、安心して本番に挑めるようサポートします。
index
1. 保育士試験 言語とは?【実技試験の内容】
2. 保育士試験 言語の課題はいつ発表?変更はできる?
3. 言語実技試験の流れと台本の作り方
4. 合格につながる話し方5つのポイント
①声の出し方
②抑揚のつけ方
③表情を豊かにする
④目線の動かし方
⑤間の取り方
5. よくある疑問【保育士試験 言語】
6. 言語の実技試験が不合格になる理由とやらかし例
7. 子どもに伝える気持ちが合格のカギ

「保育士試験の言語って、どんなことをするの?」
「不合格にならないために、どんな準備をすればいいの?」
そんな不安を感じている方は多いでしょう。
でも大丈夫。
言語実技は正しい準備をすれば安心して合格しやすくなります
なぜなら、評価されるのは「完璧な暗記」ではなく、子どもに語りかけるような声・表情・目線など、保育士としての基本的な表現力だからです。
この記事では、言語実技の流れや課題の内容、合格のために意識したい話し方のコツ、不合格になりやすい“やらかし例”をわかりやすく解説します。
安心して試験に臨めるように、一緒に準備をしましょう

1. 保育士試験 言語とは?【実技試験の内容】

保育士試験の実技は「音楽」「造形」「言語」の3分野から2つを選んで受験します。
言語は、保育士として子どもにお話を語る力をみる試験です。
ポイントは3つ
①指定された課題(昔話3つ)を3分にまとめる
②子どもにわかりやすい声の出し方・表現をする
③身振り手振りや目線で子どもを意識する
「ただ暗記して話す」だけでなく、「3歳児15人が前にいる」ことを想定し、道具を使わずに声と表現力で子どもを引き込む試験です。
◆公式ページには次のように記載されています(令和7年前期)

3歳児クラスの子どもに「3分間のお話」をすることを想定して、子どもが集中して聴けるようなお話を行う。

1~3の課題のうち、指定されたお話を話すこと。

求められる力:
保育士として必要な基本的な声の出し方、表現上の技術、幼児に対する話し方ができること。

課題
「ももたろう」(日本の昔話)
「おむすびころりん」(日本の昔話)
「3びきのこぶた」(イギリスの昔話)

1~3の課題のうち、いずれかを試験室入室後に指定します。指定された課題以外を行った場合は、採点の対象外となります。1~3のどの課題を指定されても話せるように準備しておいてください。

子どもは15人程度が自分の前にいることを想定する。

一般的なあらすじを通して、3歳の子どもがお話の世界を楽しめるように、3分にまとめてください。
お話の内容をイメージできるよう、適切な身振り・手振りを加えてください。

絵本等を持つことを想定せず、お話をしてください。

注意1 :
お話をする際は立ってでも座ってでも構いません。

注意2 :
子どもに見立てた椅子等を前方に用意します。

注意3 :
絵本・道具(台本・人形)等の一切の使用は禁止です。

注意4 :
3分間は退出できません。時間は係がタイマーで計ります。

引用:公益財団法人 保育士養成協議会 https://hoyokyo.or.jp/exam/guidance/practicalexam1.html
↑(2025年)最新情報は必ず、公式ページで調べましょう。

2. 保育士試験 言語の課題はいつ発表?変更はできる?

課題は例年4月頃に発表されます
令和7年から、どのお話にするかを自分で選べないようになりました。
当日、指定されたお話を表現します。
そのため、課題のお話3つすべて、練習しておく必要があります

3. 言語実技試験の流れと台本の作り方

【試験の流れ】
入室:係員の指示に従って入室し、子ども役の椅子に向かいます。
準備:深呼吸をして気持ちを落ち着け、3分間のお話を始める準備を整えましょう。
お話スタート:「みなさん、こんにちは」など導入の言葉から始めます。
3分で終了:合図があっても途中で止めず、一言、自分の言葉でお話を締めくくりましょう。
ポイント
入室からすでに見られていることを意識しましょう
【台本の作り方】
導入:子どもが集中できるよう「むかしむかし、あるところに…」など、心をつかむ始まり方を考えます。
お話の展開:3分で終えられるように要点をまとめ、場面の切り替えは抑揚や間で工夫しましょう。
締めの言葉:「これでおしまい」など、子どもに安心感を与える言葉で締めます。
ポイント
台本は丸暗記ではなく流れを頭に入れて表現できるようにしましょう

4. 合格につながる話し方5つのポイント

①声の出し方

口を大きく開けて、はっきりと話しましょう。
声量よりも、明瞭に伝わることが大切です。
例えば「ももたろう!」と呼ぶときには少し強めに。
優しいセリフでは柔らかい声で。
強弱をつけると、子どもが自然にお話に入り込めます

②抑揚のつけ方

単調に読むと子どもは飽きやすくなります
「おばあさんが川で洗濯をしていると〜」は落ち着いた声で。
「おむすびがコロコロ転がっていく!」は少し弾む声で。
場面ごとに抑揚を変えると臨場感が出ます。

③表情を豊かにする

言葉だけでなく、顔の表情も大切です。
笑顔で話すと安心感が伝わり、驚いた表情をすると子どもも「どうなるんだろう?」とワクワクします。
無表情で淡々と話すのはNG
保育の現場と同じように、顔全体で感情を伝えましょう。

④目線の動かし方

子どもたちが15人ほど座っている場面をイメージしましょう。
前列から後列へ、右から左へと順番に視線を動かすのがおすすめです。
「一人ひとりに語りかけている」という気持ちを持つと、自然に目線も優しくなります。

⑤間の取り方

早口で詰め込むと、子どもはついてこられません
「おむすびが…(少し間)…ころりん!」と、あえて間を取ることで、お話の面白さや期待感が高まります。
一文ごとに区切りを意識すると、子どもがイメージを膨らませやすくなります。
並んで椅子に座る園児

5. よくある疑問【保育士試験 言語】

Q.語り(実演)は立ったほうがいい?座ってもOK?
A.
立って語る人が多いですが、座ってもどちらでも問題ありません
Q.時間が余ったらどうすればいい?
A.
時間が余った場合は「これでおしまいです」と自然に締めればOK。
焦って伸ばす必要はありません
Q.言語・音楽・造形で一番難しい科目は?実技はどれがいい?
A.
「言語は、暗記や表現力が求められる」
「音楽は、練習量が必要」
「造形は、即興力が試される」
それぞれの特徴を知り、自分の強みで選ぶことが大切です。

6. 言語の実技試験が不合格になる理由とやらかし例

失敗・やらかし例
・声が小さい
・台本を丸暗記しすぎて子どもを見ない
・途中で止まって沈黙してしまう
・無表情で淡々と進めるなど
合格のカギは“子どもに語りかける意識”です。
「合格につながる話し方ポイント」を練習しましょう。
×の札をもつ女の子

7. 子どもに伝える気持ちが合格のカギ

保育士試験の言語実技で大切なのは、台本を完璧に覚えてスラスラ話すことではありません。
評価されるのは「子どもにお話を届けようとする気持ち」です。
そのために「意識したい5つのポイント」を思い出しましょう。
意識したい5つのポイント
①声の出し方
②抑揚のつけ方
③表情を豊かにする
④目線の動かし方
⑤間の取り方
見出し4. 合格につながる話し方5つのポイント」でもう一度、復習しましょう。
これらを意識して練習すれば、「子どもが前にいるイメージ」で安心して挑めます。
声・表情・目線・間を意識し、自分らしい語りで練習して挑んでくださいね
実技試験、応援しています。

執筆者:まこ 先生(保育教諭1)

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