保育士試験の実技対策まとめ!音楽・言語・造形の3つから2つを選ぶ保育実技試験。それぞれの特徴や選び方、独学での対策法、落ちる人の特徴、当日の流れまでやさしく解説します。独学で不安な方も、これを読めばきっと大丈夫です。
「ピアノも絵も苦手…そんな私でも実技試験に合格できるのかな?」
保育士試験の実技は、筆記とは違う“表現力”が求められるため、不安を感じる方がとても多いです。
でも大丈夫。
実技試験は「音楽・言語・造形」の3つの中から、自分に合った表現方法を2つ選ぶことができます。
この記事では、それぞれの実技の特徴や、対策方法・当日の流れまでをまとめてご紹介。
苦手なことがあっても「これならできそう」と思えるヒントが見つかるはずです。
まずは、実技試験がどんなものなのか、基本から一緒に確認していきましょう。
1. 保育士試験 実技対策の前に「実技試験って何するの?」
保育士試験の実技は、筆記試験に合格した人だけが受験できる2次試験です。
内容は「音楽」「言語」「造形」の3つから2つを選んで受験します。
評価は100点満点中60点以上で合格
| 分野 |
試験時間 |
内容 |
補足 |
| 音楽表現 |
約2〜3分 |
課題曲2曲の弾き語り |
ピアノかギター(アコーディオンはR7年度以降選択不可) |
| 言語表現 |
約3分 |
子どもに語る設定で素話 |
テーマ・登場人物は事前に発表される |
| 造形表現 |
45分 |
与えられたテーマの保育シーンを描く |
鉛筆(シャープペンシル)色鉛筆使用 |
「この3つの中で、“自分に合った2つ”を選べばいい」ことを知っておくだけでも、気持ちが少し軽くなりますよ。
2. 保育士試験 実技3つの中からどうやって選ぶ?
自分の得意や苦手から考えるのが基本です。
「自分の気持ちがこもる表現はどれか?」を基準にしてもOK◎
今までの試験内容を一度見てみましょう。
自分で取り組んでみて、気づくこともあるかもしれませんよ。
最近の課題例
音楽表現:「ハッピーバースデートゥーユー」「証城寺の狸囃子」を弾き歌いする
言語表現:『ももたろう』を3歳児に語る
造形表現:「生活の中で見つけた音を楽しむ遊び」絵画で表現する
3. 保育士試験 実技対策 音楽・言語・造形のポイントまとめ
【音楽表現】
ピアノが弾けないと不安になる方も多いですが、安心してください。
ピアノが弾けなくても合格できます。
課題曲は片手の演奏でもOKです。
大切なのは歌声や表情、子どもに届けようとする気持ちです。
多少間違えても、止まらずに演奏し続けることが大切。
子どもが歌いやすいようにリズムを保ち、自分らしい表現を意識しましょう。
【言語表現】
子どもに伝える「語り」がテーマです。
内容の構成、話すスピードや声のトーン、表情などが見られます。
緊張しても、やさしく丁寧に伝える気持ちがあれば大丈夫。
【造形表現】
テーマに合った保育場面を描く試験です。
子どもの表情や動き、保育者との関わりなどが自然に描けているかがポイント。
苦手意識がある人でも、構図を工夫すればしっかり伝わります。

4. 保育士試験 実技対策は独学でもできる?おすすめの対策方法
実技対策は、独学でも可能です。
過去課題の自主練習で合格する人も多くいます。
市販のテキストや参考書、YouTubeでの実技動画、SNSでの体験談なども活用できますよ。
(独学の実技対策)
◎音楽
*簡単な伴奏を選んで練習しよう
*録音した伴奏と歌を客観的に聞いて、改善していきましょう
◎言語
*時間を計って練習しよう
*人に聞いてもらいましょう(視線も意識してみて)
◎造形
*過去テーマで描いてみよう
*時間を計って時間を意識して描く練習をしましょう

実技対策の講座を使う人もいます。
金額や自分のスケジュールに合わせて無理なく選びましょう。
5. 実技試験で落ちる人の特徴とは?不合格の理由
合格基準は60点以上(100点満点)です。
表現力や積極性・伝えようとする姿勢等が見られています。
不合格の例
・テーマからずれた内容になってしまった
・声が小さすぎて聞こえなかった
・緊張して最後まで弾けなかった
技術よりも「子どもたちに伝えようとする姿勢」を意識することで評価は上がります。
もし不合格になっても、来年再受験できるので、構えすぎずに取り組みましょう。
失敗は“終わり”ではありません。

6. 保育士試験 実技対策 当日の流れと注意点
◎当日の流れの紹介
1. 受付
2. ガイダンス・控室で待機
3. 順番に試験室へ移動
4. 実技試験開始
5. 終了後は退出(造形は終了時間まで)
◎当日の注意点
服装は清潔感のあるもの(スーツでなくてもOK)
忘れ物チェック(受験票・楽譜・鉛筆など)
緊張をほぐす方法を用意しておく(深呼吸・お守り)

流れと注意点を確認して、不安な気持ちを減らして当日を迎えましょう。
7. 保育士試験 実技対策まとめ「自分に合った実技を見つけよう」
保育士試験の実技は、3つ(音楽・言語・造形)の課題の中から2つ選べます。
実技対策 まとめ
・技術よりも「子どもに伝えようとする気持ち」が大切
・必ず最新の課題曲・テーマを公式で確認
・制限時間内で練習を繰り返す
あなたらしい表現で、子どもたちに届けるつもりで臨めば、きっと大丈夫。
応援しています。