保育実習 不安を感じているあなたへ。不安の原因や準備チェックリスト、初日の流れをやさしく解説します。保育士さんとの関わり方や実習中の困りごとQ&Aも記載しています。失敗が怖いあなたも、この記事で安心して一歩を踏み出せるはずです。
「実習が不安…」「自分にできるかな」
そんな気持ちを抱えているあなたへ。
保育実習を控えて、不安になるのは自然なことです。
でも、大丈夫。
一つずつ準備していけば、少しずつ自信がついていきます。
この記事では、実習前によくある不安と、その乗り越え方をまとめました。
「私にもできそう」と思ってもらえると嬉しいです。
1.保育実習が不安なのはなぜ?【よくある悩み5つ】
不安な気持ちになるのは真剣に向き合っている証拠です。
多くの学生さんが感じている“よくある悩み”を5つ紹介します。
① 実習先の雰囲気がわからない
② 子どもとうまく関われるか心配
③ 実習記録や日誌が難しそう
④ 保育士さんとの関係づくりが不安
⑤ 体力・緊張・生活リズムへの不安
不安は“慣れない環境に向かうからこそ”生まれるもの。
少しずつ慣れていくことで、落ち着いて過ごせるようになりますよ。
2.保育実習前にやっておきたい準備リスト5つ
“わかっていること”が増えると、不安はぐっと減ります。
「できることからでOK!」無理なく取り組んでみてくださいね。
①通勤ルートを確認しておこう
実習初日に遅刻してしまうと、緊張がさらに高まってしまいます。
事前に通勤ルートを確認し、できれば同じ時間帯に一度行ってみるのがおすすめです。
「この駅、朝はすごく混むんだな」「この出口から出ると園が近いな」など、当日のイメージができると焦らず行動できますよ。
②園の理念や1日の流れを調べておこう
園の保育理念や行事予定、1日の過ごし方などを確認しておきましょう。
「午前はどんな活動をするのかな?」「何を大切にしている園なんだろう?」と、具体的に想像できると安心感がちがいます。
完ぺきに覚える必要はありませんが、どんな保育を大切にしているかを知っておくことが、先生への質問のきっかけにもなりますよ。
③実習ノート・筆記用具を準備しておこう
ノートやバインダー、複数本のペン、消しゴムなどを忘れずに。
小さめのメモ帳を準備しておくと便利です。
「あとでまとめよう」と思っていたら忘れてしまった…なんてことも。
完璧な記録じゃなくてOK。
思いついたことをサッと書き残せれば十分です。
④手あそび・歌・絵本に触れておこう
子どもたちと関わるうえで、手あそびや歌はとても頼りになるツールです。
よく使われる歌やあそび・絵本を少し練習しておくと、気持ちにも余裕が生まれます。
手遊びは「グーチョキパー」「はじまるよ」絵本は「だるまさんが」など、よく使われる定番からでOK!
子どもとの距離を自然に縮めるきっかけになりますよ。
⑤体調を整えよう(早寝・早起きリズムを)
実習中は体力的にも気力的にもパワーを使います。
1週間ほど前から早寝・早起きを意識して体調を整えておきましょう。
「朝ごはん食べてすぐ動けるかな?」「通勤の服はこれでいいかな?」など、少しずつ準備モードに入っておくと安心です。
「これだけでもやっておけば大丈夫」と思える準備を、できることから始めてみてくださいね。
3.保育実習初日はどうなる?流れと心構え
初日の基本的な流れと、心構えのポイントをお伝えします。
あらかじめイメージできているだけで、気持ちがラクになりますよ。
実習生の1日の流れ(例)
園や年齢によって違いはありますが、実習初日の多くは「見学+少し手伝い」のスタートが一般的です。
| 時間 |
内容例 |
| 8:15〜8:30 |
登園・出勤・職員室であいさつ・朝礼参加 |
| 9:00〜 |
朝の会・自由あそび(見守り・手伝い) |
| 10:00〜 |
主活動(製作・外あそび・行事練習など) |
| 11:30〜 |
給食(配膳や食事の援助) |
| 13:00〜 |
午睡の見守り・記録記入・片付けなど |
| 15:00〜 |
おやつ・帰りの会 |
| 16:00〜 |
降園サポート・職員との振り返り |
| 17:00〜 |
帰宅 |
実習初日に心がけたいこと
あいさつは、元気に・笑顔で
「おはようございます」「よろしくお願いします」など、あいさつは第一印象のカギ。
声と笑顔だけで印象が大きく変わります。
自己紹介はシンプルに準備しておこう
「○○学校の△△と申します。○月○日までよろしくお願いします。」
あらかじめ文章を考えておくと、スムーズに話せます。
“見ること”も大事な学び
「何かしなきゃ」と焦らなくても大丈夫。
最初は先生たちの動きや子どもの様子をしっかり観察することも、立派な学びです。
子どもと目を合わせて笑うところから
いきなり話しかけられなくても、目を合わせてにっこりするだけで、子どもたちとの距離は自然と縮まっていきます。
実習記録のために、こまめにメモを
メモ帳をポケットに入れておき、気づいたことはすぐにメモ。
あとから記憶を頼りにすると、意外と忘れてしまいます。
4.保育実習生の気になる不安FAQ
保育実習、気になる不安ごとがたくさん出てきますよね。
そんな不安にFAQ形式でお答えします。
Q.保育士さんとの関わり方が難しい…
A. まずはあいさつと、短いひと言からはじめてみましょう。
保育士さんは忙しく動いていますが、活動の合間や午睡中などの落ち着いた時間が声をかけやすいタイミングです。
「今、お時間よろしいですか?」とひと声かけると安心。
Q.保育実習でつらかったことは?
A. 人間関係・実習記録・子どもとの関わりに悩む人が多いです。
「声をかけても無視された」「記録が書けない」「話しかけるタイミングがわからない」など、戸惑いや焦りを感じるのはよくあること。
でも、それは“慣れていないだけ”で、あなたがダメなわけではありません。
少しずつできることを増やしていければ大丈夫です。
Q.保育士がしんどいと感じやすい時期とは?
A. 実習をはじめ、1年目・年度始め・行事前などはしんどさを感じやすい時期です。
実習生の場合、「現場に慣れないこと」「評価されている不安感」からしんどく感じることが多いです。
でも、それは成長中の証拠でもあります。
「今しんどいのは当たり前なんだ」と思えるだけでも、少し気が楽になりますよ。
Q.ダメな保育士と思われたくない…
A. 大丈夫。実習では“完璧”よりも“誠実さ”が大切です。
実習生のうちは「できないことがある=ダメ」ではありません。
大切なのは、“子どもに寄り添おうとする気持ち”と“学びたい姿勢”です。
前向きな姿勢は必ず伝わります。
Q.保育実習で気をつけることは?
A. あいさつ・時間厳守・服装・メモ・声の大きさなど、基本的なことこそ大事です。
実習先では、「当たり前のことを当たり前にできる人」が信頼されます。
どれも難しいことではないので、一つずつ丁寧に取り組めば大丈夫。
特別なスキルよりも、「姿勢」が評価される場です。
5.保育実習は不安で当然!一歩ずつ進もう
保育実習だけでなく、施設実習や教育実習でも不安を感じるのは当然です。
しっかり準備をして、一歩ずつ実習に慣れていきましょう。
保育実習は、多くのことを経験する貴重な時間です。
事前にできる準備をしておくだけで、「ちょっと安心」と思えるはず。
実際に始まってみると、うまくいかない日や、戸惑うこともあるかもしれませんが、あなただけではありません。
実習は完璧を求める場ではなく、少しずつ学ぶ場です。
子どもとの関わりや現場の雰囲気を感じながら、あなたのペースで成長していけば大丈夫。
迷ったときや不安なときは、この記事をまた読み返してくださいね。
あなたの頑張りを、ちゃんと見てくれる人は必ずいます。
応援しています!