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運動会実習、何をすればいい?実習生の動き方・心構え・日誌の書き方

運動会実習
「保育実習中に運動会がある。実習生は何をすればいいの?」という保育学生さんの不安に寄り添い、実習生ができる動き方・配慮ポイント・記録の書き方までやさしく解説します。練習〜本番・振り返りまで学べます。行事を通して、保育の学びを深めましょう。
index

1.運動会で実習生は何をすればいい?
○実習生ができる3つの関わり方
○実習生が気をつけたい配慮ポイント
○運動会実習での大切な心構え
2.【運動会実習・日誌の書き方】避けたいNG表現と伝わる記述のコツ
○これで安心!記録の書き方3つのコツ
○知らずに書いてしまうかも?避けたいNG表現
○このまま使える!場面別の例文
3.実習後の振り返りと感謝の伝え方
4.行事を通して保育の学びを深めよう

運動会の時期に実習があるけれど、実習生って何をすればいいのかな?
そんな不安を感じている保育学生さんも多いのではないでしょうか。
普段の保育とちがい、行事の日は先生も子どもたちもいつも以上に特別な雰囲気に包まれます。
だからこそ、実習生にとっては”保育の工夫”と“子どもの姿”を深く知るチャンスです。
この記事では、運動会で実習生にできること、気をつけたい配慮、実習記録の書き方まで、やさしく解説していきます。

1.運動会で実習生は何をすればいい?

運動会の実習では、練習期間も本番当日も、実習生にできる関わりがあります。
「運動会で実習生が具体的に何をすればいいのか」をお伝えします。

実習生ができる3つの関わり方

①子どもの安全を見守る

2歳児などの乳幼児クラスでは、雰囲気に緊張して泣き出したり、急に動けなくなったりすることもあります。
列に並ぶのが苦手な子、途中でふらふらしてしまう子。
どんな場面でも、子どもが安心して参加できるように後ろや横からそっと見守ることが大切です。

②声かけや応援で子どもを支える

「がんばってるね」「かっこいいね」などの言葉が、子どもの自信につながります。
関係がまだ浅くても、やさしい声と笑顔で見守るだけでも十分な関わりになりますよ。

③保育士の動きを観察し、学ぶ

行事の中では、先生たちの配慮が光る場面がたくさんあります。
落ち着いて声をかける姿や、雰囲気を和らげる声のトーンなど、子どもたちが安心できる工夫を学ぶいい機会です。

※あわせてやっておきたい準備

当日の動きがスムーズになるよう、以下の点も事前に確認しておきましょう。
・プログラムや役割の確認(小道具の移動などを任されることも)
服装の指定があるかの確認(職員と統一されている場合があります)

実習生が気をつけたい配慮ポイント

・無理に前に出すぎない
・泣いている子には「急がせる」のではなく、「待つ」ことも大切な配慮

運動会実習での大切な心構え

「目立たなくていい」
練習も本番も、“子どもを主役にする”保育の姿勢は同じ。
実習生として、その気持ちを大切にしながら関わっていきましょう。

2.【運動会実習・日誌の書き方】避けたいNG表現と伝わる記述のコツ

運動会の実習記録では、子どもたちの姿を“具体的に”書くことが大切です。
「がんばっていた」ではなく、“んな場面で、どんな姿だったか”を丁寧に書くことで、伝わる記録になります。

これで安心!記録の書き方3つのコツ

①子どもの行動や表情を具体的に書く

「○○くんは走る前に不安そうな顔をしていたが、先生に声をかけられて安心したようにスタートした」
「ダンスの入場時、○○ちゃんは緊張した様子で立ち止まっていたが、隣の友だちが手を握ると笑顔になり、一緒に走り出した」

②保育士の声かけや支援を記録する

「○○先生は、列から外れそうな子に優しく声をかけ、自然に戻れるようにしていた」
「○○先生は、泣いている子の目線に合わせて『大丈夫だよ、先生もここにいるよ』と繰り返し声をかけ、安心できるようにしていた」

③自分の関わりや学びを言葉にする

「実習生として声をかけたとき、子どもの表情が少しほぐれたのがうれしかった。寄り添うことの大切さを感じた」
「走るのを迷っていた子に『応援してるよ』と声をかけたら、小さくうなずいて走り出した。自分の声かけが力になったことが嬉しかった」

知らずに書いてしまうかも?避けたいNG表現

・「えらい」「いい子」「ちゃんとしていた」などの評価的・あいまいな言葉
・「みんながんばっていた」「とても感動した」で終わる記述

このまま使える!場面別の例文

ねらいとして書く

「子どもたちが練習の成果を発揮できるよう、安全を見守りながら、一人ひとりに声をかけて関わる」
「子どもたちが達成感や満足感を味わえるよう、見守りながら関わり、安心できる雰囲気づくりを心がける」

練習期間の様子を記録する

「○○ちゃんは毎回列から外れていたが、先生の声かけや見守りで、最後には自分から並べるようになっていた」
「○○くんは最初、かけっこの順番が待てずに走り出してしまっていたが、先生と一緒に繰り返し練習する中で、スタートの合図を聞いてから走れるようになっていた」

心構えを書く

「子どもたちが安心して行事に参加できるよう、自分にできることを見つけて関わる姿勢を大切にしたい」
「初めての行事で戸惑う子もいる中、笑顔で見守ることや安心できる言葉かけを意識し、子どもたちの気持ちに寄り添いたいと感じた」
日誌は評価のためではなく、自分の学びのために書くものです。
書くことで、自分が実習中に得た気づきを深められます。

3.実習後の振り返りと感謝の伝え方

運動会実習は、終わってからが本当の学びのスタート
子どもたちの成長や先生のプロの技、そして自分の気づきをしっかり振り返ることで、保育士としての視野がグッと広がります。
感謝の気持ちを伝える例文もご紹介しますね

3つの振り返りポイント

①子どもたちはどんな様子だったか?

→ 行事を通して見えた“成長の瞬間”を思い出しましょう

②保育士の関わりや配慮で、印象に残ったことは?

声かけ・雰囲気づくり・サポートの仕方など

③自分は何を学んだか?どう感じたか?

→ 実習前と比べて、変化したことや気づいたことを大切に

お礼を伝えるひとこと例文

「運動会という大切な行事に関わらせていただき、子どもたちの頑張る姿からたくさんの学びをいただきました。先生方のご指導に心から感謝しております。」
短くても、自分の言葉で素直に伝えると、それだけで気持ちは届きます。
運動会 保育園 笑顔の子ども

4.行事を通して保育の学びを深めよう

行事の実習は、普段とは違った緊張感がありますが、その分、子どもや保育士の姿から多くのことを学べます。
実習生だからこそ気づけることもたくさんあります。
きることを、ていねいに
この気持ちを大切に、学びを積み重ねていってくださいね。

執筆者:まこ 先生(保育教諭1)

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