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【保育】複数担任の役割やストレスに感じる悩みとは?コツ&経験談もご紹介!

複数担任での保育は、役割分担や職員間でのコミュニケーションが重要です。今回は「複数担任での保育」をテーマに取り上げ、メリットや人間関係のコツなどをご紹介します。これから複数担任でクラスをもつ方や、保育に悩んでいる方の参考になれば幸いです。
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1. 複数担任の保育で重要となる3つの役割
【リーダー】は保育を引っ張っていく
【サブ】は全体を見ながら臨機応変に動く
【雑】は雑務をこなしながら保育を支える
2. 複数担任の保育はストレスを感じる? お悩み事例
事例1:保育観や考え方が合わない
事例2:報告してもらえない
3. 複数担任の保育におけるメリット5つ
①保育の安全性が高くなる
②子どもを複数の視点で見られる
③仕事の分担ができる
④保育の幅が広がる
⑤困ったときに協力し合える
4. 経験談アリ!複数担任でうまくやっていくコツとは?
・報連相を忘れずに行う
・自分と相手との違いを理解して関わる
・お互いに感謝の気持ちをもつ
5. 保育のお悩みは「ほいコレinfo」をチェック!
複数担任の保育はどう役割分担する?
うまくやっていけるか心配…
国の配置基準の見直しにより、
乳児クラスだけでなく幼児クラスでも複数担任が増えてきています。
そんな中、複数担任をストレスに感じたり
悩みを抱えたりしている方もいるのではないでしょうか
今回は「複数担任での保育」をテーマに、
それぞれの役割やお悩み事例、メリットや人間関係のコツなどをご紹介します

1. 複数担任の保育で重要となる3つの役割

複数担任で保育するときに重要なのは、役割を分担することです。
まず、保育の役割としてよく聞かれる「リーダー」「サブ」「雑」の3つを解説します。

【リーダー】は保育を引っ張っていく

「リーダー」は保育内容を計画し、それに沿って保育を主導していく役割
この場合の「リーダー」はクラスの責任者を指すクラスリーダーではなく、
保育の役割上でのリーダーです。
リーダーの仕事内容例
・週案や日案を計画する
・主活動に必要なものを準備する
・クラスの活動を引っ張っていく
・保育日誌を記入する など
リーダーには、活動内容や時間配分などを考えて保育を組み立てる力が必要となります。

【サブ】は全体を見ながら臨機応変に動く

「サブ」はクラス全体を見て判断しながら、リーダーと雑の間で臨機応変に動く役割
サブはリーダーのサポートをしながら子どもを見つつ、
雑の手伝いが必要な場面では雑のサポートも行います。
サブの仕事内容例
・リーダーを補助しながら子どもを見る
・配膳や活動準備など雑のサポートをする など
サブには、そのときどきで自分のやるべきことを判断する力が必要となります。

【雑】は雑務をこなしながら保育を支える

「雑」は保育がスムーズに進むよう雑務を担当しながら子どもを見る役割
雑は保育中に行わなければならない雑務である準備や片付け、配膳や掃除を担当します。
雑の仕事内容例
・配膳する
・保育の準備をする
・保育の片付けをする
・保育室を掃除する
・ペースのゆっくりな子どもを後ろからサポートする など
雑には、見通しをもって効率的に雑務をこなす力が必要となります。

2. 複数担任の保育はストレスを感じる? お悩み事例

複数担任での保育にストレスを感じる…
そんな複数担任での保育においてよくある悩みの事例を見てみましょう。

事例1:保育観や考え方が合わない

複数担任の保育では、保育者同士の保育観や考え方が合わずストレスに感じることがあります。
【よくある悩み】
・一年間の保育の方向性、取り入れる活動などについて意見が合わない
・子どもへの声の掛け方、援助のタイミングなど子どもとの接し方について考え方が合わない
・クラスリーダーである保育者の保育観や考えが優先されがち

事例2:報告してもらえない

複数担任の保育では、情報を「聞いていない」「知らなかった」という報告漏れが重なるとストレスを抱える原因となります。
【よくある悩み】
・ミーティングや会議の内容、クラス運営上必要な情報を担任間で共有できていない
・保護者対応が必要な情報、子どもの怪我や事故に関する情報が共有できていなくて困った
・報告してもらえないことが重なり不信感が募った

3. 複数担任の保育におけるメリット5つ

①保育の安全性が高くなる

複数担任での保育はさまざまな方向から子どもを見守ることができ、
一人で保育するよりも安全性が高くなります。
クラスの在籍人数によっては配置基準ギリギリではなく少し余裕のある人数で保育できることもあるのです。
また、思い込みや見落としなどのミスは、
複数担任だと事前に気づいてカバーし合えることも多いでしょう。

②子どもを複数の視点で見られる

複数担任では、子どもをそれぞれの保育者がもつ違った視点で見られます。
複数の視点で子どもを捉えることで客観性が増し
子どもの一面を共有し合うことでその子どもの正しい理解につながるでしょう。

③仕事の分担ができる

複数担任での保育は、仕事を分担することでそれぞれの負担が軽くなります
連絡帳、保育日誌の記入や月案、クラスだよりなどの作成、保育準備、掃除、消毒などは分担も可能です。

④保育の幅が広がる

複数担任での保育は、複数だからこそできる活動が可能となり保育の幅が広がります
複数担任だと活動によってはグループに分けた保育ができたり、
園外保育など人手が必要な活動も取り入れやすいでしょう。

⑤困ったときに協力し合える

複数担任だと困ったときにフォローし合えることもメリット。
たとえば、体調が悪いとき、休みが欲しいときなどは協力し合えば無理をせずに済みますよね。
また、期限の迫った仕事がある場合は、お互いに手伝うなど協力し合えれば仕事がスムーズに進みます
複数担任

4. 経験談アリ!複数担任でうまくやっていくコツとは?

・報連相を忘れずに行う

複数担任では、報告・連絡・相談(報連相)が何よりも大切です。
情報共有ができていないと仕事にも支障が出てきます。
普段からこまめにコミュニケーションをとるよう意識しましょう。
経験談メモ
情報共有は、口頭で伝えるだけだと漏れや誤解がうまれやすくなります。
ミーティングでのやり取り、保護者とのやり取り、子どもの連絡事項などはクラス専用の情報共有ノートを作って対処しました
また、ノートに記入した旨を一言添えたり、確認したら「ノート確認済です」と声をかけたりするようにしました。

・自分と相手との違いを理解して関わる

考え方が100%同じ人間はいません。
自分と相手は考え方に違いがあるものだと理解しておきましょう
また、自分の考えをきちんと言葉で伝えることが大切です。
経験談メモ
「なんでわかってくれないんだろう?」と考えるより、
「あの先生はこう考えるのか」「どう言えば伝わるだろう?」とまずは冷静になることが大切です。
普段から相手の考えも積極的に聞くようにすると、相手への理解にもつながりました。

・お互いに感謝の気持ちをもつ

周囲に感謝の気持ちをもち、謙虚さを忘れないことが仕事する上で大切なことです。
慣れてくると「当たり前」のことが多くなり、つい感謝を忘れてしまいがち。
年齢や経験年数は関係なく周囲に感謝ができる方は、話し方や振る舞いがステキですよね。
経験談メモ
合わないと感じる相手でも、相手の尊敬できるところを見つけるよう意識するとよいと思います。
小さなことでも言葉で感謝を伝えるようにすると、
職員間の雰囲気もよくなり、コミュニケーションが取りやすくなりました。
ポイント

5. 保育のお悩みは「ほいコレinfo」をチェック!

今回は「複数担任での保育」をテーマに取り上げました。
他にも保育に関するお悩みを抱えていませんか?
そんなときは保育情報満載の「ほいコレinfo」をチェック
子どもとの関わり方や保護者対応、疲れた時のセルフケアについてなど、
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執筆者:たか 先生(保育教諭1)

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