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幼児期に遊びたい! ボール遊び を保育に取り入れよう!

ボール遊び
ボール遊び は老若男女問わず楽しいものです。幼児期においては ボール遊び は楽しいという経験とともに、手指の発達やほかにも様々な発達を促してくれます。保育に積極的に取り入れて、すばらしい経験を積ませたいですね!運動を取り入れたい先生方の参考になれば嬉しいです。
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1. コーチ歴あり!の私が ボール遊び をご紹介します

みなさんお久しぶりです!りんご先生です。
今日は ボール遊び についてご紹介します。
私はバスケットボールをして、自身の練習や大会、そしてコーチ業もやっています。
今回は、この経験を生かして、幼児でも出来る ボール遊び の種類とその目的を考えました。
 ボール遊び の種類、はぐくむ発達についてまとめましたので、ぜひ参考にしてみてくださいね♪

2.  ボール遊び の種類と目的

【ボールつき遊び】

ボールをつく動作というのは、力を入れればボールは大きく跳ね、逆に力を入れなければ跳ね返ってきません。
その経験の中で、「このくらい力を入れれば、このくらい跳ね返ってくるな」と考え、力加減を覚えていくことが出来ますよ。
ボールつき遊びの進め方
〇両手でボールを持って地面についてキャッチ
跳ね返ってくるボールをちゃんと捕まえられるかな?
〇片手でボールをついてみよう
何回つけるかな?
左右の手で交互についてみよう!
難易度上!振り上げた足の間を通してみよう!(あんたがたどこさ♪もgood!)
ボールをつく動作は、普段ボール遊びしている子でもミスをせず何回もとなると難しい動作です。
私でもミスしますので、子ども達がうまくできなくても焦らずに見守ってあげましょうね。
ボールつき遊びは難しいので、年中~年長さんでやるのがオススメです!

【ボール投げ遊び】

ボール投げは年少さんからできます。
 ボール遊び の中に、積極的に取り入れていきましょう!
ボール投げ遊びの進め方
〇的当てゲーム
コーンや大型積み木等を積み上げて的にします。
ねらいを定めて、的あてしましょう!
〇フラフープのリングの中にボールを通そう!
フラフープを上向きに持って、その中に入れてみよう!
気分はバスケ選手?!
〇お友だちに向かって投げてみよう
2~3人でボールを順番に投げあってみよう
ちゃんとお友だちまで届くかな?
投げ方次第で使う筋肉が違うので、様々な投げ方を教えると身体の発達にとてもいい効果があります。
お友だちとペアで遊ぶと、ボールをキャッチするという動作も自然と生まれてきます。
キャッチする動作は、キャッチするまでのボールの速度や飛んできた場所などを見て動体視力の発達を促します。
なるべくボールを落とさないようにすることで、バランス能力や身体操作の能力が発達していきますよ。
年少さんは、なにか物に向かって投げる遊び、年中長さんは、対人のボール投げ遊びをおすすめします。
ポイント!

年少さんはまだ力加減が分からないので、おともだちの近くでは投げない、近かったら優しく投げる、かならずバウンドさせるなどルールを作ってあげましょう。

さらに身体能力にプラスしたいときは…
「どのくらいの力で投げれば届くのかな?」
「どのように投げれば思ったところに投げられるのかな?」
など考えられるような遊びの設定にすれば、力をコントロールする能力や、身体操作の部分で発達が促せます。
的当ての距離をのばしたり、フラフープを高くしたりして、難易度を調整してみてくださいね。

3. ボール遊び における留意点

 ボール遊び は楽しい反面、危険がつきものです。
子ども達が最後まで楽しく遊ぶことが重要なので、私が考える留意点を参考にしてみてくださいね。

【環境を整えてから始めよう】

○片付けの習慣を身に付ける
ボールがそこらへんに転がっていると、そのボールに気づかずに踏んで転倒することがあります。
足首を捻挫したり、転んだ時に手首を骨折したり、頭をぶつけてしまう危険性も…
ケガを予防するために、お片付けのルールを徹底しましょう。
○ボールの状態を確認する
素材がやわらかくても空気をパンパンに入れてしまうと、当たった時に痛かったり、予想以上に跳ねて顔にぶつけてしまうことがあります。
ですので、空気は7~8割程度入れることがおすすめです。

【 ボール遊び のルールはちゃんと決めましょう】

ルールを知らない子にはルールを教えてあげるところから始めます。
ルールの中で遊ぶのが難しいようであれば、その子には他の遊びを促しても良いでしょう。
ルールを知っている子には、「ルールを知らない子には優しく教えてあげようね!」と伝え、皆で楽しめるように協力をしてもらいましょう。

4.先生も ボール遊び を楽しもう!

子どもにとって ボール遊び は全身の発達を促し、ルールがある遊びを覚えるきっかけにもなるので、積極的に保育に取り入れていきましょう!
大人になっても、続けられるかもしれないですし、なにより動体視力が発達すれば危機回避能力があがるのではないかと思うので、本当にオススメです。
先生が楽しんで遊べば、さらに明るいクラスが出来ますよ!

執筆者:りんご先生(保育教諭2)

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