6月に入り、梅雨の季節がやってきました。この時期は、雨で子ども達がすべってしまったり、転んで ケガ をしやすくなるので保育園でも十分注意が必要です。梅雨に保育園で ケガ をしやすいのはどんな場面なのか、また予防法を看護師の私からお伝えします。
1. 保育園でも要注意!梅雨に ケガ が増える理由は?
保育士のみなさん!保育園で4月のつぎに ケガ が多いのは6月ということを知っていますか?
梅雨の時期は普段に増して、子どもの ケガ が増えます。
外遊びの時間が減ってストレスが溜まっていたり、逆に雨で遊ぼうと子ども達は大人の想像をはるかにこえた動きをしてきますよね。
そんな時に ケガ をすることが多くなるので、保育園でも十分に注意をしていきましょうね。
なぜ梅雨に ケガ が起こりやすくなるのか、一緒に考えていきましょう!
ケガ が増える原因は?
・雨で床や地面がぬれて滑りやすくなる
・子どもが傘で遊んでしまう
・雨で遊ぼうと、子どもが走り回る
などがあげられると思います。
大人は雨が降ると、少し憂鬱な気持ちになりますよね…
しかし子ども達は、そんなのお構いなし!
水たまりに入ってビチャビチャになって遊んだり、雨の中走り回ることも大好きです。
雨は子ども達にとって、「最高のおもちゃ」なのですが、その分注意も必要です。
保育園で子ども達が大きな ケガ をしないようにしっかりと対策をしていきましょう!
2. 梅雨に ケガ が起きやすい場面と予防法
つぎに梅雨の時期、保育園で ケガ が起こりやすい場面と ケガ の予防法について簡単に解説をします。
保育士さんなら一度はヒヤッとした場面もあると思います。
【登園時と降園時】
登園時や降園時は、とても ケガ をしやすい場面です。
子どもがさしている傘でいきなり戦いごっこが始まってしまったり、
雨でテンションが上がり、走り回って滑って転ぶ…なんてこともあります。
梅雨の時期はとくに、子どもの受け入れの時に注意していきましょうね。
予防法
・床がぬれていたらその都度拭く
・雨具は保護者に持ち帰ってもらうか、指定の場所に保管をする
・子ども達一人ひとり手をつないで受け入れをする
子ども達にも「雨で滑るからゆっくり歩こうね」「先生と手をつないでお部屋に入ろう!」と声掛けをしましょう。
降園時も同じように、保育士さんは子どもと手をつないで保護者に引き渡すと安全です。
【保育室で遊んでいる時】
梅雨の時期は、保育室内で遊ぶことが増えます。
外遊びができない時は、そのストレスで子ども達の動きがいつも以上にアクティブになりがち…
そうするとお友達同士がぶつかってしまったり、転んで ケガ をすることも。
また、保育室内も湿気で床がすべりやすくなっているのも ケガ をしやすい原因のひとつになります。
予防法
・保育室内の床を乾拭きする
・ストレス発散のため、室内でもできる体操やダンスを行う
・子ども達の見守りを強化する
保育室内でも体をつかう遊びをたくさん取り入れて、ストレスを発散させることも ケガ の予防につながります。
保育室内で遊ぶ時は、しっかりと環境整備をして子ども達の見守りも強化していきましょう!
【雨が上がったあとの外遊び】
雨が上がると、外で遊びたくなりますよね。
しかし遊具はまだ雨にぬれて、すべりやすい状態かも知れません。
雨が上がって、外遊びを再開する時は十分に注意をしましょう!
予防法
・遊具が乾くまでは、遊具を使わない遊びをする(拭き取れる場合は遊具を拭いておく)
・子ども達が外に飛び出していかないように注意する
外遊びができるようになると、子ども達もうれしくなって外に飛び出していこうとします。
この時にもすべって ケガ をしやすくなるので、外遊びをする前に「ゆっくり歩いてお外に行くよ♪」と約束をしておきましょう。
3. もしも ケガ をしてしまったら…
保育士さんがどんなに気を付けていても、 ケガ をしてしまうことはあります。
そんな時はあせらずに、しっかりと対応をしてあげましょうね!
保育園で ケガ をしてしまった時の対処法はこちらの記事を参考にしてくださいね。
4.梅雨を楽しく安全に過ごそう!
今回は保育園で梅雨の時期に ケガ をしやすい場面と、その予防法についてお伝えしました。
梅雨は思いがけない事故や ケガ を起こしやすい時期です。
保育中はもちろんですが、道路もすべりやすく登園中や降園中の事故も多発します。
保護者にも安全に保育園に来てもらうよう、しっかりと周知しておきましょう。
子ども達もストレスが溜まる時期ですが、梅雨が過ぎれば楽しい夏が待っています!
梅雨を楽しく安全に過ごすためにも、 ケガ の予防法を身に付けていきましょうね♪