使い方
・オレンジ色のニードルカバーを下にむけてエピペンの真ん中を片手でしっかり握る
・もう片方の手で青色の安全キャップをはずし、ロックを解除する
・ エピペン のオレンジ色の部分の先端(二ドルカバー)を太ももの前外側に垂直になるようにし、「カチッ」というまでつよく押し当てる
・太ももに押し付けたまま5秒間ほど待つ
・ エピペン を太ももから抜き取る
・注射後、オレンジ色のニードルカバーが伸びていることを確認する
・使用した エピペン はオレンジ色のニードルカバー側から携帯用ケースにもどす
注意点
・太もも以外の場所に打たない
・ エピペン を打つときは振り下ろさない
・ エピペン を握るときはオレンジ色のニードルカバーや青色の安全キャップに指がふれないように握る(誤って指に針が刺さらないようにするため)
・ エピペン を使って、抜き取ったあとオレンジ色のニードルカバーが伸びていない場合はもう一度太ももに打ちなおす
・緊急性がたかいときは、衣服の上から注射をする
・ エピペン を処方された子ども以外には使わない
・日常的に使用期限を確認して使用期限がきれる前に保護者に新しいものを持ってきてもらうように伝える。
・ エピペン を使った時間を確認しておく
太ももは大きな筋肉があることと、太い血管や神経からはなれているので一番適しています。
10~15分たっても症状が改善しない場合、追加で エピペン を注射することもあります。
エピペン を使った時間を確認しておくことで、 エピペン を追加する目安になります。
【保育園での保管方法】
エピペン の保管方法
・子どもの手の届かないところ、すぐに取り出せるところに保管する
・15~30℃での保管が望ましい。冷蔵庫や日光のあたる場所はさけて保管する
エピペン を保育園であずかるときは、緊急時の対応について保護者としっかり話しあいをすることが大切です。
担任の先生だけでなく、保育園にいる保育士さん全員が把握できるように エピペン の保管場所の情報共有しておきましょう。
3. もしもの時は助け合おう!
エピペン は使ってから10分程度で効果が出てくるといわれています。
保育園で子どもにアナフィラキシーの症状がでた場合、すばやく判断をして エピペン を使う必要があります。
実際にアナフィラキシーを目の当たりにすると、あせってしまうのは当たり前。
少しでもあせらないように、 エピペン の使い方を確認して、どんな時に使うのかをおぼえておきましょう。
緊急のときは、どんなにベテランの保育士さんでもひとりで対応するのはむずかしいです。
子どもの観察をする人・ エピペン を打つ人・介助をする人・救急車を呼ぶ人
など、保育園にいる保育士さんや、ほかのスタッフで役割分担をしておくことが子どものいのちを救うことにつながります。
保育園の緊急時のマニュアルなどがあれば、かならず確認をしておきましょう。
ただしい知識と、保育士さんどうしのチームワークが子どものいのちを守ります!