まだ逃げることを理解していない子どもたちには、「役」になりきっての鬼ごっこがおすすめです。
「先生はおおかみさんに変身します。みんなはこぶたさんに変身します。オオカミにつかまらないように逃げてくださいね。よーいドン!」と言ってはじめるなりきり鬼ごっこです。
子どもたちの様子を見ながら「ガオー!」と声を出すと盛り上がりますよ♪
「ねことネズミ」「オオカミと子ヤギ」など子どもたちの親しみのあるものにアレンジしてもいいですね♪
太めのひもやスズランテープを30センチ程度に切ったものを子どもの人数分用意します。子どもたちはそれをズボンの後ろに挟み、シッポに見立てて集まります。
そして、「よーいドン!」の合図で保育者に捕られないように逃げます。取られた子は元の場所に戻り座って待ちます。最後まで残るのは誰か競います。
慣れてきたら、子どもを男女やグループごとなどのチーム分けして、チーム対抗でシッポを取り合うのも楽しいですよ♪
「 鬼ごっこ =鬼から逃げる」という基本ルールが分かってきた子どもたちには、さらに楽しく遊べるアレンジを加えてみましょう。
ひとりの子どもが鬼になって、他の子どもの影を踏むようにします。踏まれた子どもが鬼を交代します。影を踏んだ時は「○○ちゃん踏んだ!」と大きな声で言いましょう。
様子を見て鬼がなかなか交代できない場合は、交代ではなく踏まれたら鬼が増えていくバージョンにしても盛り上がりますよ♪
ひとりが鬼になり他の子どもを追いかけます。でもしゃがんだ子どもはタッチできません。
その場合いつまでのしゃがんでいないように「1、2、3、4、5…」と数え5秒以内に逃げるなどのルールを設けましょう。
様子を見て、タッチしたら鬼が交代か、鬼が増えていくか、盛り上がる方を選びましょう。鬼が増えていく場合、最後に残った子はみんなに囲まれることになり、大笑いしながら遊ぶことでしょう♪
鬼以外の子どもたちで「いろいろ何色、どんな色~♪」と言います。鬼が「きいろ!」と答えたら、他の子どもたちは園庭にある黄色いものにタッチします。タッチしていない子は鬼に捕まり、捕まった子が次の鬼になります。
鬼は自分の好きな色を言う以外に、周辺をよく見て、みんなが困りそうな色をチョイスしていくのが楽しいです。
子どもたちが慣れてきたら「自分の服はダメ」「遊具の中から色を選ぶ」など細かいルールを決めてくださいね。
考えて行動できる年長の子どもたちには、友達と協力して関わりあいながら遊ぶ鬼ごっこもオススメです!
初めは1人の子が鬼になります。タッチされたら鬼と手を繋いで鬼になり、他の子どもを捕まえにいきます。3人までは一緒に走り4人になったら2人ずつに分かれて鬼になります。
人数が10人程度であればどんどん手を繋ぐ人数を増やしていっても楽しいですよ。
鬼にタッチされたら氷になって固まり、仲間にタッチされたら溶けてまたにげられるという、「氷おに」の進化系が「バナナ鬼」です。
鬼にタッチされたら両手を頭の上にあげて手を合わせ、「皮付きのバナナ」になります。
仲間にタッチしてもらったら手を広げ、「皮がむけたバナナ」になります。もう一度仲間にタッチしてもらったら皮から抜けて逃げることができます。
もし全員がバナナになったら鬼の勝ち!となります。
さらにバナナになっている間は「バナナ」としか発言できないというルールを付け加えると子どもたちは面白がって「バナナ~?」「バナナ~!!」と叫びますよ。
執筆者:ほいコレ 編集部