保育に役立つ!今回は、『子どもの 姿勢 』をテーマにして 姿勢 が子どもの発達にどう影響するのか、悪化の原因や、正しい 姿勢 のポイントなどをまとめてご紹介します。子どもだけでなく大人にも関係することなので、ぜひ参考にしてみて下さい。
1. 姿勢 は子どもの発達に大きく影響する
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今回のテーマは、『子どもの 姿勢 』です。
みなさんは、保育の中で子どもの 姿勢 について気になったことはありませんか?
猫背気味であったり、なんとなく身体が歪んでいたりと、
日頃から少し気になる 姿勢 の子どもがいるかもしれません。
子どもの 姿勢 が悪化すると、
その後の発達にも大きな影響が出てくると言われています。
今回は、子どもの 姿勢 に関して、発達にどう影響するかや姿勢悪化の原因、
正しい 姿勢 のポイントなどをお伝えしていきます。
まず、子どもの 姿勢 が発達にどう影響するか、確認していきましょう。
子どもの時は、骨格が形成されていく大切な時期。
子どものうちから悪い 姿勢 でいると骨格にゆがみが生じ、
放っておくとゆがんだままの 姿勢 を身体が覚えてしまいます。
姿勢 が良いということは、身体のバランスが取れているということにもなります。
成長と共に様々な動きができるようになるので、
運動能力の向上にも関係しています。
猫背など 姿勢 が悪いと消化不良を引き起こす恐れや、
骨のゆがみからくる頭痛や身体の痛み、
疲れやすいなど自律神経の不調や視力の低下にもつながります。
姿勢 は体調と大きく関係しているのです。
2. 子どもの姿勢悪化、その原因は?
そもそも、子どもの 姿勢 が悪化する原因はいったい何なのでしょうか?
昔に比べ、子どもが運動遊びをする時間が減ってきています。
外遊びなどで思い切り身体を動かすことは、
正しい 姿勢 を保つために必要な筋力が自然とつき、
体幹やバランス感覚も向上します。
幼児期から身体を動かして遊ぶ習慣が大切なのです。
子どもの姿勢悪化には生活習慣も大きく影響しています。
ゲームやスマホなどで遊ぶことが多いと、
背中を丸めて下を向くような 姿勢 を長時間取りがち。
これは、首や背中の骨に大きな負担がかかり、猫背になってしまいます。
また、椅子やソファの背もたれにもたれかかるようにして座る習慣がついていると、
骨盤が後ろに倒れ、やはり 姿勢 が悪くなります。
3. 正しい 姿勢 のポイント
子どもの姿勢悪化が発達に大きく影響することが分かったところで、
今度は正しい 姿勢 のポイントを確認していきましょう。
正しい 姿勢 とは
【立姿勢】
立ち姿を真横から見て、耳、肩、股関節、膝、くるぶしが一直線となる。
【座り姿勢】
坐骨(お尻の先端の骨)を立てて座り、⽿、肩、股関節が一直線となる。
座った時、テーブルに対して肘が90度、
足が床に就いた状態で膝が90度曲がっていると良い。
正しい 姿勢 について言葉だけで説明しても、
子どもにはなかなか伝わりにくく、すぐに改善するのは難しいと思います。
では、子どもに正しい 姿勢 を伝えていくには、どのような方法が良いのでしょうか?
4. 保育の中で意識すると良いことは?
子どもが正しい 姿勢 になるようにするには、
保育の中でどのようなことを意識すると良いでしょうか?
まずは、正しい 姿勢 を保育者も一緒に実践して見せながら伝えていきましょう。
悪い 姿勢 とはどのようなものか、
正しい 姿勢 はどう見えるかなど、
色々な視点で子ども達と話しながら伝えていけると良いかもしれません。
子ども達には、なぜ正しい 姿勢 になることが大切なのか、
特にどんな良いことがあるのかを伝えていきましょう。
姿勢 についての意識や意欲がUPするかもしれません。
椅子やテーブルの高さの確認や、
足が床につかない場合は足置きを用意するなど、
正しい 姿勢 がとれるような環境作りも大切です。
保育園や幼稚園では、日頃から身体を動かす遊びをよく取り入れていると思います。
運動遊びの大切さを改めて意識し、
子どもが楽しく参加できる活動を考えていきましょう。
家庭にも子どもの正しい 姿勢 について伝えていきましょう。
日頃から保護者の方にも子どもの 姿勢 について意識を向けてもらうことが大切です。
いかがでしたか?
今回は、『子どもの 姿勢 』が発達にどう影響するのか、
姿勢悪化の原因や正しい 姿勢 になるためのポイントなどをご紹介しました。
今回ご紹介したのは『子ども』についての内容でしたが、
姿勢 は大人にとっても大切です。
特に、保育の仕事をしていると下を向く動作が多くなり、
姿勢 が悪化しやすくなります。
子どもだけでなく、大人自身も自分事と考えて姿勢改善に取り組みましょう。
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