初めての保育実習などでは、
子ども達と仲良くなれるかな?
好きになってもらえるかな?
と不安になりますよね。
言葉とは不思議なもので、
人を幸せにも不幸にもできるとてもパワフルなものです。
また言葉を獲得中の子ども達は大人の言葉をよく聞いているので、
見本となる保育士が発する言葉はとても重要です。
そんな風に聞くと、
下手なことを話せないなと不安になってしまうかもしれませんね。
日頃の生活から良い習慣をつけ、言葉を味方につけることができれば、
子ども達から好かれる先生になれますよ。
この良い習慣とは、一見困ったシーンでも、
ネガティブなことをポジティブに言い換えて 言葉かけ をする方法です!
これは、保育が楽になることはもちろん
普段の人間関係も楽にスムーズにしてくれるかもしれません。
今回は保育実習などで子どもと関わるシーン(3歳児クラス)を想定し、
具体的な 言葉かけ の例もご紹介します。
それでは具体的に保育のシーンを想定して、
ポジティブに言い換える 言葉かけ の実践例を見ていきます。
今回は、私が3歳児クラスの保育補助を担当していた時に実際にあったケースをご紹介します♪
毎日、活動の時間も食事の時間も
おしゃべりが止まらない女の子の園児がいました。
3歳児は、そろそろ言葉で出てきておしゃべりが楽しくなる時期。
そのため、毎日覚えたばかりの言葉を必死に話したかったのですね。
ですが毎日食事の時間もおしゃべりに夢中で
食事が後回しになってしまうのは、少し困った状況でした。
保育士からすると「おしゃべり=困ったこと」のように見えますが、
そこはポジティブに変換してみましょう!
「〇〇ちゃんは今日もお話が上手だね。じゃあお昼ごはんも上手に食べられるかな?」と、
このように子どもに対して前向きな 言葉かけ をしてみましょう。
子どもは褒められるのが嬉しくて、他のことも頑張ってみよう!と思ってくれるケースもあるのでおすすめですよ◎
そのため、自分だけのペースではなく、
お友達やクラスの活動に合わせた行動が求められるシーンも多いもの。
例えばお散歩に行く前に、
先生から「帽子とジャンバーを着てお靴を履いて、お友達と手を繋いで並んでね〜。」と言われます。
行動が早い子はパパッとできてしまいますが、
行動が遅い子は時間がかかることもしばしばです。
ただ集団行動を意識するのも大切なので、
「長い時計の針が5になるまでに頑張ろうね」
などと時間を意識する 言葉かけ も工夫できると良いですね◎
今回ご紹介した一見マイナスなことをポジティブに言い換える 言葉かけ は、
保育士自身のイライラやネガティブな気持ちを解消するのにもとても効果的です。
そんな時に今回ご紹介した方法で、一度頭でプラスに変換して 言葉かけ をすることで、
あなた自身も保育が楽になったと感じるはずですよ。
自分の感情ではなく、
子どもの行動を客観的かつポジティブに捉えて言葉にしてみましょう!
これを普段の生活から意識できると、
保育の場面以外でも、様々な人間関係で役に立つはずです◎
執筆者:ほいコレ 編集部