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PROFILE

保育教諭
キャリア:2年目

  • 勤務地:幼保連携型認定こども園 枚田みのり保育園(朝来市)
  • アクセス: JR播但線 「和田山駅」徒歩36分
  • 出身校:美作大学
  • お名前:かれん先生

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今のお仕事内容を教えてください。
私は、幼児クラスの副担任をしています。幼児クラスは3.4.5歳児が一つの部屋で生活をする「異年齢保育」が導入されており、一つのクラスで年齢ごとの発達や遊びの違い等を見ることが出来ます。

1日を通しての主な仕事は、子どもの遊びを見ることと排泄・着脱・食事の援助です。園で生活する子どもの1日はほとんどが遊びでできています。子どもの遊びを見守りながら危険を回避することはもちろん、ゲームのルールを伝えたり玩具の提供をしたり、時には役になりきって役割遊びに参加したりします。また、排泄や着脱は子どもにとって活動の区切りにもなっています。

子どもが自分で流れを覚えて生活できるようたくさん言葉かけをしたり、毎日同じことをするからといって適当になってしまわないように傍で見守ったりして、メリハリのある園生活を送ることが出来るよう援助しています。
今の園を選んだ理由を教えてください。
大学3年生の時、「実家から車で1時間半圏内のところ」という絞り方で園探しをしてこの園を見つけました。ホームページを見るととても自然豊かで子どもがのびのび過ごせそうな環境があり、魅力的に感じたので次年度(4年生)の実習をお願いし、同法人のもう一つの園で実習をお世話になりました。

そこで、子ども一人一人に寄り添って個性を大切にしながら保育をされている先生方を見て、「私もこんなふうに子どもと関わって子どもの笑顔をたくさん引き出したい」と思い、就職試験を受けることを決めました。
園の魅力・仕事の魅力を教えてください。
園の魅力はたくさんありますが、自然が豊かで四季を目一杯感じられる環境にあることと、一斉保育ではないからこそ子ども一人一人と丁寧に向き合うことができることです。

豊かな自然にたくさん触れながら子どもたちが今何に興味があるのか知ることが出来たり、一人一人とたくさん時間をかけてコミュニケーションをとりながら日々成長に気付くことが出来て、保育士という仕事により一層やりがいや楽しさを感じられます。

仕事の魅力は、子どもの成長を傍で見守ることが出来ることです。毎日のように遊びや友だちに対しての言動の中で、「こんなことが出来る(言える)ようになったんだな」と思うことがあり、そんな姿を見られることが本当に嬉しくて幸せに感じています。
仕事の大変さ、これまでの苦労や実際に仕事に就いて感じたギャップを教えてください。
仕事はやりがいもあって毎日本当に楽しいですが、子どもと関わることに対して難しさを感じることがよくあります。特に子どもに対して注意をしたり、子どもがまだ知らない大人にとっての常識のようなものを伝えたりするのがすごく難しくて苦手だなと感じています。

周りの先生とは経験年数の差もあるので今すぐ同じようにするのは無理かもしれませんが、先生方に相談したり分からないことを教えていただいたり、先生方が子どもと関わっておられる色々な場面からその時々の対応を学んで、自分なりの子どもへの関り方を見つけたいと奮闘中です。
プライベートはどうやって過ごしていますか?
一人暮らしなので、家事に追われることが多いです。面倒くさいと感じることもありますが、スイッチさえ入れば早いので日々自分と戦いながら頑張っています。

平日の仕事終わりは腰が重くなりがちなので、最低限の家事だけ済ませたら、ひたすらテレビの大画面でYouTubeやドラマ、映画を観ています。休みの日の前日は、少し夜更かしして溜まっている家事を片付けて、アイスを食べながらテレビを楽しんだり一人でドライブしたりもします。

休みの日は、友だちと予定を合わせて遊びに行ったりご飯に行ったりしてリフレッシュしています。
実習中の思い出を教えてください。
どの実習にも共通して言えるのは、「実習日誌が大変だった」ということです。でも、実習生としての視点は実習生の時にしか味わえないし、その視点でしか気づけないこともたくさんあると、社会人になってから思うようになりました。

当時の日誌は今もたまに見返しますが、その時気付きとして書いていたことが今の自分に大切なことであることも多く、全てが貴重な勉強だったと感じます。そう考えると、実習日誌もとても大切なものだったんだと思うことが出来ました。

大学4年の時に、この園の同法人の園でお世話になった実習が一番楽しくて本当にたくさんのことを勉強させていただきました。実家から毎日電車で1時間半かけて通っていましたが、それも全く苦にならず2週間があっという間でした。
そんな園に巡り合えたことが本当に有難くて幸せだと思っています。
実習生が来た時にどのようなところを見ていますか?
私はまだ実習生に保育についての指導や助言は出来ませんが、挨拶や言葉遣い等のマナーの部分は見るようにしています。実習生は出来ないことや分からないことばかりなのが普通だと思うので、保育についてできないことや失敗があっても大丈夫です。笑顔を大切に子どもと楽しんで関わったり、子どもにも先生にも「積極的に」関わることを意識したりしてほしいと思います。
就活中の学生へメッセージをお願いします。
私はまだ実習生に保育についての指導や助言は出来ませんが、挨拶や言葉遣い等のマナーの部分は見るようにしています。実習生は出来ないことや分からないことばかりなのが普通だと思うので、保育についてできないことや失敗があっても大丈夫です。笑顔を大切に子どもと楽しんで関わったり、子どもにも先生にも「積極的に」関わることを意識したりしてほしいと思います。
仕事で困ったり悩んだ時は誰に相談しますか?
この園は本当に人間関係が良く優しい先生ばかりなので、まずは近くの先生に相談したり話を聞いてもらったりしています。
私はまだ2年目で分からないことや出来ないことばかりなので、悩んだり自信を失くしたりすることもたくさんあります。
そんな時に先輩である先生方に聞いていただくと、私の気持ちに共感しながら経験されてきたことも話してくださり、「これで悩んだりつまづいたりしてるのは自分だけじゃない」と思うことが出来ると同時に、「先生方のようになりたい」と
改めて目標を持つことが出来ています。

また、学生時代の同級生で同じように保育士をしている友達に話すこともよくあります。保育士を目指して勉強をしていた時からお互いのことを知っているということもあって話しやすく、製作のアイデア交換をするなど良い影響を与え合うことが出来ていると思います。
最近、感情を揺さぶられたエピソードがあれば教えてください。
先日子どもたちが室内で、電車ごっこをしていた時の出来事です。椅子を並べて作った座席だけではなく、手作りのつり革まで用意して電車の乗客になって楽しんでいる子どもたちの中に、赤ちゃんを抱っこしながらつり革に掴まって立っている子がいました。

すると、近くの椅子に座っている子が立ち上がって「ここ座っていいよ!」と席を譲り、譲ってもらった子が嬉しそうに「ありがとう!」と空いた椅子に座るという姿がありました。大人が普段の生活の中で経験しても嬉しいのに、クラスの子ども同士がそれを当たり前のようにしていることに、とても心が温まりました。