2026.10.6
【最新版】保育士の転職市場動向レポート【関西エリア版・2026年9月版】
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はじめに
保育士専門の転職支援サービス「ほいコレ」運営事務局が、実際の応募データをもとに関西エリアを中心とした転職市場の最新の動きをお届けします。
この記事では、2026年9月度(2026年9月1日~9月30日)に「ほいコレ」へご応募いただいたデータを分析し、保育士の皆さまの転職活動の「今」を明らかにしていきます。
「ほいコレ」は、大阪に本社を置くベルサンテスタッフ株式会社が運営しており、そのため今回ご紹介する応募データも、大阪をはじめとする関西エリアの情報が中心となっています。
今どのエリアで、どのような方が動いているのかを知ることで、ご自身の転職活動を組み立てる手がかりが見つかるはずです。
※プライバシー保護と、個別の数値よりも全体の傾向をお伝えすることを目的として、応募の件数につきましては非公開としております。
9月は夏の予定が落ち着いて生活のリズムが戻り、ご自身の働き方に目を向けやすくなる時期です。10月からの入職や、年度後半からの勤務開始を視野に入れて動き始める方もいらっしゃいます。
この記事が、転職を考える保育関連職の皆さまにとって、ご自身の活動の参考になれば幸いです。
レポートサマリー
2026年9月度のデータから読み取れる転職市場における重要なポイントは、以下の3点です。
30代が全体の2割に増え、60代以上に次ぐ年代に:60代以上が最多である点は前月と同じですが、30代の比率が高まって20代を上回りました。30代・40代では保育士資格をお持ちの方が多く、資格を軸に職場を見直す動きが目立ちます。
兵庫エリアが希望勤務地の最多に:前月最多だった北摂エリアに代わり、兵庫エリアが全体の13.3%を占めました。名古屋市内エリアでは30歳未満の方の比率が高いなど、エリアごとに異なる顔ぶれとなっています。
連絡がつかないまま終わるケースが減少:応募後に連絡がつかなかった方の比率は前月の24.6%から18.4%へ下がりました。保育士資格と幼稚園教諭免許の両方をお持ちの方は、今月も選考が進みやすい結果です。
1. 応募者の全体像
まずは、2026年9月度に当社へご登録いただいた皆さまが、どのような年代・資格をお持ちなのか見ていきましょう。
【年代別の動向】
年代が分かっている方で見ると、最も多いのは60代以上で、30代、50代、40代、20代の順に続きました。
今月の大きな変化は、30代が20.0%まで増え、前月まで20代と並んでいた上位に入ったことです。前月の「20代とシニア層の二極化」から、30代から50代までの中堅層が厚みを増す形へと移りました。
夏休みの間に家族の予定や子どもの成長を見つめ直し、年度の後半から新しい職場で働き始めたいと考える子育て世代が動いた可能性があります。
60代以上は前月と同じ23.3%で、ベテラン層が安定して応募の中心にいる状況は変わっていません。
【保有資格別の動向】
「ほいコレ」では、保育士資格や幼稚園教諭免許をお持ちの方はもちろん、資格をお持ちでない方にも広くご利用いただいています。
9月度のデータでは、「資格あり」の方が全体の60.7%でした。前月の60.8%とほぼ同じ水準で、資格をお持ちの方が6割を占める状態が2か月続いています。
「資格なし・不明」の方は39.3%です。資格の内訳を見ると、調理師や栄養士として給食室で働きたい方からの応募も一定数あり、保育士・幼稚園教諭以外の立場から園に関わる道を探す方がいることも分かります。
【年代によって異なる資格の持ち方】
年代と資格をかけ合わせると、今月は30代・40代で保育士資格をお持ちの方が特に多い結果となりました。
30代は「保育士・幼稚園教諭」の両方をお持ちの方が41.7%、保育士資格のみの方が21.7%で、合わせると6割を超えます。40代も両方をお持ちの方が38.8%、保育士資格のみの方が28.6%と、同じく6割を超えました。資格を取ってから現場を離れていた方や、今の園とは違う環境を求める方が、資格を足がかりに次の職場を探している様子がうかがえます。一方で10代・20代は資格の有無が分からない方や資格なしの方の比率が高く、60代以上では調理師の資格をお持ちの方が1割を占めるなど、保育以外の経験を生かそうとする方も見られました。

実際に「ほいコレ」を利用しているあき先生の事例のように、「短大で保育士資格を取ったあと、ベビー用品店やドラッグストアでの販売職を経験し、娘さんの子育てをきっかけにあらためて保育の道へ戻る」といった、ご自身に合った働き方を見つけるお手伝いを、当社では数多く行っています。
あき先生は現在、大阪府門真市の保育園で3歳児クラスの補助として働いています。資格を取ってから時間がたっていても、派遣で自分に合う園をじっくり探しながら現場に戻ることができます。
他の仕事や子育てで現場を離れた期間があっても、その経験は保護者との関わりや子どもへの接し方に生かせます。現場から離れていた期間に不安がある方は、保育士のブランクは転職で不利になる?採用の実態と復帰までの進め方や、保育士への転職は未経験でも可能?資格の有無で変わる準備と働き方の選び方もあわせてご覧ください。
2. エリア別の動向
当社に寄せられた、希望される勤務地エリアの動きを見てみましょう。
今回は「兵庫エリア」への希望が最も多く、全体の13.3%を占めました。続いて「大阪市内エリア」が10.1%、「京都南エリア」が8.8%です。前月最多だった「北摂エリア」は8.2%、前月2番目だった「関東エリア」は4.5%となり、上位の顔ぶれが大きく入れ替わりました。表に載せた5エリアのほか、「名古屋市内エリア」も堺・泉州エリアと同じ7.7%まで増えています。
【エリアごとに異なる応募者の年代層】
今回のデータを年代とかけ合わせてみると、エリアによって応募される方の年代層に違いがあることが分かりました。
堺・泉州エリアは50代以上の方が55%を占め、今回の上位エリアの中で最もシニア層の比率が高いエリアでした。
反対に名古屋市内エリアは30歳未満の方が36%を占め、若い世代からの希望が最も集まりました。京都南エリアも30歳未満が3割を超え、若い世代とシニア層の両方から希望が寄せられています。
最多となった兵庫エリアと大阪市内エリアは、30歳未満が2割弱、50代以上が4割強とほぼ同じ構成で、30代・40代を含めた幅広い年代から応募が集まっています。
| エリア | 30歳未満の割合 | 50歳以上の割合 |
|---|---|---|
| 堺・泉州エリア | 25% | 55% |
| 京都南エリア | 32% | 46% |
| 北摂エリア | 22% | 44% |
| 大阪市内エリア | 18% | 43% |
| 兵庫エリア | 18% | 41% |
| 名古屋市内エリア | 36% | 39% |
同じ関西でも、エリアによって一緒に働く先生方の年代構成や園の数は変わります。若い先生が多い職場で刺激を受けたいのか、経験豊富な先生のもとで落ち着いて働きたいのかによって、選ぶエリアも変わってくるはずです。通勤時間とあわせて、どんな先生方と働きたいかもエリア選びの基準に加えてみてください。
3. 応募経路と選考通過の傾向
【応募経路の傾向】
どのような経路からご応募いただいているかを見ると、求人検索サイト「indeed」経由が全体の26.8%と最も多く、次いで「しゅふJOBパート」が17.2%、「バイトル」が11.9%、「広告(google)」が8.2%という結果でした。
上位2つの媒体で全体の4割を超え、求人検索サイトとパート・扶養内向けの求人サイトから応募する方が多い状況です。扶養内や短時間の勤務を希望する方は、勤務時間や曜日で絞り込みやすい媒体を選んで求人を探しているようです。気になる求人を見つけたら、媒体に載っていない勤務時間や曜日の相談ができるかどうかも、応募の際にあわせて確かめておくと安心です。
【選考通過の傾向】
求人にご応募いただいた後の状況についても見ていきます。
ご応募全体の状況(※重複応募や社内管理用のステータスを除く)を確認すると、登録後に当社コーディネーターとの面談や求人紹介へと進んだ「面談や求人紹介など(進捗あり)」は35.0%でした。そのほか、「不在(連絡がつかない)」が18.4%、「キャンセル」が10.9%となっています。不在の比率は前月から6ポイントほど下がりました。
(進捗あり)
【資格の種類と選考通過のしやすさ】
保有資格別に選考の進みやすさを確認したところ、今月も保育士資格と幼稚園教諭免許の両方をお持ちの方が最も高く、進捗ありの比率は半数を超えました。今月は保育士資格のみをお持ちの方も前月より大きく伸び、両方の資格をお持ちの方との差が縮まりました。保育士資格があれば保育園・こども園のどちらにも応募でき、選べる求人の数が多いことも、選考の進みやすさを後押ししています。
一方で、資格をお持ちでない方の中にも、面談や求人紹介へと進んでいる方は少なくありません。保育補助や調理補助など、資格を問わない求人もあるためです。どの求人なら今の資格や経験で応募できるのかは、求人票だけでは見分けにくいものです。当社のコーディネーターは園ごとの採用の考え方を把握していますので、応募先を決める前にご相談いただくと、選考に進みやすい求人を一緒に絞り込めます。
こども家庭庁の発表によると、2026年(令和8年)7月時点における保育士の有効求人倍率は全国で2.80倍です。府県別に見ると、大阪府は3.00倍、京都府は2.99倍、奈良県は4.48倍、滋賀県は3.67倍と、関西の多くの府県で全国平均を上回っています。
今回希望が最も多かった兵庫県は2.15倍で、関西の中では落ち着いた数値です。同じ関西でも府県によって求人の多さには差があるため、通勤できる範囲で隣の府県の求人もあわせて比べてみると、選択肢が広がります。
当社では、お電話がつながりにくい方のためにSMS・メール・LINEでもご連絡しています。お仕事中や子育て中で電話に出にくい時間帯がある方は、ご登録の際に連絡のつきやすい方法や時間帯をお知らせください。
派遣会社ごとのサポートの違いや、条件の伝え方が気になる方は、保育士の派遣サポート体制を徹底比較!未経験・ブランクでも安心な会社の選び方や保育士の転職における給料交渉をスムーズに進めるコツと注意点も参考にしてみてください。
おわりに:転職のことなら、「ほいコレ」にご相談ください
2026年9月度のデータを振り返ると、30代が60代以上に次ぐ年代となり、30代・40代では保育士資格をお持ちの方が6割を超えました。希望勤務地では兵庫エリアが最多となり、応募後に連絡がつかないまま終わるケースも前月より減っています。
資格を持ちながら一度現場を離れた方、年度の途中から働き方を変えたい方など、秋の転職市場にはさまざまな事情を抱えた方が動いています。
「資格を取ってから時間がたったけれど、もう一度保育の仕事に戻りたい」
「子どもの学校行事に合わせて、勤務日を調整できる園を探したい」
「年度の途中からでも、新しい職場で働き始めたい」など
「ほいコレ」では、関西を中心とした保育園・幼稚園・こども園とのつながりを生かし、園の雰囲気や一緒に働く先生方の様子など、求人票には書かれていない情報もお伝えしながら、お一人おひとりに合った職場をご提案しています。
今すぐの転職を決めていない方や、まずは自分に合う求人があるか知りたいという方も、どうぞお気軽にご相談ください。ご相談は無料で、無理に転職をおすすめすることはありません。











