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PROFILE

保育士
キャリア:5年目

  • 勤務地:風の子保育園(大阪市東淀川区)
  • アクセス: 阪急京都本線 「上新庄駅」徒歩3分
  • 出身校:京都聖母女学院短期大学
  • お名前:Y先生

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今のお仕事内容を教えて下さい。
私は幼児クラスの担任をしており、クラスには3.4.5歳児の子どもたちがいます。

毎日元気いっぱいの子どもたち。月曜日の朝は、登園すると必ず週末のお話をしてくれます。週末に家族でゆっくり過ごす時間は、子どもたちにとって宝物なんだなといつも感じます。

朝の会では、出欠や体調確認のため、一人ひとりの名前を呼ぶのですが、私のクラスでは、名前を呼んだ後「ギューの時間」というのをしています。子どもたちは遊ぶことやお話しすることが大好きですが、ギューッとスキンシップをすることも大好きです。一人数秒であっても、ハグをするだけでその日の気持ちや体調がわかるので、その時間をとても大切にしています。

日中の活動は、子どもたちと一緒に話し合い、決めています。たくさん遊んでご飯もたくさん食べて、毎日子どもたちと一緒に楽しんでいます。
今の園を選んだ理由を教えてください。
大学時代、就職活動を考えている際に、風の子保育園のホームページやパンフレットの「自由保育」「親と園とで育てる子ども」という言葉が目に留まりました。

園見学に行ってみると、子どもたちが自由にのびのびと遊んでいる姿や、泣いていた子が先生に気持ちを聞いてもらうことで、笑顔になっていく場面を見ました。私にとってそれらはとても印象的で、入職を決めるきっかけになりました。

他にも、食育を大切にしており、園庭で育てたリンゴや柿をみんなで食べたり、丹波にも施設があり、畑で野菜や黒豆を育てて食べたりして、子どもたち自身が興味を持って食事や食物に触れている姿も印象に残っています。
園の魅力・仕事の魅力を教えてください。
園の魅力は、入職したきっかけでもあるように、「自由保育」と「子ども一人ひとりに寄り添う保育」を大切にしていることです。

「自由保育」という点では、子どもたちが自分たちで遊びを決めることで、子どもたちの決断力を養い、子どもたち同士で話し合いをすることで、発信力もついてくるように思います。

仕事の魅力は、子どもの成長を間近で見られるところです。
私が一年目の時に1歳児で出会った子どもたちが、今年で年長さんになり、もう一度担任をできることになりました。担任でなかった間も子どもたちと関わることはありましたが、担任として一緒に過ごしてみると、あんなに小さかった子たちがこんなに大きくなって、できることが増えていることに感動します。

また、行事の準備は正直大変ですが、子どもたちと力を合わせて、一つ一つの行事を乗り越えたときの達成感が味わえるところも、この仕事の魅力だと思います。
仕事の大変さ、これまでの苦労や実際に仕事に就いて感じたギャップを教えて下さい。
子どもたちと一緒に遊びながらも、安全にのびのびと過ごすにはどうしたらいいのかを常に考えている仕事なので、正直とても神経を使います。

乳児の担任をしていた時は、簡単に出来ると思っていたけど出来ないことがたくさんありました。例えば、おむつ替えや給食に誘うのも一苦労で、どう声掛けをしても「いや」と言われたりすることも多く、たくさん悩んだのを覚えています。

また、個別の指導計画や、月ごとのカリキュラム、毎日の日誌など色々な書類があり、書き物が苦手な私は苦労しましたが、先輩たちに書き方を一から教えて頂いたり、自分で本を読んで勉強したりしました。
苦手なことやわからないことは、先輩たちに聞けばきちんと丁寧に教えてくれるので、安心してくださいね。
プライベートはどうやって過ごしていますか?
早出などで早起きの習慣が身についていて、休みの日も自然と早起きです。

料理をするのが好きなので、平日から何を作るのか考えておいて、休みの日に作って食べるのが楽しみです。時間がある時には友達とランチに行き、お店のメニューを自炊の参考にしています。

また、映画が好きなので、友だちと観に行き、その後にカフェで感想を話し合うのがとても至福の時間です。

身体を休めたい時は、家でゆっくりking&princeのライブDVDを見たり、音楽を聴いたりしてリフレッシュしています。布団でゴロゴロしながらグッズを探す時間も大好きです。
実習中の思い出を教えて下さい。
私は、幼児クラスに入らせて頂きました。

学校から配属されたのは私だけということもあり、人見知りが激しい私は、子どもたちともうまく話すことが出来ず、活動している子どもたちについていくだけで必死でした。

先生方にも自分から声を掛けられず、「聞きたいことがわからない」という状況で、積極性もやる気もない実習生だと思われていたと思います。こんな私でも子どもたちは、「先生あそぼ!」「絵本読んで」と関わってくれることがたくさんあり、このままではいけないなと思ったのを覚えています。

その後、わからないことは勇気をもって聞くようにすると、子どもたちとの関わり方や声の掛け方を指導していただくことで、全然違った一日に変わり、最後にはとても楽しい実習になりました。
実習生が来た時にどのようなところを見ていますか?
まず、礼儀や挨拶が大事だと思います。

子どもたちは大人をよく見ていて、すぐに真似をします。なので、見られている意識を持ち、一番基本的な挨拶や正しい言葉遣いをきちんとして、良いお手本になっていただきたいです。

他に、元気の良さや積極性も大切です。緊張や慣れない環境で気持ちが萎縮してしまうことや、子どもと関わるので精一杯な気持ちはとてもよくわかります。
でも、少し落ち着いて、保育士がどんな動きをしているのかを観察してみてください。

そして、自分にできることを探しても良いですし、職員に直接聞いてみてもいいと思います。忙しそうにしていて聞きづらいな…と思うこともあるかもしれませんが、聞いてくれると私たちはとっても嬉しいです!頑張ってくださいね!
就活中の学生へメッセージをお願いします。
就職活動は、自分自身を大きく成長させることができる貴重な機会です。
焦ったり迷ったりすることがあるかもしれませんが、新しい世界に飛び込むことを恐れず、多くの保育園に園見学に行き、多くの人に出会い、多くのことを吸収してください。
周りの就職活動生はライバルであり、大切な仲間でもあります。くじけそうになったときは、是非その仲間と悩みや不安を語り合い、分かち合って、一緒に乗り越えてください。

就職活動は、内定をもらうことがゴールではなく、自分がどのように成長したいのか、自分の未来を実現できる場を見つけることだと思います。
自分が働いている姿を想像して、自分に合う保育園を探してください。

学生生活ラストを楽しみながら、就職活動も頑張ってください!