さやか先生:派遣の先生インタビュー

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2023.9.5

さやか先生:派遣の先生インタビュー

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さやか先生

派遣調理師歴:10年目
京都府京都市 保育園勤務

#調理師に必要な「相性」
#粉から手作りカレーライス
#行動すれば、次の現実

今はどんな働き方ですか?

ベルサンテの派遣調理士になって今年度で10年目。この間に8園の保育施設で調理経験をさせてもらってきました。

今は京都市の保育園で、8:15~16:30の月~金で勤務しています。
定員数が50名の小さな園で、私含めて二人の職員で給食を作っています。

栄養士の資格を取ろうと思ったきっかけは?


高校卒業後の進学先を決めるときに親から「何か資格を取ったらどう?」と言われて、自分の知っている資格の中から消去法で残ったのが栄養士だったんです(笑)。

でも思い返してみると、中学生の時に家庭科の授業で見た食品添加物の映像がすごい鮮明に覚えていて。

それがきっかけで食品の裏にある成分表を見て「これは身体に良くない成分だな」とか自然と確認するようになっていたので、栄養士になったらそういうことも勉強できて面白いなと思ったのもきっかけです。

料理に関してのご関心は?


小さいころから食べることが好きでしたね。

作るのも、小学校3~4年生頃から自分でお菓子のレシピ本を買ってきてクッキーを焼いたりしていた記憶があります。

母親も料理が得意だったので、食への関心はそこから来ているのかもしれません。

ご自身の性格は?


どうですかね~自分ではそんなに自分のことをよく分かっていないかもしれません(笑)。

でも三姉妹の長女なので、長女っぽい性格なのかなと思います。昔から自分がしっかりしないとっていう思いはずっとありましたね。

周りからは、「責任感がある」とか「我慢強くて芯がある」みたいなことをよく言ってもらえます。裏を返せばプライドが高いってことかもしれませんが。(笑)

よく笑うからおおらかで誰とでも仲良くなれるタイプかなって思います。

派遣を選んだ理由は?


短大卒業後に、保育園の調理師として勤務して、その後別業種でも6年ほど経験しました。

働き方を見直そうと考えたときに、資格を活かせて経験のある保育調理の仕事がやっぱりいいなと思って求人を調べていた時にベルサンテさんを知りました。

はじめは「派遣の調理師」という働き方があることも知らなかったんですけど、ベルサンテの担当者さんに話を伺うと、派遣の働き方についてもよく分かったし福利厚生もしっかりしているので、特に不安なくこの働き方でいこうと決めましたね。

派遣の働き方で感じたことは?


保育の調理現場は、基本的には働くスペースも広くはないですし、職員数も限られたなかで調理をします。

だからこそ自分にあう「相性」って大事だなって感じています。

基本は一年の契約更新制なので、定期的に自分と園との相性を確認しながら随時自分にあう環境を紹介してもらえるのはいいなと思いますね。

園が変わるたびにまた一から覚えなきゃいけない大変さは確かにあるんですけど、そこはあんまりネガティブに捉えずにできています。

これまでの経験の積み重ねを通して、こういうやり方もあるんだなと柔軟に対応できる力も身についたのかなと感じます。

「やっぱり、保育調理の仕事っていい」と思う瞬間は?


「今日のご飯なに?」「ご飯おいしかったよ!」とか子どもたちの反応が見られると作りがいを感じますね。

今の園は食育にも力を入れていて、園の畑で採れた野菜を使って自園調理をしているんです。きゅうり、トマト、おくら、パプリカ、ゴーヤーとか多いですよね。

子どもたちと畑の水やりを一緒にしながら「このお野菜の名前知ってる?」「色づいてきたねぇ~」「また給食で出すね!」とか話したり、お店屋さんごっこの行事にも参加させてもらったり。明日もお祭り行事があるので楽しみです。

そんな風に子どもと接する機会もあるので、「お給食の先生」ではなくて「さやか先生」と子どもたちが呼んでくれます。

今までの園ではあまりなかった呼ばれ方なので嬉しい気持ちになりますね。

子どもたちに人気のメニューは?


ん~どれもおすすめですけど、唐揚げが一番人気ですかね。

あとはカレーも喜んでくれます。うちの園のカレーやハヤシライスは手作りなんですよ。

小麦粉を炒めるところから作るので味も優しいし、市販のルーと比べて油分が少なくてあっさりしていて食べやすいんです。

洗い物もしやすいですしね。(笑)

一日のルーティンを教えてください。


▷ 8:00 出勤 
園に到着したら白衣と白い帽子に着替えて、8:15から勤務開始。

▷ 8:15 〜 材料準備
お茶の準備と食材カット。

▷ 9:30 〜 調理・食器準備
調理、味付け、食器の準備を同時進行。

▷ 10:00 〜 乳児組の給食準備
離乳食の準備と盛り付け、10:40に給食を出す。

▷ 10:40 〜 幼児組の給食準備 
幼児さんへの給食の準備と盛り付け、11:30に給食を出す。

▷ 12:30 〜 お昼休憩・片付け・おやつ準備
交代で、休憩、片付け、おやつの準備を同時進行。

▷ 14:30 〜 おやつ
14:30に乳児さん、14:50に幼児さんへそれぞれおやつを持っていく。

▷ 15:30 〜 片付け
食器洗いと片付け。

▷ 16:30 〜 退勤

仕事に追われていると一日があっという間ですが、和気あいあいとした雰囲気で仕事ができています。

仕事で大切にしていることは?


疲れを溜め込まないことですね。仕事中はほぼ立ちっぱなしで、座るのはご飯を食べるときくらい。

だから休みの日はめいっぱい楽しんだり、お風呂に浸かって疲れを癒やしてます。

カフェ巡りが趣味で、京都や大阪まで行くこともありますよ。バスケットのB.LEAGUEも好きで、推しの選手は残念ながら引退しちゃったんですけど、地元の京都ハンナリーズ箱推しです。

あと、使う言葉は前向きな言葉にしようと心掛けています。よっぱど嫌なことがあったら紙に書いて捨てちゃいます。(笑)

なるべく気持ちが落ち込み過ぎる前に、リフレッシュして気持ちを維持しています。

これからの目標は?


今の仕事の充実度は80~90%くらいですかね。

今の園も相性がよく、一緒に働かせてもらっている職員さんもいい人ですし、有難いことに楽しくお仕事させてもらっています。

私の調理関係の友人で頑張っている人もいて、周りから色んな良い刺激をもらっています。

これからきっと色んな選択肢があるかもしれませんが、やっぱり人は、食べているもので体が作られていくので、そこは大事に、これからも食に関わる仕事をずっと続けていきたいなと思います。

大切にしている言葉は?


「行動すれば、次の現実」

何にでもチャレンジし続ける人生にしたいなと思っていて。

新しいことを知れば自分の枠が広がっていくし、いろんなことを教えてくれるのも人なので、これからも人との縁を大切にしていきたいですね。

【編集後記 fromさやか先生担当の保育コンシェルジュより】

さやか先生この度はインタビューにご協力いただきましてありがとうございました。

いつも園長先生から「さやか先生がすごく頑張ってくれていて、現場はとっても助かっています。ありがとう!」とお声をいただいています。これは担当者として一番うれしいお言葉なんです。改めましていつもありがとうございます。

保育園調理師は、限られた方が担える希少なお仕事だと思います。

今回のインタビューで、現場で活躍されるさやか先生のリアルな声を通じて、たくさんの方々に、保育調理での働く楽しさ・やりがい・食の重要性を感じ取っていただけると思います。

あと、日々お仕事に追われる中でリフレッシュをされている行動力はさすがですね!お休みの日はついついお家でゆっくりしてしまいますが、私も見習って行動しようと思います(笑)。

人と人の繋がりがあってご縁が生まれる、こうして一緒にお仕事が出来ているのもご縁だと思います。今後もしっかりサポートをさせていただきますので宜しくお願いいたします!

from 保育コンシェルジュ kanayama

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インタビュー・構成 ・文 : 野間直樹
文 : 堀池恵美
写真 : 黒田彩加

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