うつ病の保育士が増えている?うつ病になってしまう原因と対策方法

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2024.4.20

うつ病の保育士が増えている?うつ病になってしまう原因と対策方法

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「うつ病」という言葉を聞いたことがある人は多いと思いますが、どこかで「自分とは関係のない病気だ」と思っていませんか?

実は、保育士として仕事を続けているうちに、うつ病を発症してしまう人も少なくないのです。

身近な病気と言えるからこそ、この機会にうつ病の原因や対処法について確認してみませんか?

改めて知っておきたい「うつ病」とは?

うつ病とは、精神疾患の一種です。

うつ病になると感情や気分をつかさどっている脳の神経伝達物質がスムーズに分泌されず、気分が落ち込んだり、希死念慮が浮かんだりといった変化がみられるようになります。

心身ともにさまざまな症状が出ますが、その症状の出方は人によっても大きく違うためはじめのうちは「ちょっと疲れているだけかな」と感じるかもしれません。

ただ疲れているだけの状態であれば多くの場合、数日のうちに体調が変わったり、気持ちが変わったりするでしょう。

うつ病の場合は、つらい症状が2週間以上続きます。

うつ病になってしまう原因は多岐に渡るため、改善のためにはさまざまなアプローチが必要です。

保育士がうつ病になってしまう原因とは?

保育士がうつ病になってしまう原因に、仕事のストレスや厳しさが挙げられます。

保育士の労働環境は改善傾向にありますが、一部の施設ではいまだ過酷な環境が続いているでしょう。

残業や持ち帰り仕事が多い、労働時間が長いなど……。

はじめのうちは頑張ってついていくことができていても、毎日のこととなると疲弊してしまいます。

そうした環境で長く働いていることにより、次第にうつ状態に陥ってしまうのです。

自覚症状があれば早期に対処できますが、場合によっては「これくらい普通のこと」「自分はもっと頑張らなきゃ」と思い込んでいることもあるでしょう。

「仕事のことを考えると気が滅入るけれど、休日は楽しく過ごしているからうつ病じゃない」と判断してしまうこともあるでしょう。

その場合、まずは症状を自覚するところからはじめなければいけません。

うつ病の症状について、知識を深めておきましょう。

うつ病の症状とは?

うつ病の症状は、肉体に出るものと精神に出るもの、それぞれあります。

◇やる気が出ない、疲れやすい
◇夜眠れない、もしくは寝すぎてしまう
◇食欲がない、もしくは食べすぎてしまう
◇常に不安やイライラ感がある
◇楽しい気持ちになることがない
◇趣味や好きなことに集中できなくなっている
◇頭痛や腹痛、吐き気などの症状がある
◇動悸や冷汗、息苦しさなどの症状がある

こうした症状が2週間以上続いているのであれば、うつ病の可能性が高いと言えるでしょう。

うつ病の種類とは?

うつ病には、いくつかの分類があります。

例えば、うつ病の症状だけであれば「単極性うつ病」という病気になりますが、うつとともに躁状態の症状も出ているときには「双極性障害」として診断されます。

双極性障害は、気分が落ちている時だけでなく非常に元気な時もあるため、本当にうつ病なのか見極めが難しく感じられるかもしれません。

また、重症度によっても変わります。

まだ軽症であれば仕事や日常生活ができることもあり、本人の自覚症状もなく周囲も気づかないかもしれません。

いわゆる「日常生活ができない」というレベルのうつ病は、かなり重症な状態と言えるでしょう。

早期に対応するためには、重症化する前の早い段階で適切な治療を受ける必要があります。

うつ病の治療はどのように行う?

うつ病の治療においては、よく休息を取り、必要に応じて薬物治療法と精神療法を行うことが大切です。

特に重要なのが休息ですが、仕事をしているとなかなか対応できないこともあるかもしれません。

会社に事情を話し、病欠によって対処できるのならいいのですが、それでおさまらない場合には休職や入院なども必要になります。

うつ病になってしまう人は、根が真面目な人も多く、そもそも仕事を休むことに罪悪感を覚えている人もいるでしょう。

そのような場合には、まず医師に相談し、休職が必要な状態かどうか医師の判断をあおぐことをおすすめします。

医師の診断書をもらった上で、職場の上司とよく相談しましょう。

薬物療法を行う際には医師から抗うつ剤が処方され、服用しながらしばらく経過を見るような流れになります。

とは言え即効性のある薬ではありませんので、薬を飲みはじめてすぐに効果が現れるわけではありません。

1か月や、それ以上の時間がかかる場合もあるでしょう。

また、薬によっては副作用が出てしまうこともありますので、その点もしっかり確認しながら療養していく必要があります。

とはいえ一時的に休むことができても、ふたたび職場へ復帰しなければならないとなると、どうしても気が滅入ってしまう人は多いでしょう。

状況に応じて、必要があれば転職も検討しましょう。

転職によって現在の職場から離れることができれば、うつ病の緩和につながるかもしれません。

まとめ

うつ病は、気分の落ち込んでしまう症状が代表的なものとして想像されやすいですが、実際には元気になりすぎてしまうなど、さまざまな症状が表れます。

自覚症状がないとどうしても見落としやすいので、自身の体調や精神状態に異変を感じたら、すぐ対処しましょう。

必要な機関へ相談するとともに、必要に応じて転職も検討しましょう。

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