PROFILE
保育士
キャリア:5年目
- 勤務地:同朋学園(神戸市灘区)
- アクセス:
阪急神戸本線 「六甲駅」市バス2系統 護国神社前下車 徒歩1分
- 出身校:兵庫大学
- お名前:もりじい先生

- 今のお仕事内容を教えてください。
- 小規模グループケアで男子コーナーのリーダーをしています。
「個」の関わり、支援を大切に日々の業務に励んでいます。
子ども達が帰ってくる場所を「笑顔」で守れる様に、チーム一丸となり協力しています。
職員同士の関係も大切にしています。それが回り回って支援になっていくと考えています。 - 今の施設を選んだ理由を教えてください。
- 大学での実習や施設でのアルバイトの体験を通して「個」の支援がしたいと考えました。
その中で小規模グループケアがある当園が目に留まりました。
自分自身、子どもは社会で育てていく必要があると考えていたのですが、
養育理念である「人は大切、子は宝」に強く共感し、就職する事に決めました。 - 施設の魅力・仕事の魅力を教えてください。
- 児童養護の魅力は何といっても子ども達の「人生」に寄り添える事だと思っています。
平らな道ではなく薄氷を踏むような日々を送ってきた子ども達に、
一人の「人間」として向き合える他にない経験をしてきました。
その中で日々成長する子ども達に胸打たれ、今日も子ども達と共に何気ない日常を歩んでいます。 - 仕事の大変さ、これまでの苦労や実際に仕事に就いて感じたギャップを教えてください。
- 仕事に対してのギャップはありませんでした。しかし想像以上の苦悩が待っていました。
「個」の支援を目指していましたが、その実現の為には知識や技術、何より経験が必要だという事を実感しました。
新人の時は、今以上に未熟でしたし、後悔は沢山あります。
しかし、当時担当していた子に「同朋学園に入れて良かった。そしてもりじいが担当で良かった」と言われた事が胸に残っています。
その言葉が今でも壁に立ち向かう原動力になっています。 - プライベートはどうやって過ごしていますか?
- バイクが好きで、カメラを持って出かけています!
- 実習中の思い出を教えてください。
- 実習最終日に「俺に向き合ってくれてありがとう」と宝物をくれた子がいました。
たった10日間ではありましたが、自分なりに一生懸命向き合った事が子どもに
伝わった事が一番の思い出です。 - 実習生が来た時にどのようなところを見ていますか?
- 自分は「支援のアンテナ」を持っているか見ています。
一見、問題が無い子どもも見方を変えればどこかで助けてとサインを出しているかも知れません。
そこに気づけなければ支援なんて思い付く訳がありません。
子どもの言葉には一つ一つ意味が込められています。
分からなくてもいいです。
しかし「今の行動にどんな意味があるのだろう、どんな背景があるのだろう」と思いを馳せる事ができる人を自分は評価します。
考えるクセが付いている人は現場で強いです。 - 就活中の学生へメッセージをお願いします。
- 児童養護を目指している方へ
今のうちに挑戦し、沢山失敗して下さい。その日々が現場に出た時の支えになる事は
勿論ですが、もっと大切な事があります。それは「伴走」する大切さを身に染みて分かるという事です。
子ども達は私たちの想像を超えた辛さを抱えています。
私達はしばしば、支援という大義名分を使い子どもの背を押せますが、
歩く事すら難しい子に正しくない方法となる可能性があります。
下を向いている子に「大丈夫だよ」と何も言わず側で寄り添う事も支援かもしれません!
失敗を経験すると、寄り添われる人の気持ち分かると思います。
「人生」と向き合う為の重要なスキルです。
今のうちに身に付けて欲しいです。 - 学生時代にやっておいた方がよかったと思う事はありますか?
- 自分は学生時代にボランティアを沢山してきました。
特に被災地支援として地震があった宮城県と熊本県に行きました。
その中で沢山の人と出会い、色んな事を学び経験しました。
特に自分は被災された方々が前を向き「生きている姿」に胸をうたれ、
子ども達にも「生きる」事を大切にできる様、日々関わっています。
何でもいいですが、何か一つ子ども達へのメッセージとなる出来事があればいいいなと思います。 - 仕事で困ったり悩んだ時は誰に相談しますか?
- 自分は日々、誰かに相談した事がありませんでした。
親や友人をはじめ基本的に人を頼るという事が苦手でした。
仕事を続けていく中で後輩に「少しは私を頼って下さい」と言われハッとしました。
それ以降考えている事は先輩、園長をはじめ先輩方に相談しています。
皆さん、親身になって聞いて下さっています。
そして同じホームを守る仲間にも相談する様になり、良いチームワークが生まれてきたと思います。
