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PROFILE

保育士
キャリア:6年目

  • 勤務地:もみじ保育園(箕面市)
  • アクセス: 阪急千里線 「北千里駅」阪急バス 粟生団地線「今宮」停留所 下車0分 ※北千里から約5分
  • 出身校:常磐会学園大学

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今のお仕事内容を教えてください。
2つの幼児異年齢クラスをサポートしつつ、年齢別活動では5歳児を担任をしています。
今の園を選んだ理由を教えてください。
初めて見学にいったとき、何だかゆったりとしていて、職員さんの雰囲気がいいなと感じました。個人的に、大人数より小規模の方が良かったというのもあります。他の園も見学したんですが、自分にはのびのびとした保育が合っているなと。
あとは、先生が子どもと対等の関係で保育をしているところが良かったです。子どもの気持ちに寄り添った保育ができるし、乳児さんは担当制なので、ゆったりと関われる。一人ひとりを見られるのがいいなと思いました。
園の魅力・仕事の魅力を教えてください。
基本的には何でも「やってみよう!」という感じがいいと思います。子どもにとっていいなと思うものは、できるだけ取り入れたいので。
今年はお部屋に、新しく工作コーナーを作りました。廃材を使って工作するんです。はさみやテープ、のりを置いて、誰でも自由に作れるように。子どもの創造力をもっと生かせる場があったらいいなと、幼児クラスの担任で話し合って作りました。そうすると、普段あまり工作をしなかった子も、興味をもってちょっとずつやってみたりするんですよ。

私個人としては、1年目0歳児、2年目1歳児、3年目2歳児と順に乳児さん担当で、4年目に異年齢(3・4・5歳児)の幼児さん担当になりました。
乳児さんのときからずっと見ている子たちだと、最初はミルクを飲んでいて、イヤイヤ期を過ぎて…この子大丈夫かな?て心配していた子もすっかりお姉さんらしくなって…すごいなって思うことがたくさんありました。できなかったことができるようになったり、挑戦する力が自然とついていたり。私のように持ち上がりで進むのはめずらしいので、自分でもすごい経験をしているなと思います。
仕事の大変さ、これまでの苦労や実際に仕事に就いて感じたギャップを教えてください。
生活発表会での劇のシナリオを考えるのがすごく難しくて大変でした。どう手をつけたらいいのか分からなくて。でも、周りの人に聞きながら、アドバイスを受ける中で、私なりに「こうしたい、ああしたい」と思えるようになりました。

他にも、以前までは職員が衣装を作っていたんですが、これからは子どもたちと一緒に衣装を作ったり、背景を用意したりするので、どういうふうに子どもと考えていくかなど、今も不安はあります。でも、何事も子どもと一緒にしたら楽しいかなと。子どもも楽しめるんじゃないかと思うとワクワクもあります。大人だけで考えるより、子どもと一緒に考えて創造力を発揮できたらなと思っています。子どもも私も、やり遂げたときの達成感は絶対すごいと思うから。
プライベートはどうやって過ごしていますか?
趣味はないんですけど、友だちと会うのが好きで、コロナ禍前はよく一緒に買い物に行ったり、飲みに行ったりしていました。人と関わるのが好きなので、人と会うことがストレス発散になっているのかなと思います。1年目、2年目は何かと週末は疲れてしまうと思うんですけど、私の場合、週の真ん中の水曜日で1回疲れて、また金曜日にかけてテンションが上がっていくので、土日どっちも予定を入れて遊びに行くことが多くて。めちゃめちゃ元気で、アクティブです。
実習中の思い出を教えてください。
実習中、けっこう私は控えめな感じで、自分に来てくれる子としか関わることができなくて。そのとき「周りをもう少し見た方がいいね」と言われて、そこから意識するようになれました。来てくれる子や気になる子に目がいきがちなんですが、今は静かに遊んでいる子や控えめな子とも自然と関われるようになりました。

あとは、幼稚園での1カ月の実習がすごく濃くて、子どもたちの成長ぶりにも感動しました。1カ月のうち前半は4歳児、後半は5歳児のクラスに入ったんですが、運動会前で、4歳児さんが踊りの振り付けを覚え始めた頃でした。その頃は、ほとんど踊れていなかったんですが、運動会当日、「私が5歳児クラスに入っている間に、こんなに踊れるようになるのか!」と思うくらい踊れるようになっていて感動しました。
実習生が来た時にどのようなところを見ていますか?
子どもが好きかどうかですね。表情に出るので分かりやすいと思います。子どもが好きで、関わりたい気持ちがあればいいなと思います。
私は記録が苦手でしたが(笑)、日誌もしっかり見ます。子どもの姿について書くんですが、そのときに実習生がした行動も書くので、どんなところに目を向けて、どんな気持ちで行動したのかなどを読み取るようにしています。
就活中の学生へメッセージをお願いします。
実は私、就職前はずっと学生のままがいいと思っていて、本当に働きたくなかったんです。でもいざ働いてみたら、子どもはすごくかわいいし、子どもの成長をみていたら、私も頑張ろうと思えました。
働いてみて、初めて自分の担当の子をもって、気づくことがたくさんあります。その子のために何かしてあげたいという気持ちがすごく出てくる。不安は不安だと思いますが、一歩踏み出せば周りはちゃんと見てくれています。子どもも、保護者さんも、同じ職員も。だから大丈夫です。自信をもってください。自分に合っていると思う場所で、楽しんで保育をできたらいいなと思っています。
仕事で困ったり悩んだ時は誰に相談しますか?
いつも相談するのは、同僚や家族、同じ仕事をしている友だちです。また、悩んだ際は、先輩に相談するなどして、色んな意見を聞いたうえで、どのようにしていくか考えています。
この園は、何かあるとすぐに相談しやすく、一緒に考えていってくれるので、安心して働くことができています。
一番好きな行事は何ですか?
幼児クラスを持つようになり、行事に向けての活動は、異年齢だからこそとても難しく大変です。その中でもフェスティバル冬(生活発表会)は、私にとって印象に残る行事です。毎日活動しますが、日々子どもたちの姿は変わっていき、本番では子どもの成長した姿を見ることができて感動しますし、本当にやりがいがあります。大変で緊張もしますが、それ以上に子どもたちと一緒に頑張った喜びや達成感があるので、この仕事をしていてよかったと感じます。