2020.12.18
3年目の保育士が「辞めたい」と思う理由!有利な転職のためにも辞める前に考えたいこととは?
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「3年目の保育士は辞めやすくなる」という話を聞いたことがありませんか?
実はこの法則はただの偶然ではなく、ある理由やきっかけが原因となって起きてしまうんです。
今回はその理由や、実際に辞めるという決断をする前に考えておきたいことについて解説していきます。
今「職場を辞めたほうがいいのかな?」と悩んでいる保育士さんは、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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保育士は3年目に「辞めがち」って本当?
実は「仕事に就いてから3年目で辞めたくなる」というのは、保育士だけでなくあらゆる業種で語られる「あるある」なんです。
と言うのも3年目に突入すると、右も左もわからない中でどうにか努力しなければならない新人の頃に比べて余裕が生まれ、落ち着いてくるものです。
1年目のときにはできなかった仕事ができるようになったり、先輩から新しい立場・役割を任されたりすることもあるでしょう。
職場によっては、新たに後輩が入ってきて面倒をみるようになることもあるかもしれません。
このような理由から3年目は立場が変わりやすく、自信がなくなったり、仕事の責任が大きくなってつらいと感じたりしやすくなります。
1~2年目に比べて余裕が生まれ、職場に対して冷静な目を向けられるからこそ今まで見落としてきたことに気がつきやすくなるのも3年目ならではの特徴です。
「もしかして、園長の保育方針と合っていないのかも?」、「ほかの施設はもっと労働条件が優れているみたいだけど……」
このように、視野が広がるからこそ「今の職場で働き続けていいの?」と思ってしまうのです。
しかし、職場で嫌なことがあったときにその勢いのまま「もう辞めよう!」と決めてしまうと、後悔してしまうかもしれません。
辞めるか否かを最終決定する前に、次のようなポイントについてよく考えてみましょう。
現在の職場で5年後、10年後、20年後のイメージができる?
本当に辞めていいかを考える上で大切な基準の一つに「現在の職場で働き続けることができそうかどうか」というものがあります。
「辞めない」という選択肢を選ぶということは、これから先も同じ場所で働き続けることになるはずです。
5年、10年、20年先をイメージしてみて、同じ職場で働く自分が想像できるでしょうか。
また、そうした未来に「楽しそう」と期待したり、「安定していそうでいいな」と思えたりするでしょうか。
長く働いていくことを仮定したとき、いいイメージが浮かばないのであれば、早い段階で辞める決断をしてもいいのかもしれません。
反対に「もう辞める!」と思っても「ここで働き続けて昇格すれば、手取りが◯万円になる」というイメージができるならぐっと堪えた方がいいかもしれません。
給料や労働条件には納得できている?
「保育士の給料は低い」という話を聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。
働きはじめてしばらく経つと、その意味が身にしみてわかっていきます。
「思うよりに貯金ができない」、「ほかの職場で活躍している友人たちはもっと稼いでるみたい」など、不安が目に見えると仕事にも納得できなくなってしまいますよね。
また「残業が多くて身体がついていかない」、「休みが少なくてつらい」といった給料以外の面でも不満が出てきてしまうかもしれません。
反対に「近隣の保育施設の中では、うちが一番条件がいい」ということもあります。
休日休暇、手当、福利厚生、残業の多さなど、細かな部分も含めて、改めて納得できる環境か考えてみましょう。
結婚したとき、子どもが生まれたときどうする?
「現在の環境に不満はない」というときに考えてほしいのは、これから先のことです。
多くの人が、年齢を重ねる中でライフステージの変化を経験していくでしょう。
例えば結婚したとき、子どもができたとき、親の介護が必要になったときなどは、どうしても暮らし方、働き方が変わっていきます。
あなた自身は「今の職場で変わらず働き続けたい」と考えていても、さまざまな理由から同じ働き方が続けられない可能性もあります。
先輩保育士を見ていれば施設の方針で「出産休暇は○ヶ月まで」と決まっていたり、「臨月まではできるだけ働いてほしい」と頼まれたりしていることに気付く場合もあるでしょう。
反対に、理解のある施設なら出産後も「子どもが体調を崩してしまった」というときに理解してもらえる、といったサポートが期待できます。
「やっぱり辞めたい!」と思ったら……
これらを考えた上で「やっぱり今の職場を辞めたい!」と思ったときには、本格的に転職を検討してみるのもいいかもしれません。
実際に求人情報に目を通してみると、視界が広くなるはずです。
「この給与や手当なら、納得して働けそうだ」と思える求人もあれば、反対に「この条件なら、今の職場で働き続けるほうがいいかも」と思うこともあるかもしれません。
色んな条件を見比べながら自分に合った求人を探していく中で、自分が最も大事にしたいことも見えてくるでしょう。
「給料」なのか「立地」なのか「休日休暇の多さ」なのか「園長の保育方針」なのか……。
一度立ち止まってよく考えることで、その後の保育士人生もひらけていくはずですよ。
まとめ
3年目の保育士は悩みやすいものですが「みんな3年目には悩んでいるんだ」と知っていれば、少し気持ちが軽くなるのではないでしょうか。
労働環境に対する不満があるのか、数年後も変わらずに働けるのかなどさまざまな角度から、現在の環境をよく考えてみましょう。
それでもやはり「辞めたい」という気持ちが強い場合には、よりよい環境を目指した転職活動をおすすめします。