2020.5.20
遠足のバスレクに悩んだら!おすすめアイディアと注意点
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楽しい行事の一つである遠足に向けて保育士は、子どもたちが充実した時間を過ごせるようさまざまな準備をしていることでしょう。
中でも、目的地へ向かう途中や移動の際に行う「バスレク」は、楽しい時間を演出するためしっかり用意しておきたいものです。
具体的に、おすすめのバスレクや注意点を解説していきましょう。
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バスレクとは?魅力と注意したいこと
バスレクとは、バスの中で楽しむレクリエーションのことです。
バスレクを実施することで、長時間の移動で飽きてしまう子、バスの中で走り回ったり自由な行動をしたりする子も楽しい時間を過ごすことができます。
ただしバスレクは、必ずやらなければいけないものではありません。
例えば、子どもたちが楽しそうに景色を見ていたり、運転手さんに迷惑をかけることなくいい子にしていたりと問題がない場合にはそれを遮ってバスレクをする必要はありません。
また、バスの乗車時間が短い場合にバスレクをはじめてしまうと、かえってあわただしくなるので注意してください。
乗車時間の長いバスで「そろそろ子どもたちが飽きてきたのでは」と感じたタイミングでバスレクをはじめれば、楽しく盛り上がることができます。
また、注意点として、バスレクの途中になにかをじっと見る、読む、書くということがないようにしてください。
バスレクにこうした動作を取り入れると、乗り物酔いを誘発しやすくなりますので、子どもたちが疲れないよう様子を見ながら実行してください。
定番の「クイズ」系バスレク
まず定番のバスレクとして覚えておきたいのが、クイズやなぞなぞです。
特に「正解がわかったら、頭の上で○か×を作ってね」という○×クイズならば、手軽にはじめられます。
遠足へ行く道中のバスレクなら目的地やバスにまつわるクイズを用意するのもいいかもしれません。
バスにまつわるお約束を確認するためには、次のような問題を出題してみましょう。
□バスの中では立ち上がったり歩き回ったりしてもいい? 答え:×です!けがをしないためにも、席から離れないでね。
□帰りは、バスが出発する時間ぴったりに集合すればいい? 答え:×です!バスが出発する時間より○分早く集合時間を決めているので、覚えておいてね。
□バスの窓から手を出しちゃいけない? 答え:○です!危ないので絶対に手を出さないでね。
ポイントは、答えとともに「なぜ?」という部分を説明してあげることです。
さらに、目的地や遠足に関連するクイズも考えておきましょう。
□これから行く◯◯公園には、桜の木がある? 答え:○です!○○公園についたら、どこにあるか探してみよう!
□これから行く◯◯公園の大きさは、保育園2つ分の大きさ? 答え:×です!実は保育園5つ分というすごく大きな公園なので、迷子にならないように気をつけてね。
□今日のお昼の時間は30分? 答え:×です!お昼の時間は50分あるので、ゆっくりご飯を食べてね。
目的地についての知識も深められるので、より印象深い遠足になるでしょう。
しりとりや連想ゲーム
クイズだけでなく、しりとりや連想ゲームも準備が必要なく簡単に取り組め、かつお友達と協力できるのでおすすめです。
しりとりでは一番前にいる先生からスタートして、一番後ろの子まで言葉をつなぐというように目標を作れば、団結力も高まるでしょう。
「食べ物しりとり」のようにテーマを決めたり、できるだけ早く「ん」のつく言葉で終わらせることを目標にしたりと、変化球のしりとりをはじめてみても面白いですよ。
さらにしりとりに限らず、連想ゲームのように、頭を使いながら友達と協力できるゲームも考えてみましょう。
連想ゲームとは、遠足といったら楽しい、楽しいと言ったらゲーム、ゲームといったら……というようにコミュニケーションをとりながら答えをつなげていくゲームです。
親子遠足なら、親子で一緒に考えてもらうとよりスムーズです。
歌や手遊び
「バスごっこ」や「バスにのって」など、バスを題材にした歌や手遊びを実際にバスに乗りながら楽しむと、臨場感を味わえるのでおすすめです。
また、「バスレクCD」というバスレクのためのCDも展開されています。
こうしたCDを準備しておけば、先生が声をあげて仕切らずとも座ったままレクリエーションを楽しめますので、必要に応じて活用しましょう。
ただし、音が出るものを利用する時には必ず運転手さんへ確認をとってください。
まとめ
遠足は、目的地についてからの時間だけでなく道中のバスの中も楽しい時間を過ごしたいものですよね。
受け持つクラスや子どもたちの雰囲気によっても、喜ばれるバスレクは変わるからこそ「みんなが楽しく参加してくれるバスレクはどれだろう?」と想像しながら詳細を決めてみてください。
楽しいバスレクで、ますます思い出深い時間を演出してくださいね。