保育園の延長保育とは?通常の保育との違いや気配りをすべき点

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2022.3.16

保育園の延長保育とは?通常の保育との違いや気配りをすべき点

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毎日忙しい保護者にとって、ふとしたとき子どもを任せられる相手はありがたい存在と言えるでしょう。

そこで保育施設では、「延長保育」を行っているケースも少なくありません。

保育士目線で、改めて延長保育の需要について解説していきましょう。

延長保育とは

延長保育とは、保育施設が提供する保育サービスのひとつです。

主に、保護者がお迎えの時間に間に合わないときなどに利用されます。

一般的に保育施設は、朝から夕方までの時間帯に子どもを預かることが多いものです。

それに対して通常の時間帯外で保育サービスを行うことを「延長保育」と呼びます。

「延長」という文字があるため、夕方以降の時間帯を指すというイメージがあるかもしれませんが、早朝など早い時間に行う場合も延長保育に区分されます。

受付可能時間は施設ごとにまったく違い、早朝の受付ができない施設もあれば、深夜の時間帯も込みで受付している施設もあります。

中には24時間の施設もあり、長い時間の延長保育を受け付けることも可能です。

延長保育は一般的な保育サービスと料金が異なり、利用した日だけ支払うシステムが一般的ですが、延長保育を利用する日が多いご家庭は月額料金を支払うこともあります。

さらに延長保育の時間帯で夕食などを用意するときには、プラスアルファの料金が発生する可能性もあります。

延長保育の需要

延長保育は、近年ますます需要が増えています。

近年、共働きをする家庭が増えており、子育てをしながらフルタイムで働いている人もめずらしくありません。

そうした人にとって、一般的な保育施設での保育時間が終わり次第迎えに行くことは簡単ではありません。

長い時間預かってくれる延長保育は、フルタイムで働く世帯にとってなくてはならないサービスと言えるでしょう。

夜間のみ受け付けている保育施設などもありますが、子ども目線では昼夜それぞれ別の、色んな場所に預けられるのはあまりいいものではありません。

普段通っている保育施設でそのまま延長保育できれば、保護者にとっても子どもにとっても負担を抑えられます。

今後ますます、性別を問わず社会で活躍するようになっていくと、延長保育のニーズはさらに高まっていくでしょう。

延長保育ならではの特徴

延長保育は、必要に応じて通常保育とは違うサービスを行います。

例えば保護者のお迎えが夜以降になってしまう場合には、子どもたちに食事やおやつを用意するケースもあります。

このときの食費は通常、延長保育の費用には含まれませんので必要に応じて料金を支払ってもらわなければいけません。

保育士は、食費を支払っている子とそうでない子をきちんと把握して、必要な対応を行うことになります。

また、保育施設では小学校入学前の子どもを受け入れるのが一般的だと思いますが、延長保育では通常よりも年齢層の高い子どもを預かることがあります。

保護者の帰宅が遅い場合、学童保育と呼ばれるサービスを利用する子どもも多いですよね。

保育施設でも同様のサービスを導入し、小学生以降の子どもを受け入れるパターンがあります。

このあたりは施設によって対応が異なるため、施設の対応を確認しておきましょう。

延長保育で保育士にできること

延長保育では、日中に行う保育サービスとは違った気配りが求められます。

子どもたちは「早くママに会いたい」「なんでうちはお迎えに来てくれないんだろう」というように、不満や不安を覚えている可能性があります。

子どもたちの身の回りのことをしたり、遊んだりするだけでなくメンタル面のケアも行わなければいけません。

日中は元気で活発な子であっても、夕方以降になると不安や疲れによっていらだちはじめたり、泣きはじめたりすることもあります。

不安定に陥りやすい状況ですから、保育士は子どもたちが心穏やかに、心地良く過ごせる環境づくりを目指しましょう。

テンションがあがるような激しい遊びをするのではなく、本を読んだり、お絵かきをしたりと子どもたちがゆっくり過ごせる時間を意識してください。

子どもたちが不安そうにしていたり、心が乱れているようすがあったりすればできるだけゆっくりと過ごせるように気にかけてあげましょう。

また、延長保育では日中と異なり年齢の異なる子どもたちをひとつの部屋で見ることもめずらしくありません。

普段と違う環境で子どもたちが不安になった結果、年齢の違う子たちとのあいだでトラブルが起きないように気を配りましょう。

まとめ

保育施設では、通常の時間帯で行う保育サービスのほかに、延長保育と呼ばれる時間外サービスを提供していることも珍しくありません。

延長保育は日中とはまた異なる環境のため、保育士も特別な気配りが必要です。

子どもたちのようすも見ながら、適切な保育サービスを提供しましょう。

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