保育士の非正規雇用ってどんなの?パート・アルバイト・派遣などの働き方の違い

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2024.9.20

保育士の非正規雇用ってどんなの?パート・アルバイト・派遣などの働き方の違い

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保育士というと、フルタイム勤務の仕事だとイメージする人も多いかもしれません。

しかし実際は、正社員に限らずパートやアルバイト、派遣など、さまざまな雇用形態で働くことができます。

より自由に、自分らしく働くためにも保育士の雇用形態について確認していきましょう。

保育士の雇用形態とは?

「雇用形態」とは、いわば企業や施設での「働き方」のことです。

企業側と従業員側でどのような雇用形態で契約を締結するかによって、その人がどのように働くかが変わります。

雇用形態には正社員のほか、派遣社員、契約社員、パート、アルバイトといった種類があります。

従業員は自身のライフスタイルを踏まえた上で、最適な雇用形態を選んで働くことができます。

その中でも、多くの人が無意識に「正社員として働くべきだ」と思い込んでいる傾向にあるのではないでしょうか。

就職や転職の際には、その他の雇用形態も含めて、改めて特徴を確認してみましょう。

保育士の「パート、アルバイト勤務」とは?

パートとアルバイトは、法律上では同じ扱いをされています。

そして、パート、アルバイトとして働く上ではパートタイム労働法に基づくこととなります。

パートタイム労働法では「1週間の所定労働時間が同一の事業所に雇用される通常の労働者の1週間の所定労働時間に比べて短い労働者」をパート、アルバイトと定義されています。

パート、アルバイトの保育士は、正社員の保育士の補助が主な仕事となります。

保育園によっては、早朝保育や延長保育の担当となることもあります。

パート、アルバイトとして働くメリットはなんと言っても、勤務時間の融通が利くことでしょう。

例えば育児中など、プライベートの時間も大事にしたい保育士でも働きやすくなります。

残業なども発生しにくく、決まった時間でしっかり働くことができます。

保育士の「派遣勤務」とは?

派遣保育士とは、保育士派遣会社に登録して働く保育士のことです。

保育園との直接契約ではなく、派遣会社との契約になります。

給与の支払いや福利厚生は、派遣会社によって変わります。

そして派遣会社にて紹介された保育園で、働くことができます。

そのため、派遣会社の担当者が施設とのあいだに入ってくれることが大きなメリットです。

条件や待遇、労働環境など気になることがあれば、担当者へ相談することで保育園にかけあってもらえるでしょう。

もし、就業先の保育園が合わなければ別の保育園を紹介してもらうことも可能です。

時給などの給与面も、一般的なパートやアルバイトより派遣の方が高めに設定されることが多いでしょう。

一方で、短期の契約の場合施設に慣れてきたところで他の施設への異動になるなど、人間関係が築きにくくなる点はデメリットです。

ただし、一定期間勤務することにより、保育園との話し合いの上で直接雇用へ契約を切り替えることもあります。

仕事ぶりによっては、正社員としての就業につながる可能性もあるでしょう。

ちなみにパート、アルバイトは正社員と同じく保育園の直接雇用となる形態です。

直接雇用の場合、不満を伝えにくいことや、合わない保育園でも辞めにくいことが特徴といえるでしょう。

仕事内容は基本的には、直接雇用の保育士と変わりません。

遊びの時間や食事のサポートなど、子どもたちの生活に寄り添った業務を行います。

正社員以外の保育士の働き方の例

正社員の場合、平日のフルタイム勤務はもちろんのこと、施設によっては土曜や日曜の勤務が求められたり、残業も日常的に行われたりします。

担任をもっている人はなおのこと、ワークライフバランスが乱れやすくなってしまうかもしれません。

特に次のような条件に当てはまる保育士は、正社員として働くことが難しくなるでしょう。

◆育児中で、子どもといる時間を優先したい
◆親の介護や家族の看病をしている
◆そのほか、家庭の事情で時間の制約がある
◆ブランクがあるので、いきなり正社員として働ける自信がない
◆ゆくゆくは正社員として働きたいけれど、現在はそれができない

しかし、パートやアルバイト、派遣のような雇用形態であれば、家庭を優先した働き方ができます。

特に派遣の場合には、「将来の正社員雇用を前提に、まずは派遣保育士として雇用する」という働き方もできます。

まずは「どんな自分でありたいか」を考えた上で、雇用形態についても柔軟に考えてみてはいかがでしょうか?

まとめ

保育士の雇用形態は、正社員のほかにもパートやアルバイト、派遣などの形があります。

正社員として働くのが難しい人はもちろんのこと、より柔軟な働き方を叶えたい人にとっても、雇用形態を見直すことは視野を広げるきっかけになるでしょう。

自分に合った働き方を選べば、ストレスのない未来へ導けるかもしれません。

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