PROFILE
栄養士
キャリア:3年目
- 勤務地:ひむろこだま保育園(高槻市)
- アクセス:
JR東海道本線 「摂津富田駅」徒歩20分
- 出身校:大阪樟蔭女子大学
- お名前:あかね先生
- 今のお仕事内容を教えてください。
- 主に、調理業務と栄養士の事務業務を行っています。調理業務では、離乳食作り、給食の野菜の下処理・切り作業、盛り付け・配膳、下膳、おやつ作りを行っています。
また、ひむろこだま保育園では、本園から徒歩1分程の距離に分園という5歳児クラスと一時預かりの子どもたちが生活している施設があり、分園に給食を配達し盛り付けを行っています。
事務業務では、発注作業、献立作成をメインに行っています。それ以外にも給食だよりの作成や離乳食の献立作成、献立変更作業、調味料の在庫確認等を行っています。 - 今の園を選んだ理由を教えてください。
- ひむろこだま保育園は、社会福祉法人大阪福祉事業財団が運営している法人で、保育園の他に児童養護施設や高齢者施設、障害者施設、救護施設などさまざまな施設を運営している法人です。
子どもからお年寄りまで、様々な年齢・健康状態に応じた栄養士の仕事内容・栄養士としての関わり方等を学びたいと思い、この法人を選びました。
その中でもひむろこだま保育園を選んだ理由は三つあります。
一つ目は、栄養教諭の資格取得のために小学校に教育実習に行き、食育を行いました。その時に子どもたちと関わることの楽しさ、食育の楽しさを知ることができたため、子どもたちに食育を行いたいと感じたからです。
二つ目は、施設見学を行った際に園長先生の対応がとても丁寧で、初めましての私の良いところにすぐに気づいてくださったため、その園長先生の下で働き、人の良いところをすぐに見つけることができる人になりたいと思ったからです。
三つ目は、施設見学の際に、職種は違うけれど給食室の先生方のことも保育園で働く一員として、認められ信頼されていることが伝わってきたからです。 - 園の魅力・仕事の魅力を教えてください。
- ひむろこだま保育園の魅力は、子どもたちがとても積極的でなんでもやってみよう精神があり、なんでも諦めずに挑戦しているところです。その姿が給食室から見ていても伝わってきます。
また、子どもたちだけでなく先生方も熱心に一人一人の園児に丁寧に向き合っていることが伝わってきます。
給食の魅力は、国産の物を使用していること、加工品をできる限り使わず食材そのものの美味しさを生かした調理を行っているところです。その他にも、地域の農家さんに協力していただき旬の野菜を使用し地産地消を行っています。
また、ひむろこだま保育園では、子どもたちが色んなものになりきる、ごっこ遊びが盛んです。
ごっこ遊びを給食室でも取り入れられないかと考え、食育の一環としてお店屋さんをテーマとし、子どもたちにお客さんになりきって給食を取りに来てもらったり、ウエイター・ウエイトレスとなり、お店屋さんになりきってもらったり、保育と関連させた取り組みを行っています。
そこで、子どもたちと関わり、実際に子どもたちから「美味しかった」「楽しかった」等の生の声を聞くことが、やりがいにつながっており、魅力だと感じています。 - 仕事の大変さ、これまでの苦労や実際に仕事に就いて感じたギャップを教えてください。
- 新型コロナウイルスやインフルエンザ等の感染症拡大によって休園になった時や子どもの人数が急に減った時は、普段の栄養士業務に加えて発注変更を行わなくてはならないため、時間に追われてしまいました。
給食室内の先生がコロナやインフルエンザにかかってしまった際は調理の人手が足りず調理を行うため、栄養士業務との両立が難しかったです。この1年は、特に感染症に悩まされました。
調理の面では、大量調理の経験が無かったため調理作業に時間がかかってしまい、今でもなかなか早く作業できないことが課題で大変だと感じます。栄養士業務では、何事も数字が付き物のため、様々な場面で数字を頭に入れなければならないことにまだ慣れておらず、苦労しています。 - プライベートはどうやって過ごしていますか?
- 休みの日は、基本的に出かけていることが多いです。友達とカフェに行ったり、ショッピングをしています。連休の時は、カメラをもって旅行に行くこともあります。
仕事後は、週に2日ほどですがジムに通っていて筋トレを行っています。それ以外の日は自習を行ったり、ドラマや大好きなアニメを見ています。 - 実習中の思い出を教えてください。
- 私は、教育実習と事業所での給食実習を行いました。
教育実習では、模擬授業の準備等に追われて徹夜が続きましたが、子どもたちと会えば眠さも吹っ飛び毎日子どもたちと外で遊んでいたことがとても思い出に残っています。
また、私は人前に立つことが苦手ですが、模擬授業を行い始めたら、気が付いたら緊張がなくなり、授業をしていることが楽しい!と思えるようになりました。その瞬間が今でも忘れられない思い出となっています。
事業所の給食実習では、実習に行くまで事業所の栄養士の方がどのような仕事をしているのかが全く分かっていなかったため、栄養士の仕事の視野が広がったことが印象に残っています。
私が実習に行った際はコロナ禍だったため、実習期間の延期や実習施設の変更などが続き、満足のいく実習が行えなかったため悔いが残っています。 - 実習生が来た時にどのようなところを見ていますか?
- 私が実習に行かせていただいたときは、当たり前のことですが挨拶や返事を大きい声で行うこと、わからないことを積極的に質問することを意識していたため、声の大きさや積極的かどうかを見ています。
また、実習に対して意欲的かどうかはとても伝わってきます。実習という学ぶことができる環境が整っていることに感謝して実習に挑んでいただけると嬉しいです。 - 就活中の学生へメッセージをお願いします。
- 私は心配性なため、前もって就活を行っていました。大学2年生の時からインターンシップに参加したため、自分のやりたいことをじっくり考える時間がありました。
また前もって行っていたことで企業研究を丁寧に行うことができたので、より企業を知って面接に挑むことが来ました。前もって動けば、面接三昧でしんどくなってしまったり、うまく話せなくて悩んでしまっても休憩して心を落ち着かせる時間も確保できます。
なので、就活だけでなく何事も前もって行動することが大切です。
今思えば、学生の間はたくさん時間があり、「もっと色んなことをやっておけばよかった」と後悔しています。
インターンシップやボランティア活動、アルバイトなど一つでも多くの事に挑戦したくさんの関わりを持っていたら、自分の役に立ち長所に繋がります。
たくさんのことを経験して時間を有効活用して下さい。
楽しい学生生活楽しんでください! - 最近、感情を揺さぶられたエピソードがあれば教えてください。
- 保育園の卒園式が感動して感情が揺さぶられました。働き始めて1年経ちましたが、1番関わりがあったのが卒園児でした。分園でお話したり一緒にご飯を食べたり、給食や食育を通して関わっていたため、思い入れが強かったです。
また、運動会や生活発表会などを頑張っている姿・成長してく姿も見ていました。そういう思い出や卒園してしまうさみしさや卒園式当日の卒園児への担任からのメッセージや保護者からの歌のプレゼントがとても素敵だったため、大号泣してしまいました。
温かく素敵な場に居ることができて嬉しかったです。 - 出勤から退勤まで、一日の仕事内容を教えてください。
- 出勤してお昼までは発注作業やその他の栄養士業務を行います。
調理師の人数や誕生会など献立によって調理業務を行います。調理場に入るときは下処理担当と野菜を切る担当、朝のおやつの用意・当日に使用する食器を準備する担当に分かれて作業を行います。
その後は、それぞれのメニューの調理、離乳食作成、アレルギー用の給食の調理を行い、配膳作業を行っています。お昼からはおやつ作りの手伝いをしたり、毎日の栄養士業務(在庫確認、園児の人数確認、書類作成など)を行います。
月に何度か委員会や会議に参加する日もあります。