私たちは“園は家庭の続きでなくてはならない”と考えています。子どもが楽しく安心して過ごせる「生活の場」となるように、目的ごとにお部屋を分けて保育しています。例えば、食事をする「ランチルーム」、遊びのコーナーがたくさんある「プレイルーム」、身支度をする「ロッカールーム」、お昼寝をする「ねんねの部屋」といった具合です。園庭は「運動場」ではなくお庭です。園庭には草花や樹木がたくさん植えてあり起伏もあります。このような環境の中で、子ども達は自分の大好きな遊びを見つけ、イメージしながら工夫してあそび、あそんでみてどうだったか、そして次はどうするかを振り返ることができるようにしています。
また、併設する高齢者施設の皆様と交流を深める中で、失われつつある本来の「家庭」や「家族」のような経験がきるようにしています。普段の生活の中で高齢者とコミュニケーションを取り、お年寄りや弱い立場の人を思いやる気持ちや優しさが育まれるよう教育しています。