保育士の転職市場動向レポート【関西エリア版・2026年7月版】

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2026.8.6

保育士の転職市場動向レポート【関西エリア版・2026年7月版】

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はじめに

保育士専門の転職支援サービス「ほいコレ」運営事務局が、実際の応募データをもとに関西エリアを中心とした転職市場の最新の動きをお届けします。

この記事では、2026年7月度(2026年7月1日~7月31日)に「ほいコレ」へご応募いただいたデータを分析し、保育士の皆さまの転職活動の「今」を明らかにしていきます。

「ほいコレ」は、大阪に本社を置くベルサンテスタッフ株式会社が運営しており、そのため今回ご紹介する応募データも、大阪をはじめとする関西エリアの情報が中心となっています。今どのエリアで、どのような方が動いているのかを知ることで、ご自身の転職活動を組み立てる手がかりが見つかるはずです。

※プライバシー保護と、個別の数値よりも全体の傾向をお伝えすることを目的として、応募の件数につきましては非公開としております。

夏本番を迎える7月は、上半期の仕事ぶりを振り返りつつ、夏のボーナスを一つの区切りとして今後の働き方を見つめ直す方が増える時期です。お盆明けから本格化する秋の転職シーズンに向けて、情報収集を始める方も少なくありません。

この記事が、転職を考える保育関連職の皆さまにとって、ご自身の活動の参考になれば幸いです。

レポートサマリー

2026年7月度のデータから読み取れる転職市場における重要なポイントは、以下の3点です。


20代の若手層と、50代・60代以上のベテラン層の動きが引き続き活発:30代・40代を挟んで20代とシニア層が多いという構図が、前月に続いて表れています。

エリアによって応募者の年代層が大きく異なる:大阪市内エリアはシニア層が中心である一方、兵庫エリアや北摂エリアは20~30代が中心と、地域ごとに全く違う顔ぶれが見られます。

「資格なし・不明」が全体の約半数を占める:保育士資格をお持ちでない方の応募が引き続き多く、他業種からの転身や保育補助としての参加が根づいています。

1. 応募者の全体像

まずは、2026年7月度に当社へご登録いただいた皆さまが、どのような年代・資格をお持ちなのか見ていきましょう。

【年代別の動向】

年代が不明な方を除くと、20代が最も多く、次いで60代以上、30代、50代と続き、40代がやや少なめという結果でした。

20代は保育観に合う環境を探したり、経験を積める職場を求めて積極的に動く時期です。一方で50代・60代以上のベテラン層も引き続き多く、長年の現場経験を生かしつつ、ご自身の体力やペースに合った働き方を探す姿がうかがえます。30代・40代は家庭やキャリアの状況が落ち着きやすい時期のためか、相対的に人数が少なめでした。

10代
14.6%
20代
22.6%
30代
17.1%
40代
11.1%
50代
16.6%
60代以上
18.0%

【保有資格別の動向】

「ほいコレ」では、保育士資格や幼稚園教諭免許をお持ちの方はもちろん、資格をお持ちでない方にも広くご利用いただいています。

7月度のデータでは、「資格あり」の方が全体の52.9%を占めました。専門の資格を生かして、より良い環境やご自身の保育観に合う職場を求める方が半数を超えています。

一方で、「資格なし・不明」の方も47.1%とほぼ半数を占めています。保育業界では、保育士のサポートを担う保育補助や、調理補助といった立場で、無資格からでも始められる仕事が数多くあります。

2026年度から全国の自治体で本格実施されている「こども誰でも通園制度」により、保育所等に通っていない0歳6か月から満3歳未満のお子さまを対象とした新たな保育の場が生まれており、保育士や保育補助など多様な人材の求めがさらに広がっていくと見込まれます。

出典)こども誰でも通園制度について|こども家庭庁

資格の有無
構成比 (%)
資格あり
52.9%
資格なし / 不明
47.1%
合計
100.0%

【年代によって異なる資格の持ち方】

年代と資格をかけ合わせて見ると、世代ごとに資格の持ち方に特徴があることが分かりました。

30代は「保育士・幼稚園教諭」の資格をお持ちの方が36.7%と最も高く、資格を生かして環境を変えたいと考える方が中心の世代です。一方、10代・20代は資格なしの方がおよそ35%を占め、保育の仕事に初めて挑戦する方の割合が高くなっています。50代・60代以上では、子育て支援員の資格をお持ちの方の比率が他の世代より高く、ご自身の子育て経験を生かして再び保育の現場に関わろうとする方の姿が見られました。

【事例】ピアノ講師から50代で保育士デビュー!年齢に関わらず新しい一歩を踏み出したケース

愛知県北名古屋市の小規模保育園で働く50代の派遣保育士・やすこ先生

実際に「ほいコレ」を利用しているやすこ先生の事例のように、「約20年間続けてきたピアノ講師の仕事から、50代になって初めて小規模保育園の保育士として働き始めた」といった、年齢を理由にためらっていた方の背中を押すお手伝いを、当社では数多く行っています。

これまでの経験を生かせる職場や、無理のないペースで始められる小規模な園など、ご本人の状況に合わせたご案内を大切にしています。

【関連】やすこ先生:保育士 求人専門サイト「ほいコレ」

年齢や資格の有無にかかわらず保育の仕事に関わりたいと考える方が増えている点は、業界にとって明るい動きと言えるでしょう。

もし年齢や未経験であることに不安がある場合は、[派遣保育士への転職、迷っていますか?働き方の違いから優良派遣会社の選び方まで完全ガイド]や、[保育士派遣は未経験でも安心!無資格から働くメリットと探し方]もあわせてご覧ください。

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2. エリア別の動向

当社に寄せられた、希望される勤務地エリアの動きを見てみましょう。

「兵庫エリア」への希望が最も多く、全体の22.1%を占めました。次いで「北摂エリア」「関東エリア」「京都北エリア」が同水準で続いており、特定の地域に偏らず、関西一円から関東まで幅広く希望が寄せられている状況です。

エリア(上位)
構成比 (%)
兵庫エリア
22.1%
北摂エリア
9.6%
関東エリア
9.6%
京都北エリア
9.6%
大阪市内エリア
8.9%
京都南エリア
5.6%
その他エリア
34.6%
合計
100.0%

【エリアごとに異なる応募者の年代層】

今回のデータを年代とかけ合わせてみると、エリアによって応募される方の年代層に大きな違いがあることが分かりました。

大阪市内エリアは、50代以上の方が全体の67%を占め、平均年齢も50歳を超えるシニア層が中心のエリアでした。

一方、兵庫エリアや北摂エリアは30歳未満の方が半数を超えており、20~30代の若い世代からの人気が高いエリアとなっています。関東エリアも平均年齢が高めで、落ち着いた環境を求めるベテラン層からの希望が目立ちました。

エリア 30歳未満の割合 50歳以上の割合
兵庫エリア 53% 34%
北摂エリア 51% 34%
京都北エリア 41% 28%
関東エリア 15% 31%
大阪市内エリア 10% 67%

都市部のエリアは基本給が高い傾向にあり、給与の底上げや多様な保育方針を持つ園から選べるという利点があります。一方、ご自宅に近い地域密着型の園を選ぶことで、通勤の負担が大きく減り、職員の定着率が高く落ち着いた環境で働けるという利点も期待できます。

ご自身がどちらを重視したいか、優先条件を整理したうえで園を探すことをおすすめします。

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3. 応募経路と選考通過の傾向

【応募経路の傾向】

どのような経路からご応募いただいているかを見ると、求人検索サイト「indeed」経由が全体の41.7%と、他の経路を大きく引き離しています。次いで「しゅふJOBパート」が12.3%、「Google広告」が12.1%、「バイトル」が9.4%と続きました。

保育の仕事を探す方の多くが、複数の求人媒体を横断的に見比べながら情報を集めている様子がうかがえます。園を探す側にとっても、一つの媒体だけでなく複数の窓口をあわせて確認することで、より多くの求人と出会いやすくなると言えるでしょう。

【選考通過の傾向】

求人にご応募いただいた後の状況についても見ていきます。

ご応募全体の状況(※重複を除く)を見ると、登録後に当社コーディネーターとの面談や求人紹介へ進まれた「面談や求人紹介など(進捗あり)」が33.8%を占めています。一方で、「不在(連絡がつかない)」が24.5%、「キャンセル」が10.2%という結果でした。

応募後の状況(応募データ分析)
面談や求人紹介など
(進捗あり)
33.8%
不在
24.5%
キャンセル
10.2%

【資格の種類と選考通過のしやすさ】

今回、保有資格別に選考の通過しやすさも確認したところ、学校教諭の免許をお持ちの方の通過率が、他の資格をお持ちの方や無資格の方と比べて明らかに高いという結果が出ました。保育士資格や幼稚園教諭免許に比べて母数の少ない資格をお持ちの方は、園にとって希少な人材として迎え入れられやすい面があると考えられます。

保育士資格や幼稚園教諭免許をお持ちの方も、これから資格の取得を目指す方も、ご自身の資格や経験がどのように評価されるのかは、実際に園と接点を持つ当社のコーディネーターへ相談することで見えてくる部分が多くあります。応募書類だけでは伝わりにくい強みも、間に立つ担当者を通じてお伝えすることで、園側の受け止め方が変わることもあります。

こども家庭庁が発表した2026年(令和8年)4月時点の保育士の有効求人倍率は2.54倍となっており、全職種平均と比べて引き続き高い水準で推移しています。

保育人材の求めが高い「売り手市場」であることに変わりはなく、ご自身の希望に沿った転職を叶えやすい状況が続いています。連絡が途中で途絶えてしまうと、せっかくの機会を逃すことになりかねません。

出典)保育士の有効求人倍率の推移(全国)|こども家庭庁

当社では、皆さまの貴重な転職の機会を逃さないよう、お電話だけでなくSMSやメール、LINEなど、ご都合に合わせた連絡手段を取り入れています。無資格の方から経験豊富なベテランの方まで、それぞれの状況に応じたペースでサポートを進めてまいりますので、連絡のタイミングが合わなかった場合でも、ご自身のタイミングでいつでもご相談ください。

転職活動の進め方に不安がある方は、[保育士派遣の口コミ・評判を分析!関西で信頼できる派遣会社選びの決定版][保育士 派遣で人間関係に悩まない方法|メリット・デメリットと職場の選び方]もご参考になさってください。

おわりに:転職のことなら、「ほいコレ」にご相談ください

2026年7月度のデータを振り返ると、20代とシニア層という二つの世代が転職市場を引っ張る一方、地域ごとに集まる世代が異なり、資格の有無も半々に分かれるなど、保育のお仕事に関わる方の顔ぶれは一つに定まらないことが改めて見えてきました。

今回のデータからも分かるように、20代の若手からベテラン層まで、また有資格者から無資格の方まで、多様な方々がそれぞれの思いを持って転職活動に取り組んでいます。

「年齢を理由に諦めていたけれど、もう一度保育の仕事に関わりたい」

「今の勤務地から、もう少し自宅に近いエリアで働きたい」

「無資格だけれど、子どもと関わる仕事に挑戦したい」など

転職を考える理由は、一人ひとり異なります。「ほいコレ」は、保育園・幼稚園・こども園と長年築いてきたつながりをもとに、求人票だけでは分からない職場の実際の様子をお伝えし、皆さまのご希望に寄り添った働き方をご提案いたします。

まだ本格的に転職を決めていない、少し情報収集をしてみたいという段階でのご相談も歓迎しております。無理に転職をお勧めすることはありませんので、まずは「こんな働き方ができたらいいな」という思いを、無料相談でお聞かせください。

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