2022.5.3
加配の先生向け!発達障害やADHDに詳しくなれる保育士さん向けおすすめ書籍
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“加配の先生は、子どもたちにまつわるますますの理解のため日々熱心に研究している人も多いのではないでしょうか。
そこで保育士さんにアンケートを実施し、加配の先生にとって必要な知識が深まる、おすすめの書籍を紹介してもらいました。
専門的な分野の書籍ではありますが一般の先生にとっても得られるものの多い書籍ばかりですので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
「PriPriパレット」
PriPriパレットは、発達障害を主テーマとして取り扱っている雑誌です。
1年間に6冊刊行されており、どれも発達障害にまつわる情報がぎっしりつまっています。
実際に愛読しているという保育士さんからは「事例が写真つきでわかりやすい」という声があがりました。
また「難しすぎない書き方がわかりやすい」という声もあり、これから知識を深めていきたい人にとっても理解しやすい内容となっています。
専門性の高い分野だからこそ「わかりやすさ」は非常に大きなポイントと言えるでしょう。
「コピーして使える支援ツールがついている」という点も、保育士さんから厚い支持を受けている理由のようです。
手にしたその日から、保育に生かしていけるのがうれしいですね。
「発達が気になる子への生活動作」
タイトルの通り、発達にまつわる生活動作について細かく解説した一冊です。
例えば文字を書くということ、着替えること、走り方など……。
子どもによっては、そうした部分がなかなか理解できず、同じ教え方では「ついていけない」と感じてしまう子もいるでしょう。
保育士としては、そうした子どもへのアプローチの仕方に悩んでしまうものです。
そこで、1000人以上の子どもをみてきたという作業療法士の著者が、一人ひとりに合ったアプローチの仕方を解説してくれます。
どんな子でも、「わかった!」と自信がつく生活動作の対応の仕方を学ぶことができます。
ひとつの動作をするための段階をわかりやすく説明しているので、どのようにサポートすればいいのか悩んでしまうときにも重宝するでしょう。
「指導計画にまつわる書籍を探していた」という保育士さんも、こちらの書籍を参考にしたそうです。
「文章の表現の仕方が参考になる」という声もあり、知識はもちろん表現の勉強にもなるでしょう。
「おっちょこちょいにつけるクスリ―ADHDなど発達障害のある子の本当の支援」
ADHDなど発達障害のある子を受け持つ上では、支援の仕方に悩んでしまうこともあるのではないでしょうか。
「どのように理解し支援すればよいのか」という悩みに、寄り添ってくれるのがこちらの本です。
ADHDに効果があるといわれている薬について第一人者と言われているドクターである高山恵子さんの視点から、わかりやすく解説しています。
ADHDについてはもちろん、さまざまな特徴を持つ子どもとのかかわりを深めるために重宝する一冊です。
「本を読んで、子どもとの関係や保護者との関係を見つめ直すことができた」という保育士さんもいました。
愛読している保育士さんの中には「加配以外の保育士さんにも読んでもらいたい」とおっしゃる保育士さんもいました。
幅広い層の保育で活用できる一冊として、重宝するでしょう。
「こうすればうまくいく!知的障害のある子どもの保育」
「気になる子のため」のシリーズより、知的障害のある子どもに寄り添った一冊です。
ページをひらくと、知的障害のある子どもにまつわる「あるある」が、わかりやすいイラストで表現されています。
そうしたときの先生の対応について、いい対応、悪い対応ともに紹介されています。
保育士として、日頃の業務を振り返りながら「正しい対応ができていたかな?」と考えるきっかけにもなるでしょう。
園内研修にも使える、保育士さんにとって必読の一冊です。
さらに小学校低学年の子どもにも応用できるので、読んでおいて損はありません。
「気になる子のために保育者ができる特別支援」
こちらも、発達など気になる子のための一冊です。
「園でよくあること」についてモデルケースが記載されており、自身のケースに当てはめながら理解を深めることができます。
「本音アンケート」や、気になる子への対応をイラストで解説したページなど具体的なサポート例を知ることができます。
「子どもだけでなく、気になる子の保護者対応に困っていた」という保育士さんも、こちらの本を推薦していました。
子ども、そして大人にとっても価値のある情報を得られるでしょう。
まとめ
発達障害などの専門書は、近年ますます増えているためどれを選べばよいのか悩んでしまうこともあるかもしれません。
そんなときは、現役保育士さんの意見を参考にしながら加配の先生向けのおすすめ書籍を活用してみましょう。
今回ご紹介させていただいた書籍はどれも良書で、加配の先生以外の保育士さんにとっても学びを得られる一冊となるはずですので、参考にしてみてくださいね。”