保育施設のお昼寝は必要?年齢別に見る0歳~5歳児の適切な睡眠時間

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2022.3.10

保育施設のお昼寝は必要?年齢別に見る0歳~5歳児の適切な睡眠時間

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遊びの時間や食事の時間と同様に、日々お昼寝の時間を設けている保育施設は多いのではないでしょうか。

お昼寝は子どもの成長をうながしてくれる時間ですが、あまり長く寝すぎると夜眠れなくなってしまう可能性もあります。

そこで今回は、保育施設における適切なお昼寝に注目してみましょう。

保育施設におけるお昼寝の役割

お昼を食べたあと、お昼寝の時間を設けている保育施設は多いのではないでしょうか。

年齢や個人によっても違うものの、やはり多くの場合、子どもたちにとってお昼寝の時間をしっかり確保するのは大切とされています。

眠っているあいだには成長ホルモンが分泌されるため、健やかに心身をはぐくむためには十分な睡眠が必要不可欠です。

そして実際に睡眠がとれなかったとしても、子どもたちにとって「ゆっくり休む時間」、「横になっている時間」にば価値があります。

保護者のもとを離れて保育施設という慣れない環境で過ごしている子どもたちは、皆知らずしらずのうちに疲れているもの。

お昼寝の時間は、活発な状態になっている子どもの脳や身体を休ませ、落ち着かせてくれます。

眠っているあいだに、本人にも周りの大人にもわからないほど膨大な情報が整理されているのです。

こうした休みの時間がないと、子どもたちの頭や身体は負担がかかったままになってしまいます。

お昼寝のタイミングを逃した子どもが、夕方や夕食あたりの時間帯に眠気でいらいらしてきてしまう……というのもよくある話ですよね。

生活のリズムを整え、健やかな時間を実現するためにも、お昼寝の時間は非常に大切です。

保育士は、子どもたちが安心して眠れる環境を作ってあげましょう。

また、子どもの年齢によっても最適なお昼寝時間は違うため、成長にあわせたお昼寝をさせてあげることも意識してください。

0歳児のお昼寝時間

まずは、0歳児に最適なお昼寝時間から解説していきましょう。

まだまだこれから身体を作っていかなければならないこの時期の子どもには、たくさんの睡眠が必要になります。

しかし、もっとも適切な時間で管理しようと考えると、月齢ごとに異なる時間を意識して細かな調整しなければいけません。

多くの子どもたちを同時に見ている保育施設では、なかなか一人ずつ細かく違ったお昼寝時間を設けるのは難しいかもしれません。

そこで、おおむね2~4時間くらいを目安にするとよいでしょう。

午前と午後、どちらにも睡眠時間を作ることでバランスよく保育にあたることができます。

もちろん必ずしもこの時間におさめなければならないわけではなく、柔軟な対応が必要です。

特に生後6か月までの赤ちゃんは、ミルクやおむつ換えの時間を除いてほとんどすべての時間眠っているため、その子のコンディションにあわせて対応したいものです。

1~2歳児のお昼寝時間

赤ちゃんから、もう少しだけお兄さん、お姉さんになってきたとは言え、1~2歳児もまだまだ睡眠を欲する時期です。

だいたい1~3時間ほどを目安に、ゆっくり休ませる時間を作りましょう。

この年齢になれば、0歳児よりは少ない睡眠時間でも問題ないケースも多いですが、適切な時間は子どもによっても違います。

それぞれの発達の度合いも意識しながら、一人ひとりに合ったお昼寝を提案するよう意識してください。

例えばお迎えが遅くなる子であれば、長めにお昼寝をさせてもいいかもしれません。

反対に「寝つきが悪い」というような話を保護者から聞いている場合には、早めに起こしてあげるとよいでしょう。

3歳児のお昼寝時間

3歳になると、お昼寝を嫌がる子もででくるようになります。

お昼寝をさせるのであれば、1時間ほどを目安に少し休ませてあげる程度で問題ないでしょう。

「お昼寝はいらない」と主張し、活発なようすの子であれば、わざわざ縛り付けてお昼寝させる必要はありません。

暗い部屋でひとまず横にさせるだけでも構いませんし、お昼寝の時間そのものをなくしてもよいでしょう。

もちろん、子どもの眠そうなようすがあればお昼寝の時間はとるべきですので、家庭のようすも聞きながら柔軟に対応しましょう。

4~5歳児のお昼寝の時間

この年齢にさしかかると、本格的にお昼寝のいらない子がかなり増えてきます。

クラス単位で、お昼寝の時間を作らなくてもよくなってくる頃と言えるでしょう。

もちろん、大人でさえコンディションによっては強い眠気を感じて午後の仕事がままならないということもあるのですから、昼寝が必要な日もあるでしょう。

「お昼寝はなし」と決めてしまい、眠そうな子どもたちを無理に活動させるのはあまりよくありません。

外遊びやプールなど活発に活動した日は特に、お昼寝の時間を設けて様子をみましょう。

眠くなさそうな子には、別室で静かに遊ぶように指導するなど、一人ひとりに合った対応が必須です。

まとめ

保育施設でしっかりお昼寝の時間を作ることは、子どもの健やかな成長をうながすことにつながります。

お迎えにきた保護者にとっても、十分にお昼寝をしていれば自宅での負担を減らせてありがたく感じるはずです。

年齢はもちろん、同じクラスでも子どもによって違う発達を意識しながらお昼寝に誘いましょう。

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