あうあうあう-ほいくのコレカラ-

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“縁”を信じたことはありますか?

しっかりと髪の毛を束ね、リクルートスーツを着て電車に乗ってきた女の子。

「就活生かな…」

重大な決断を強いられる就職活動。

自分自身が就職活動で、悩み苦しんでいた時と重ね合わせながら、
「がんばれ!」と心の中で自然と応援してしまいます。

私が社会人になったばかりの頃・・・
「本当に自分に合った職場ってどんな所なんだろう。」
「本当に働きやすい職場ってどんな環境なんだろう。」
ふとそんなことを考えてしまうことがありました。

なかなか正解を見つけられずにいた私にあるヒントを与えてくれたのがこちらの保育園。

兵庫県尼崎市にある、いまふくゆうゆう保育園です。

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“保育園を子どもたちにとってのもう一つのおうちにしたい”
“アットホームな保育園を作りたい”
そういった想いが詰まったこちらの園。

その象徴として、園舎の構造に大きな特徴があります。
実は園内の部屋の仕切りは乳児と幼児を分けるものだけで、
先生たちがすべてのクラスを見渡せるようになっています。

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少人数制を取り入れているこの園では、仕切りのない開放的な一つの空間で、
子どもたちが毎日のびのびと生活しているのです。

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そんな子どもたちのお母さん役である先生にいくつか質問をしてみました。

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(写真 左:A先生 真ん中:B先生)

Q、いまふくゆうゆう保育園はどんな園ですか?
A先生:とにかくアットホームで先生方の仲が良いです。
B先生:園全体がオープンでとても過ごしやすいです。

Q、仲が良いと言っても先生同士のグループがあるんじゃないですか?
A先生:先生みんなが仲良いですよ。みんな優しいです。
B先生:オープンな空間で保育をしているので、こどもたちだけでなく先生同士もオープンに過ごせるのが良いと思います。

Q、なぜそんなに先生方みなさん優しいんですか?
A先生:園全体で「優しさ保育」をしているからだと思います。優しく接する事で自分も優しくなれるし、楽しく関わる事ができます。
B先生:園の雰囲気がすごく良いので、1年1年がすごく楽しい。仕事ってこんなに楽しいのかな?と自分でも思うほどです。

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Q、「優しさ保育」でも時には厳しくする時もあるのでしょうか?
園長先生:確かに必要な時もあります。でも「この子のためと思えば絶対に大丈夫だから」といつも言っています。
命令口調は使わないですが、注意するのは誰でも嫌な事。それでもこどものためには言わないといけない時もあるんです。

Q、休日はしっかり休めますか?やっぱり仕事の事を少し気になって考えてしまったりすることはありますか?
A先生:しっかり休めます。休日は仕事の事を一切忘れて休んでます(笑)
B先生:休日出勤もないので、私も全く気にせず休んでいます(笑)

Q、残業はだいたいどれくらいあるんですか?
A先生:残業はないです。年間で保護者総会とクラス懇談会の時だけで、それ以外の日は19時過ぎには園を出ています。
B先生:職員が多いので、余裕をもって働くことができています。土曜出勤も4週に1回なので、休みは多いと思います。

Q、ちなみに園長先生ってどんな人ですか?
A先生:園長先生はいてくれるだけで心強い存在で、どんな相談でも受けてくれる。人間的にも保育面でも尊敬できる方なんです。
園長先生:え~ちょっと、そんな事ないわよ(笑)
B先生:何でも全て受け止めてくれるので、いつも相談して泣いてしまう。そのたびに気持ちが軽くなるんです。
園長先生:ただ自分が聞き好きだから何でも聞いてるだけ(笑)

保育士さんが退席されてから園長先生に聞いてみました。

Q、園長先生から見た職員さんってどんな存在なんですか?
園長先生:今の職員たちとお仕事できるのが本当に幸せで、いつも職員から喜びをもらっている。それが嬉しくっていつも笑ってしまってるんです。だからいつも朝、職員が出勤してきて元気なさそうだったら気になって声をかけてしまうんです。

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先生方のお話からも分かるように、居心地が良いのはこども達だけではなく先生方も同じです。

園長先生はこども達の事が好きで、保育士さん達の事が好きで、この保育園が大好きです。
保育士さん達も同じように、この保育園が大好きです。
それは、先生方の表情を見ると十分に分かります。

先生方にとっても、ここは「もうひとつのおうち」なんです。

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最後に、この保育園の事務長先生である竹田先生のお言葉を紹介します。

―――――― この世界は絶対何かの縁でつながっているんだよ。
多少不器用な先生だって、人柄さえよければ僕はこの園に受け入れたい。
この園に来てくれたってことは何かの縁がそうしてくれたから。
だからその縁をずっと大切にしたいと思ってるんだよね。 ――――――

今まで、“縁”というものにピンとこなかった私でしたが、
今回インタビューをさせていただいて、今まで出会った人がすべて“縁”で繋がっていたと思うと、
もっと周りの人を大切にしたい、そして何よりも一人じゃないんだという安心感が生まれました。

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この先、自分にどんな出会いがあるのかはわかりません。
ですが、考え方を少し変えるだけで見える世界が変わるのかもしれません。

あなたも一度“縁”を信じ、大切にしてみては?

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ライター:M.柴田・H.五十嵐

いまふくゆうゆう保育園