2023.8.16
保育士の「早番・遅番」とは?希望の働き方があるときはどうする?
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保育士の働き方にはいくつかのパターンがありますが特に「早番」「遅番」制の施設は少なくありません。
自分に合った働き方を見つけるためにはそれぞれどのような時間の勤務になるのか、特徴やメリット・デメリットを理解しておくべきでしょう。
今回は保育士の「早番」、「遅番」パートについて解説していきます。
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「早番」「遅番」とは?
早番とは、最も早い時間から勤務するシフトのことです。
それに対して遅番は、その名の通り遅い時間に勤務するシフトのことです。
保育施設の場合、早番は子どもたちが登園してくる前の時間から出勤し、午後や夕方に退勤します。
遅番は昼前などもう少し遅い時間から出勤し、すべての子どもが帰宅するまで、あるいは施設を閉めるまでが主な労働時間となります。
早番・遅番のシフト制を導入している保育施設は、遅くまで預かり保育をしている、もしくは深夜や朝まで子どもを預かっていることが多い傾向にあります。
24時間制の保育施設では、早番と遅番のあいだをつなぐ「中番」もあります。
早番・遅番勤務の特徴
早番・遅番制の働き方では、子どもがくる前の時間から待機し、子どもが帰るまで見守る必要がなくなります。
勤務時間が自然と長くなることはなく、体力的な負担が少なくなるのが大きな魅力です。
その一方で、保育士同士のより密なコミュニケーションや連携が求められるのがシフト制の特徴です。
自分がいない時間帯に起こった出来事や、いない間にやっておいてほしい仕事は保育士同士しっかり共有しておかなければいけません。
そのため早番は、遅番に引き継ぎを行なってから退勤し、遅番は翌日の早番への引き継ぎをメモ・連絡してから退勤します。
早番のメリット・デメリット
早番は、開園より早く出勤し、子どもたちを迎える準備をする必要があります。
スムーズに開園時間を迎えられればよいのですが、準備することが多い場合にはどうしても慌ただしくなってしまうでしょう。
保護者さんも出勤前に保育園へ立ち寄っていますから、伝えなければいけないことなどに手間取ると相手への負担になりかねません。
保護者から、開園前に「休ませたい」 という連絡が来る可能性もあるため、施設によってはできるだけ早く待機してほしいと頼まれることもあります。
朝が弱い保育士にとっては、体力面で厳しくなるかもしれません。
メリットとしては、おおむね夕方ごろには退勤できるということが挙げられます。
夜はなるべく早く家に帰りたい人、家庭の時間を過ごしたい人には最適でしょう。
遅番のメリット・デメリット
保育士の遅番は、だいたい10時以降に出勤し、夜は遅くまで勤務します。
おおよそ18時ごろまでの勤務が一般的で、預かり時間によってはもっと遅い時間まで勤務することになります。
どうしても帰宅が遅くなるので、夜は学校帰り・仕事帰りの家族と家でゆっくりしたいとう人には向きません。
勤務時間によっては生活リズムが逆転してしまうこともあるでしょう。
一方で、朝は慌ただしくなく、ゆっくり準備してから出勤できるのが魅力です。
さらに早番に比べ残業が少ない傾向にあるため、ずるずると働いてしまうことも起きにくくなるでしょう。
早番・遅番の希望はできる?
どちらの時間帯も特徴が違うからこそ、できるだけ自分のライフスタイルに合った働き方を見つけ、その時間帯のみ働きたいものですよね。
しかし、職場によっては「今日は朝番、明日は遅番、明後日はまた早番」というように混合した働き方を求められます。
「基本は早番」という保育士でも、イベント前の忙しいタイミングや他の保育士の都合次第では遅番に入らなければいけなくなるかもしれません。
どちらかのみの勤務を希望するなら「シフト固定制」の求人を選びましょう。
応募や面接の際に希望するシフトを伝えておくことで、スムーズに希望の働き方を叶えられます。
人手が足りない職場では希望通りにいかないこともあるため「どうしても早番しかできない」というときは、最初に伝えておきましょう。
その際には、理由を聞かれる可能性があります。
自分のことを知ってもらうためにも「子どものお迎えがあるので◯時以降は働けない」など、あらかじめ理由を伝えておくとスムーズです。
また、求人票に「変動・交代制」と書かれているケースでは、働き方を固定することが難しい可能性もあります。
トラブルが起きないように、応募の前に確認しておきましょう。
自分で保育施設に電話をして「シフト固定はできますか?」と確認するのが億劫であれば、転職サービスを利用しましょう。
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まとめ
働き方はますます多様化しているからこそ、自分の生活スタイルに合った無理のない働き方を選ぶことが大切です。
早番、遅番ともそれぞれにメリットとデメリットがありますので、転職の際には慎重に検討したいものです。
希望の働き方があるときには、転職サービスを利用しながら条件に合った理想の求人を見つけてください。