保育施設にいる「乱暴な子」の特徴と保育士に求められる適切な対応とは

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2023.11.8

保育施設にいる「乱暴な子」の特徴と保育士に求められる適切な対応とは

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保育士として個性豊かな子どもたちと接する中では、ときに「乱暴な子」「手のかかる子」の対応が求められることもあるでしょう。

乱暴によって、ほかの子どもがケガをしたり危ない目に遭ったりする可能性もあることから、保育士は常に目を配らせ適切な対応をしなければいけません。

厳しい対応や優しい対応が逆効果になるケースもあるからこそ、そうした特徴を持つ子どもへの対処法をチェックしてみましょう。

施設にいない?「つい乱暴しちゃう子」

保育士は保育施設で、日々色んなタイプの子と向き合うことになります。

中には、つい乱暴をしてしまう子もいるかもしれません。

例えば、嫌なことがあったときに人や物にあたってしまう子はいませんか?

目についた物を投げたり、壊したり、さらには他の子どもを傷つけてしまう子もいるでしょう。

子ども同士のトラブルは保育施設でよくあるものですが、叩いたり、蹴ったりといった暴力的なトラブルは放置してはいけません。

当たりどころが悪ければ、大きなケガにもつながってしまう可能性があります。

そして被害にあった子どもがいるとなると、相手の保護者さんから説明を求められ、場合によっては保育施設の不信感につながってしまいます。

周りを巻き込まないためにも、乱暴な傾向が見られる子には適切な対応を心がけましょう。

子どもが乱暴してしまうのはなぜ?

子どもが乱暴をしてしまう裏には、きちんと理由があるものです。

例えば、悪意なく「好奇心」で動いている子もめずらしくありません。

子どもにとって「物を投げたら壊れる」というようなことも、試してみないとわからない新鮮なできごとです。

大人からすれば「壊れるに決まってるでしょ!」と言いたくなるようなことでも、子どもは純粋な気持ちで「どうなるかわからない」「試してみたい」と感じているのです。

保育士があまりに厳しく怒りすぎてしまうと、子どもからすれば「やりたいことをやって怒られた」という経験になってしまいます。

このように、「本当の気持ちが伝わらない」という状態は、子どもをもどかしい気持ちにさせます。

そして相手に気持ちを伝えられないストレスは、乱暴の引き金となることもあります。

年齢を重ねるうちに言葉や伝え方を学びストレスも感じにくくなっていきますが、それまでは大人が汲み取ろうとする姿勢が重要になります。

子どもが乱暴をしているからと言って「子どもは怒っている、悲しんでいる」というわけではない場合もあります。

仮にネガティブな感情を抱いていたとしても、「環境になじめずに不安、寂しい」というような、環境由来で沸く感情の可能性もあります。

子どものためには、そうした感情を丁寧に汲み取り、寄り添う姿勢が大切です。

乱暴な子どものために保育士ができること

乱暴な子どもとの関係を構築するためには、保育士が適切な対応をする必要があります。

そのためにもまず、子どもを強く否定するのではなく寄り添う姿勢を見せましょう。

特に大事なのは、本人の意思です。

「どうしたかったのかな?」と聞き、「みんなと遊びたかったのかな」など、自分の気持ちと向き合えるようにサポートしてあげましょう。

「自分の気持ちが分からない」というストレスがなくなれば、子どもも落ち着きやすくなります。

まずは本人を落ち着かせてから、「乱暴しちゃいけないよ」と伝えてあげましょう。

子ども自身も、乱暴はいけないこととわかっていながら、感情を抑えきれずにいるかもしれません。

子どもが落ち着く前に正論をぶつけてしまうと、子どもは受け入れられず、つい意地を張ってしまうでしょう。

まずは子どもを落ち着かせ、それから改めて話し合うようにしましょう。

乱暴な子のサポートのため保育士同士で連携

乱暴な子どものサポートのためには、保育士同士の連携も必要不可欠です。

ちょっと目を離したすきに手をあげてしまうこともあるため、施設全体できちんと意識しなければいけません。

一人で責任をとろうと考えず、クラス外の先生にも相談しながら、子どものようすをうかがうようにしましょう。

しかし、子どもへの接し方や方針は施設によっても違います。

対応をお願いしようにも、理解を得られないこともあるでしょう。

教育方針に賛同しがたいのであれば、必要に応じて転職を検討してもいいかもしれません。

保育の姿勢に共感できる施設なら、なにか困ったことがあったときでも理想的な対応を叶えられるでしょう。

まとめ

色んな子と時間をともにする保育施設では、ときに乱暴な子や扱いづらい子の対応も求められます。

保育士として、頭ごなしに否定したり、怒りの感情をぶつけたりするのは避けたいものです。

まずは子どもが落ち着くように精神的なケアをし、保育士同士で連携しながらサポートしましょう。

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