2024.4.15
保育士を辞めたい!円滑に退職するための伝え方や切り出すのに最適なタイミングとは?
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保育士の仕事をしていて「つらい、もう辞めたい!」と思うことがあったとしても、なかなか伝えられず結局飲み込んでしまう人も少なくありません。
いざ退職を決めたとき、どのタイミングで、どんな風に伝えればよいのでしょうか?
スムーズに退職するために知っておきたいポイントを解説していきます。
保育士が仕事を辞めたくなってしまう理由とは?
「仕事を辞めたい!」「仕事がつらい!」
そんな気持ちを抱えている保育士はたくさんいるものですが、皆さんどのような理由で退職を考えているのでしょうか。
保育士の退職理由は、次のようなものが挙げられます。
◇人間関係で不満がある
◇仕事が忙しい
◇職場の雰囲気が悪い
◇施設の保育体制に不満がある
◇保護者とうまく付き合えない
◇給料が見合っていない
現在、上記のような理由で退職を考えている人もいるのではないでしょうか。
よく考えた上で「やっぱり耐えられない」と感じたなら、本格的に退職を検討しましょう。
退職を考えている保育士が切り出せない理由
辞める方向で心が決まったのに、いざとなると「なかなか上司に退職を切り出せない」と感じている人も多いのではないでしょうか。
そう感じてしまう理由として、上司に対する根本的なおそれがある人も多いでしょう。
退職するとなると、その分の人員を確保しなければならなかったり、新たに計画を立て直さなければいけなかったりと、多少なりとも負担を与えてしまいます。
そのため「申し訳ない」という気持ちになったり「怒られるかもしれない」と不安になったりすることから、切り出せないと感じてしまいます。
相手の態度や言動にどのように対応しようか一度悩んでしまうと、話しにくくなってしまいますよね。
普段から上司との接点があればまだいいのですが、そこまで親しみのない上司となるとなおのこと言い出しにくく感じてしまうものです。
また、上司との関係が良好であった場合には「悲しい気持ちにさせたくない」「引きとめられたら決心が揺らいでしまう」といった理由から切り出しにくくなることも。
多くの上司は、退職を切り出されたときすぐに認めるのでなく引きとめるものです。
そのとき、上司の説得によって一度決心したにもかかわらず退職を思い直すこともあるでしょう。
揺らいでしまうのなら、まだ心が決まった状態とは言えません。
退職を伝えるタイミングも見極めて、切り出すようにしましょう。
保育士が退職を伝えるベスト伝え方
退職を伝えるときには、引き止められて心が揺れてしまうことのないように心を落ち着かせてのぞみましょう。
「悩んでいる」「迷っている」という姿勢だと、上司も引き止めようとする気持ちが強くなります。
引き止められたくないのなら、「すでに心は決まっている」という姿勢を見せましょう。
退職を切り出すと、必ず退職理由をたずねられます。
その際、本当の退職理由を正直に伝える必要はありません。
たとえ最も深刻な理由が職場の人間関係であったとしても、上司には「家庭の事情」「引越し」などほかの理由を伝えましょう。
職場の環境や労働条件のように、施設側に理由があることを伝えると、引きとめられる可能性が高くなります。
例えば「勤務時間が長いから」と伝えたことで「改善するから辞めないで」と引き止められるかもしれません。
「問題が改善するのなら働き続けてもいい」と考えているのならいいのですが、そうでないなら施設側の理由は挙げない方がいいでしょう。
家庭のことなど個人的な話は、上司といえど踏み込めない部分なので引き止めにくくなりますよ。
スムーズな退職のタイミング
退職のタイミングには、やはり年度末がおすすめです。
年度末は担当クラスが変わることから、退職を考える保育士が多いタイミングです。
上司も「退職者がいるかもしれない」と覚悟しているため、話を切り出しやすい環境と言えます。
年度末の退職を検討しているのであれば、できれば年末〜2月頃には退職したい旨を上司へ伝えましょう。
もし年度末まで待てず年度の途中で辞めるのであれば、なるべく忙しいタイミングを避けることをおすすめします。
行事などがあって忙しい時期に「辞めたい」と伝えてしまうと、上司も余裕がなく厳しい対応になってしまうかもしれません。
できるだけ休暇前などの余裕のある時期に合わせることが大切です。
8月や12月といった休暇前のタイミングを狙って退職することで、比較的落ち着いた退職が叶うでしょう。
ほかのトラブルが起きていたり、上司の体調や機嫌が悪かったりすると、揉めてしまう可能性も高くなります。
タイミングを見極めながら切り出すようにしましょう。
まとめ
保育士の仕事は忙しく「辞めたい」と感じる人も多いですが、だからこそ退職を切り出すにもタイミングをしっかりと見極めることが大切です。
できるだけ年度末のタイミングを狙って退職の意向を伝えることによって、トラブルが起きにくくなります。
次の就職先に検討をつけておくなど、事前にやるべき準備はきっちり行いながら、スムーズな転職活動を叶えましょう。