なおこ先生:派遣の先生インタビュー

大阪を中心に保育士 派遣・アルバイト・パートの求人検索「ほいコレ」

2023.9.19

なおこ先生:派遣の先生インタビュー

679View

なおこ先生

派遣保育士歴:3年目
大阪府摂津市 こども園勤務

#シンガーソングライターの夢から保育士へ
#担当者さんは“私の推し”
#今の日常が当たり前ではない

今の働き方は?

ベルサンテさんで派遣保育士として働き始めて3年目になります。

9:30~15:30、週3~4日の扶養内で収まる勤務時間で働かせてもらっています。

担当は2歳児クラス。15名の子どもたちを私含めて3人の先生でみています。

保育職を目指したきっかけは?


高校卒業後の進路を決める際、母からの「子どもが好きでピアノも上手だから、保育士になったらどう?資格を持っておくと生きていく上で役に立つよ」というアドバイスがきっかけです。

幼稚園の時の担任の先生に憧れて「幼稚園の先生になりたい」と思っていた時期もあります。

お遊戯会で発表する劇を先生オリジナルで作ってくれたり、とってもステキで綺麗な先生でした。

ただ、中学で出会ったピアノの先生の影響で、もともと好きだった音楽の魅力がさらに増してそこからはずっとシンガーソングライターを目指していたんです。

オーディションを受けたこともあるほど真剣だったけど、「音楽系の大学に進みたい」と親に話したら反対されてしまって……。

その時はすっごくショックだったけど、子どもの将来を心配する母なりの優しさもあったのかもしれませんね。

「夢を諦めて、保育職の道に進もう」と決めた時の正直な気持ちは?


シンガーソングライターになる夢を諦めきれないまま初等教育コースの大学へ進学した当時の気持ちは、正直なところ自分の意思で決めたわけではないから「渋々」というのが本音。

ただ、子どももピアノも好きだったから「こういう道もあるのかもしれないな」と少しずつ思えるようになりました。

今こうして保育士になって後悔もしていないし良かったと思っているけれど、もしあの時シンガーソングライターを目指していたら今頃どうなっていたんだろう?と、ふと考えることがあります。

本当は「保育士になって良かった!」と迷いなく言えたら一番いいのかもしれないけど。

もし当時の自分に声をかけることができるのであれば、やっぱり「自分がやりたいことをやりなさい」と伝えるかな。これが正直な気持ちですね。

どのような経緯で保育士になられたんですか?


もともと幼稚園の先生を目指していたので、大学在学中には幼稚園と小学校の教員免許を取得しました。

教育実習先の幼稚園へ就職を希望していたのですが、様々な行き違いから就職できず、実習園の園長先生が系列園の保育園を紹介してくださったんです。

その後、ありがたいことに「幼稚園の人員が足りないからぜひ来てほしい」とお声をかけていただいたのですが、その時には保育の道に進みたい気持ちが大きくなっていました。

すごく悩みましたが、そのままの気持ちを素直に園長先生に話したら「あなたが選んだ道が一番正しいのよ」という言葉が返ってきて驚きました。

せっかく希望していた幼稚園へ就職できるチャンスを園長先生が与えてくださったのに、それを断ったら怒られるのではないかと思ったからです。

働きながら保育士試験へ向けた勉強をすることは簡単ではなかったですけど、無事に保育士資格を取得して、そこから今まで保育士として働くことができています。

今でも「自分が決めた道が絶対に正しい」と思えるのは実習園でお世話になった園長先生のおかげです。

ベルサンテとの出会いのきっかけは?


これまで有難いことに人との繋がりやご縁があって、保育園、小学校、百貨店など色んな環境で働いてきました。

一時期小規模保育園でパートとして働いていたんですけど、新型コロナウイルスの影響で思うようにシフトに入れない状況になってしまいました。

当時、他の保育園で働いてみたい気持ちもあったので、色々と求人を見ていた時にベルサンテさんを見つけました。

今働いている派遣先の園は、私が通っていた幼稚園の系列園なんです。

母親が早朝保育でお世話になっていたこともあり、できればここで働きたいと思っていたら、偶然にもベルサンテさんと繋がりがあるとのことで紹介していただきました。

これも一つの縁だったと思いますし、優しい先生たちに囲まれて働いている今の環境はとてもありがたいです。

ベルサンテの第一印象は?


担当をしてくれているnakagawaさんは、初めてお電話で問い合わせた時からずっとお世話になっています。

私よりお若いのにとてもしっかりされていて、最初の印象もとても良かったんです。

「不安なことがあればいつでも相談してくださいね!」と言ってくださるので、つい仕事のことからプライベートまで話してしまうことも。

保育で失敗して悩んだ時もいつも親身に相談に乗ってもらいましたし、nakagawaさんがいてくださるから今こうして働けているので、私にとってはなくてはらならない存在ですね。

一言で表すなら、「私の推し」!(笑)。

「やっぱり、保育っていい」と思うところは?


親でないと見られないような子どもの成長を間近で見られるのは、保育の一番の魅力ですね。

子どもたち一人ひとり成長過程やスピードが全然違うからこそ、なかなかできなかった子ができるようになった時の喜びは倍に。

私、もともと涙もろい性格なのでドラマや映画を観てすぐ感動して泣いちゃうんです。

保育の現場でも、子どもたちの成長を感じるたびに自分のことのように嬉しくて、そのたびに思わず泣いちゃいます。

あんまり、周りに見られるのが恥ずかしいので、周りを気にしながらこっそりと涙するタイプです(笑)。

保育現場での印象深いエピソードは?


昨年1歳児を担当していたときの、かけっこの練習時の思い出が忘れられません。

クラスの中に、泣き虫で、嫌なことはやりたくない子がいて、なかなかかけっこの練習に参加できなかったんです。

スタートにたつことも難しくて、走ったと思えば途中で辞めてしまったり。

今日も難しいだろうな〜と思っていたある日の練習のとき、その子がスタートにたったんです。

ゴール地点で待っていた私はびっくりして、もしかして今日は!と期待が高まって見守ると、ついにゴールまで一生懸命走ってきてくれたんです。

毎日その子なりの色んな感情があってずっと泣いていたのに、自分から一歩踏み出して頑張れた場面を目にして、自分のことのように嬉しかったんですよね。

走っている姿を見て「わ〜きた〜!」と感動で涙腺が緩んで思わず泣いてしまいました。

日常の何気ない出来事なんですけど、思い出に残ることは?と聞かれた瞬間、この時のことがパッと思い浮かびましたね。

なおこ先生は、どんな時に喜びを感じますか?


人を喜ばせたり、笑顔にすることが大好きです。

娘と息子が通う小学校は6年生の修学旅行の時に、親から子どもにサプライズで手紙を送る取り組みがあるんですけど、私は手紙じゃなくて手作りの本を作りました。

表紙には画用紙で作った子どもの顔を、ページを開くと生まれた時から小学校までの成長記録、次のページには子どもの好きなところベスト5。

子どもからの感想は「一人だけ分厚い封筒を渡されてビックリした!」でした(笑)。

他にも、子どもたちがお世話になった先生たちにアルバムを作ってお渡ししたり、友人にサプライズで誕生日プレゼントを持っていってみたり。

仕事でもプライベートでも、どうすれば人が喜んでくれるかなあ~って自然に考えていますね。

職場のコミュニケーションで心がけていることは?


今まで色んな職場、人とお仕事させてもらうなかで感じたのは、何をするにも「全部、勉強」やなと思っています。

経験豊富なベテラン先生からは「ここを真似したい!」と思うところはどんどん真似して保育に活かしたり。

私より経験の浅い先生であっても、「こんな考え方もあるんだ!」って新鮮な発見をもらえることもたくさんあります。

保育のやり方は園や先生によってそれぞれですが、「色んな先生のいいところを吸収したい」という思いで接しています。

学ぶことが多い仕事な分、反省ばっかりです。帰りの車で「あ~あの書類こういう書き方のほうがよかったな~」「子どもへの声かけ、こうすればよかったな~」とか。

試行錯誤の毎日ですけど、これからも、「相手にとって一番いい」対応が何かを考え続けられる保育士でいたいなと思います。

大切にしている言葉は?


「ありがとう」

じつは私には本当は子どもが3人いて、一番下の娘を4ヶ月の時に病気で亡くしているんです。

その経験があったからこそ、生まれてくることも、元気でいることも奇跡で、当たり前じゃないんだとすごく感じます。

一時は亡くした娘と同じ歳の子どもたちを見るのが辛くて、もう保育士を続けられないかもしれないなと思った時もありました。

でも、娘がどうして私を選んで生まれてきてくれたんだろう、どうして私のところにきたのかなっていう意味を探すために、もう一度、保育士を続けてみようと思ったんです。

今までこんなに泣いたことがないくらい泣いたりもしたけれど、色んな人たちに良くしていただいて感謝しかありません。

だから、「ありがとう」という気持ちを忘れずにいつもいたいし、人と人との出会いをこれからもずっと大切にしていきたいです。

【編集後記 fromなおこ先生担当の保育コンシェルジュより】


なおこ先生、取材のご協力ありがとうございました!

いつもなおこ先生とお話させていただいて感じるのは、本当に何事にも手を抜かず一生懸命だということです。

普段から色々なお話をさせていただいていますが、すごく印象に残っているのが「連絡帳や書類が苦手なので、少しでもできるようにと本を買って勉強しているんです。」というエピソード。

苦手なことにもしっかり向き合う姿勢に感銘を受けました。ただ、頑張りすぎてしまわないか心配になることも…

息抜きしながら自分自身も大切にしてくださいね!

「周りの先生方に恵まれていて、本当に助けていただいています」といつも謙虚ななおこ先生ですが、きっと周りの方もなおこ先生に対して同じように感じていると思います。

そして、私自身もなおこ先生の担当になれて本当に良かったなと思っています。

これからもなおこ先生らしく保育に携わってくださると嬉しいです♪またいろんなお話しましょうね!

from 保育コンシェルジュnakagawa

・・・・・・

インタビュー・構成 ・文 : 野間直樹
文 : 堀池恵美
写真 : 黒田彩加

あなたに合った求人が選べる
登録はこちら

この記事を読んだ人は、こちらの記事も読んでいます

新着記事一覧