2024.6.1
院内保育の仕事はつらいって本当?普通の保育士とどう違う?転職すべき?
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「院内保育の仕事はつらい!」という話を聞いたことがある人もいるかもしれません。
とは言え感じ方は人それぞれ違うものですから、どうしてそのように感じてしまうのかという点を詳しく解説していきましょう。
現在院内保育の仕事をしている人も、これから検討している人も知っておいてほしい情報をまとめました。
院内保育の仕事は大変って本当?
院内保育とは、病院で働く医師や看護師が子どもを預けるサービスのことです。
一般的な保育施設と違い「月曜から金曜のこの時間に子どもを預かる」というシステムでなく、職員が勤務するタイミングで預かることになります。
そのため、保育士は出勤のタイミングがばらばらになったり、昼勤だけでなく夜勤も求められたりすることもあるでしょう。
さらに急患や手術の影響があれば、予定のお迎え時間までにお迎えに来てもらうことも難しくなるかもしれません。
その際には、保育士の勤務時間も変動します。
「絶対に仕事はこの曜日のこの時間からこの時間までがいい」と考えている保育士には、特に大変に感じられるでしょう。
また、フレキシブルな働き方であるために一般的な保育施設のようなクラス担当制度はありません。
その点が「責任に押しつぶされにくくて良い」と感じる人もいると思いますが、見方を変えると子どもとの距離を縮めにくいとも言えます。
施設によっては毎日、対応する子どもも変わるでしょう。
会う時間が限られるとどうしても信頼関係が築きにくくなるので、なかなか思うような保育を実現しにくいかもしれません。
その都度、目の前にいる子どものことを知り、その子のタイプや理想に合わせた対応を求められます。
院内保育で預かる子は年齢もさまざまなので、幅広い対応や柔軟な対応を求められる場が苦手であれば特に大変かもしれません。
院内保育ならではの特徴にも注目
院内保育は、一般的な保育施設と違う特徴もさまざまあります。
例えば休暇です。
保育士の休暇は、病院職員の勤務状況によって変わります。
そのため場合によっては、保育士の都合で休暇をとることができません。
もちろんまったく休めないというわけではないものの、自由な働き方を希望する保育士には向かないでしょう。
また、院内保育所はたいていの場合、病院が運営する施設でなく運営会社に運営を委託しています。
そのため雇用契約は「契約社員」となるでしょう。
契約社員は、都度契約更新が必要です。
もし契約更新がなければ、働き方も見直さなければいけません。
絶対に正職員としての雇用を希望したいという保育士の場合、働き方や待遇面に不満を覚えるかもしれません。
院内保育求人のチェックポイント
院内保育の求人は、数が多いとは言えないでしょう。
そのため院内保育を希望しているのであれば、こまめに求人を確認し逃さないようにする姿勢が不可欠です。
あわせて「院内保育ならなんでもいい」と考えず、条件も細かくチェックしましょう。
例えば勤務体制はどのようになっているかという点は、施設によっても異なります。
どのようなシフトが組まれているのか、勤務時間はどのようになっているのかなど、事前によく確認しましょう。
また、院内保育ならではのポイントとして夜勤はあるのか、勤務時間が延長することはあるのか、ある場合には最大で何時間の延長があるのかもチェックしたいものです。
自分の理想の働き方も明確にしておき、どのような条件なら無理なく働けるか考えておくことをおすすめします。
可能であれば、事前の施設見学もできると良いでしょう。
あらかじめ施設の規模やどのような保育を行なっているのか確認できると、実際に働きはじめてから「思ったような働き方ができなかった」と感じることも起こりにくくなるでしょう。
実際の保育の流れとようす、施設内における子どもの表情なども、働く前にチェックできると安心です。
もし、施設の雰囲気があまり良いと思えないのであれば、もう一度よく考える必要があるでしょう。
働き方に納得できないときは転職も考えよう
現在、保育士として働いているものの、あまり働き方に納得できていないという人もいるかもしれません。
そのような環境でも、変わらずに働き続けることで得られることも確かにあるでしょう。
しかし、つらいと感じながら働き続けることはおすすめできません。
無理をしていると知らず知らずのうちに負担が大きくなってしまい、最悪のケースでは「保育の仕事自体が楽しくない」と感じるようになってしまうかもしれません。
そうなる前に、より良い環境への転職を検討しましょう。
転職することによって、自分の理想の環境で保育の仕事を続けられるようになりますよ。
まとめ
院内保育とは、病院内や敷地内で運営される医療従事者向けの保育施設です。
一般的な保育施設に比べてフレキシブルな労働時間での対応や、柔軟な保育の姿勢が求められます。
さまざまな条件を比べながら、転職も視野に入れて自分の理想の環境について考えてみましょう。