潜在保育士とは?人手不足の保育施設で求められる、ブランクがあっても活躍できる人材の特徴

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2024.7.29

潜在保育士とは?人手不足の保育施設で求められる、ブランクがあっても活躍できる人材の特徴

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「潜在保育士」という言葉を聞いたことがありますか?

今、保育業界で潜在保育士の需要がとても高まっています。

保育の免許を保有している人は、よりよい条件で働くこともできるかもしれませんので今回ご紹介する内容を参考にしてみてくださいね。

潜在保育士とはどんな人のこと?

潜在保育士とは、保育士の資格を持っているものの、現在は保育施設で働いていない人のことです。

これまでに保育士としてどこかの施設で働いたことがある人はもちろんのこと、働いたことがない人であっても、資格を保有していれば潜在保育士に該当します。

厚生労働省によれば、令和1年に保育士の資格を保有している人の数は約160万7,000人とのことです。

しかし、実際に保育士として働いている人はおよそ62万6,000人だそうです。

つまり、6割以上の方が潜在保育士に該当しているということになります。

保育業界は日々人手不足が嘆かれていますが、実は保育士の資格を持っている人の数で言えば、決して少なくありません。

ところが、例えば妊娠や出産といったできごとによって仕事を離れなければいけなくなり、結果的に潜在保育士となってしまうのです。

仕事をしながら家庭を両立していくとなるとどうしても一筋縄ではいかず「働きたい」という気持ちとのバランスについて悩んでしまう人も少なくありません。

潜在保育士が復職するメリット

潜在保育士が復職することのメリットとして、まずはより良い条件で働ける可能性があることが挙げられるでしょう。

保育士の人手不足が嘆かれている現在、どこの保育施設も「他の保育施設に人材をとられないように」と考え、給与や手当を工夫しています。

平成25年からは保育士の処遇改善制度も導入され、ますます保育士の待遇は見直されています。

そのため保育士としての勤務経験がある人も「以前に働いていた環境より、働きやすい」と感じるかもしれません。

そして潜在保育士は、保育施設側にとってもありがたい存在と言えます。

実務経験のある潜在保育士の場合、即戦力としての活躍を期待できます。

新人保育士を採用したときには、現場における基本的なことを一から説明しなければいけません。

しかし、潜在保育士であれば職場の違いこそあれど基本的なことは把握していることが多いでしょう。

そうなると、たとえブランクがあったとしても大きな問題にはならず、ぜひ獲得したい人材となります。

特に、出産や子育てによってブランクが生まれてしまった人の場合には、その経験も保育に役立てることができます。

保育施設にとっては、より魅力的な人材と言えるでしょう。

潜在保育士が復職するときのポイント

潜在保育士が復職するときには、自分の強みをきちんと把握しておくことが大切です。

前職の際、どのような働き方をしていたか簡潔にまとめ、自分にできることややりがいを感じられることについて考えてみましょう。

例えばクラス担任の経験があるのであれば「クラスの子どもたち一人ひとりの個性に寄り添った保育経験がある」というように、自分の経験を強みとしてアピールできます。

クラス制度のない施設なら「年齢の違う生徒たちに、それぞれ適切な対応をしていた」という強みもあるでしょう。

こうした強みを自分の中でよく考えておき、復職時にしっかり伝えるようにしてください。

あわせて、復職先をよく検討することも大切です。

一般的な保育園のほかにも、潜在保育士が活躍できる場所はたくさんあります。

例えば小規模保育園での勤務や、ベビーシッターという働き方もあります。

保育士=保育施設で働くと考えず、こうした職場や働き方を選ぶことで、自分らしい柔軟な働き方を叶えやすくなります。

家庭との両立を優先的に考えている人も、無理なく働きやすくなるでしょう。

そのほかに、企業や病院内にある保育所という選択肢もあります。

企業や病院で働く社員や職員の子どもを預かるため、保育施設とは違った環境でありながら、保育の知識や技術を活かすことができるでしょう。

復職を成功させるためには派遣がおすすめ

スムーズな復職を叶えたいときには、派遣保育士という働き方を選ぶのもおすすめです。

派遣は時短勤務や希望日のみの出勤も叶えやすく、潜在保育士にとって働きやすい環境を実現できるのが特徴です。

また派遣の場合、保育施設との直接契約ではなく派遣会社との契約になります。

そのため施設とのあいだに派遣会社のスタッフが入ってくれ、悩みや心配事があったときにも寄り添ってもらえるでしょう。

個人で保育施設を探し、就職活動をするとなると、やらなければならないことも多く大変な思いをしやすくなります。

「給与のことで不透明なことがある」「ちゃんと確認したいことがある」というときも、自分から聞くのは気が引けてしまうかもしれません。

派遣なら、そうしたシーンでも担当スタッフに間に入ってもらうことができます。

わからない点をそのままにして働くことがなくなり「久しぶりの現場で不安がある」という人も安心できる環境で働けるでしょう。

まとめ

潜在保育士とは、保育の資格を持っているものの現在は保育士として働いていない人のことです。

「ブランクがあるから働けるか不安」という人もいると思いますが、施設側からすれば「経験のある即戦力はぜひとも採用したい」と感じるでしょう。

派遣など、自分にとって働きやすい働き方を見つけることで復職を叶えやすくなりますよ。

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