2023.3.17
小学校生活を目前に控えた卒園児さんに読んであげたい!おすすめ絵本5選
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保育施設で過ごす時間も、いつかは終わりがやってきます。
卒園を迎え、小学校入学へ向けて期待に胸を膨らませている子どもたちには、保育士目線では寂しさや喜びなど、複雑な思いがさまざま湧き上がるものですよね。
そんなとき、気持ちを代弁してくれ、子どもの気持ちに寄り添ってくれる絵本を卒園児に読んであげてみてはいかがでしょうか?
「おおきくなるっていうことは」
作:中川 ひろたか、絵:村上 康成、出版社:童心社
卒園児さんにおすすめしたい絵本ひとつ目は、成長や発達について優しく解説してくれる一冊です。
タイトルの通り、メインとなるテーマは「おおきくなる」ということ。
当たり前のように「おおきくなったらこうなりたい」「おおきくなったらああしたい」と話すこともあるのではないでしょうか。
一方で「おおきくなる」ということについて、皆イメージがどこか漠然としているのではないでしょうか。
そうした気持ちに寄り添ってくれるのが、こちらの作品です。
わかりやすい内容で、子どもの目線で「おおきくなること」について紐解いていきます。
絵本を通じ「おおきくなるって、どんなこと?」と考えるきっかけになるでしょう。
卒園児はもちろんのこと、進級を迎える子どもたちにもおすすめです。
幅広いシーンで読んであげたい絵本と言えるでしょう。
「一ねんせいになったら」
詩:まど・みちお、絵:かべやふよう、出版社:ポプラ社
こちらは、定番のロングセラー商品。
歌としても有名で、「自分も保育施設に通っていたときに歌ったことがある!」「読んだことを覚えている!」という人も多いのではないでしょうか。
タイトルにある通り、テーマになるのは保育施設を卒園したそのあと、1年生になってからのお話です。
希望にも不安にも寄り添いながら、1年生になることを楽しみにしたくなるような内容です。
絵本では、迫力のある絵を楽しむことができるのも魅力。
子どもたちに夢、希望、元気、勇気を与えてくれる一冊として、ぜひ重宝したいですね。
「みてよ ぴかぴかランドセル」
作:あまん きみこ、絵:西巻 茅子、出版社:福音館書店
卒園とともにやってくる、子どもたちにとっての一大プレゼントといえば「ランドセル」。
6年間使うことを見越して、カラーやデザインを選んだり、実際に背負ってみたりする時間はこの時期ならではの大切な時間となるでしょう。
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こちらの絵本の主人公も、やはり買ってもらったばかりの赤いランドセルを見せびらかしたい気持ちを抱いています。
そのため、卒園児にとっては思わず共感したくなってしまう楽しいエピソードと言えるでしょう。
初めてランドセルを背負うときの、嬉しい気持ちが描かれたストーリーは卒園のタイミングで読むからこそ感じられるものがあるでしょう。
ラストシーンはほっこりあたたかく、思い出に残る絵本となりますよ。
「みんながおしえてくれました」
作:五味 太郎、出版社:絵本館
卒園の時期は、入園のときとうってかわってしっかりとした「お兄さん、お姉さん」になっている子どもたち。
それは、お友達や先生との触れ合いの中でたくさんのことを学んでいるからです。
そして卒園してからも、そうした学びの時間は続いていくものですよね。
こちらの絵本の主人公も、動物や人との関わりの中でひとつずつ成長しています。
猫から歩くことを、馬から走ることを、サルから木登りを…と、色んなことを学び、成長していくストーリーは前向きな勇気を得られるはず。
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卒園児さんだけでなく、色んな年次の子どもたちに読み聞かせることによって、日々の学びの大切さがわかるようになるかもしれません。
「わくわく どうぶつ しょうがっこう」
作:マリアンヌ・デュブク、訳:ふしみ みさを、出版社:光村教育図書
卒園児さんたちは、これから通う「小学校」について、まだ多くのことを知りません。
だからこそ楽しみにしている、ということもあると思いますが、やっぱり「どんなところなんだろう?」と不安や心配をしている子もいるかもしれません。
まだうまくイメージしにくい小学校について、楽しく関心を覚えられるのがこちらの絵本です。
10種の動物の学校生活が紹介されていくストーリーは、どのページから読んでも楽しむことができます。
学校生活について能動的にイメージするきっかけにもなり、小学校での生活に自然とわくわくするようになるかもしれません。
イラストが楽しく、ぐっと引き込まれるのも魅力的なポイントですよ。
まとめ
これからはじまる小学校での生活にフォーカスした絵本のように、卒園のタイミングにこそ読みたい作品はたくさんあります。
卒園児さんたちには、ぜひ今回ご紹介した絵本を読み聞かせてあげてくださいね。