2023.3.27
児童発達支援士とは?在宅で就職や転職で役立つ資格を取得しよう!
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「単なる保育士として働き続けるのではなく、スキルアップしたい」「今よりももっと、専門的な知識を身につけたい」
そんなときにおすすめしたい資格のひとつとして、今回は「児童発達支援士」に注目します。
どのような資格なのか解説していきますので、資格取得を目指す保育士さんはぜひ参考にしてくださいね。
児童発達支援士とは?
児童発達支援士とは、子どもたちの発達を支援することを目的としたスペシャリストです。
民間の資格であり、一般社団法人人間力認定協会によって認定されています。
一般社団法人人間力認定協会では「発達障害コミュニケーションサポーター」の認定も行っており、こちらの資格では発達障害児のコミュニケーション能力にフォーカスしています。
近年、「発達障害」の知名度があがり、多くの子どもや保護者が当事者として発達障害と向き合っています。
そんな中で、発達障害児の能力を引き出し、自立へ導くために児童発達支援士が存在しています。
ますます需要が増えているため、資格の受講者数も発達障害関連の資格の中で最も多いとされています。
発達障害の知名度があがっていくほど「もしかして」と思う人や当事者が増え、必然的にサポート環境も重要視されます。
すると保育施設としても、専門的な理解のある保育士が在籍していることは強みになります。
例えば就職や転職の際、「保育免許しか持っていない」という状況に比べて、児童発達支援士の資格を有していることはアドバンテージとなるでしょう。
取得はオンラインでできることも、人気を誇る理由と言えるでしょう。
児童発達支援士の資格が役立つシーンとは?
児童発達支援士の資格を取得するために身につけた知識は、発達障害の特性が強くみられる子どもとかかわる上で非常に役立つでしょう。
発達障害の特性には次のようなもにが挙げられます。
□急な予定変更に対応できない
□思いついたことをすぐ行ってしまう
□感情を抑えることが人一倍難しい
□じっとしていられない
□集中することができない
□皆と同じ行動をするのが難しい
こうした特性を持つ子は、集団生活の中においてどうしても浮いてしまいがちです。
そんなとき、児童発達支援士の知識が本人のサポートや周囲の理解に役立つでしょう。
児童発達支援士の勉強の仕方
児童発達支援士の知識を身につけたいときには、自分のペースで勉強をしていくことができます。
申し込みをすると専用のテキストや問題集が届くため、それらをこなしていけば知識を身につけることができます。
仕事が終わってからなど、自分で時間を作って勉強できるため、忙しい人でも無理なくスキルアップが叶います。
さらに、オンライン試験も自分のタイミングで受けることができます。
「理解が深まった!」と思えるタイミングで、在宅で試験ができるのもうれしいポイントです。
また、合否がすぐにわかるのも魅力ですよ。
短期集中で行った先生の中には一ヶ月ほどで資格を取得できた、という人もいるそうですよ。
児童発達支援士の資格をとった保育士さんの体験談
ここからは、児童発達支援士の資格を取得した先生による体験談をご紹介していきましょう。
児童発達支援士の資格を取得した保育士さんは「日々の保育のシーンで学んだことが生きる」という実感を覚えたそうです。
知識や理解が不十分だと「どうしよう?」と悩んでしまいそうなシーンも、きちんと学んでいることで落ち着いた対応ができるようになるでしょう。
「対応に自信がもてることが増えた」と語る保育士さんもおり、日頃の保育でも役立てているそうです。
また、資格取得を通じて知識が増えたことで「心がまえができるようになった」という声もありました。
子どもたちの対応をしていると、余裕がない日には
「なんでできないの?」
「毎日言っているのに!」
と言いたくなることもあるかもしれませんが、障害のある子にとっての解決にはならず、保育士さんとしても嫌な気持ちになってしまいますよね。
心の葛藤が減ると、保育士さん自身が楽になるのはもちろんのこと、発達障害のある子どもや周りのお友達にもいい作用が期待できるでしょう。
さらに、実際の子どもとのやりとりの中で、「自分の関わり方が対象児の将来につながっているんだ」という気持ちが芽生えたという保育士さんもいました。
子どもにとって心地よい環境づくりに貢献することが、巡り巡って保育士としての自信をつけることにつながるのかもしれませんね。
まとめ
児童発達支援士の資格は、発達障害に悩む子どもと接するときに役立つことから保育施設での高い需要がのぞめます。
資格取得に至るまでの勉強の進め方、そして資格の受講はすべて在宅にて、空いた時間でできるのも大きな魅力と言えるでしょう。
就職や転職の際にも有利になると期待できますので、この機会に児童発達支援士の取得を目指してみるのもいいかもしれません。