2020.8.4
保育士の転職はいつがいい?最適なタイミングを見極めるポイント
1479View
保育の仕事に従事していると「正直、辞めたい!」と思ってしまう瞬間もありますよね。
だからと言って「辞めたいので、明日から施設にはきません」というようにはできません。
仕事を辞めたいと思ったとき、見計らうべき退職のタイミングやスムーズな転職を叶えられる時期について解説していきましょう。
やりがいと収入の両立を
転職を望む保育士の方には、保育士専門の求人サイトが断然オススメ。
保育業界の知識に乏しい求人サイトでは、あなたのスキルを適正に評価し、最適な職場を紹介してもらえない可能性も……。
保育士専門の転職サイトなら、あなたの持つスキルを最大限活かし、やりがいと収入を両立できます。
保育士の転職タイミングはいつがいい?
保育士が転職を考えたとき、もっとも円満に辞められるのが年度が変わる3月末です。
3月には多くの保育施設でクラス替えが行われ、子どもたちも卒園などの節目を迎えます。
そのため、受け持ちクラスがある保育士でもしっかり最後まで子どもたちの面倒を見た上で、自分も退職できるという魅力があるのです。
もし、現在担当クラスがあり、年度末のタイミングでの退職が難しい場合には、次の担任となる先生にしっかり引き継ぎをしなければいけません。
「辞めたい」という旨を園長に伝えてから、次の担任を決定し、業務を引き継ぐ……となると、かなり時間が必要になることは覚えておきたいものです。
また、年度末である3月末に続いて、キリのいいタイミングと考えられるのが年末の12月末です。
さまざまな事情で3月まで勤務するのが難しい場合には、このタイミングを狙いましょう。
しかし、施設側としては「あと3ヶ月だけだから、せっかくなら年度末まで続けてほしい」と考える場合もめずらしくありません。
年明け以降は春に新しい子どもを迎えるための準備をしなければならず、2、3月まではただでさえ忙しい傾向にあることから、引き止められる可能性が高いと覚えておきましょう。
どうしても3月までの勤務が難しいのであれば、その理由を明確にして園長へわかりやすく伝え、同意を得る必要があります。
退職を申し出るタイミングも見極めよう
自分の中で「年度末で辞めよう!」、「今年中にはこの施設を去ろう」と思っていても、自分一人で考えているだけでは準備が整った状態とは言いがたいものです。
また、保育施設に限らずあらゆる職場では「最低でも、退職の一ヶ月前に申し出ること」とされています。
保育施設の場合は特に、子どもの個人的な話、ご家庭からの要望など、あまり公にせず特定の保育士だけが把握している情報もあるでしょう。
そうした情報を含め、どんな子にどんな保育が向いているのかという情報をしっかり共有するためには、転職へ向け早めに準備をしはじめなければいけません。
人員不足が嘆かれている保育施設であれば、できれば3ヶ月前には退職の旨を報告しましょう。
例えば、円満に辞めやすいタイミングである3月末に退職したいのであれば、11月~12月ごろには園長へ申し出ておきたいものです。
ただし、中には「家庭の問題で、急きょ引っ越しが必要になってしまった」、「妊娠が分かり、○月には出産予定」、「体調を崩し、働けなくなってしまった」など、やむを得ない事情があるケースもあるはずです。
その場合は、とにかく「なるべく早く」を心がけて申し出てください。
求人が多い時期を参考にするのもアリ
年末や年度末の時期とはずらして転職しなければならない場合、出回っている求人情報を見ながら退職のタイミングを考えてみるのもいいかもしれません。
保育施設の求人数は、1月~3月に増えやすい傾向があります。
そのため、この時期に合わせて現在の施設を辞めておけば、条件のいい求人も含めてこまかく探しやすくなるでしょう。
この時期に身軽な状態になっていれば、面接に行き、施設側から「できれば早く入ってもらいたい」という希望があったときにも「すぐにでも働けます!」という姿勢を見せることができ、印象もよくなります。
転職に最適な年齢とは?
転職を考えるにあたって、年齢を気にしてしまう人も多いのではないでしょうか。
求人情報には年齢の上限が書かれていない場合でも、やはり「体力があって、長く施設に貢献してくれる人材がほしい」という理由から、若い保育士を求めている場合は少なくありません。
30代や40代以降の保育士であれば「経験があるため即戦力になる」という魅力はあるものの、その分手当や給与についてよく考えなければならないことから、採用時に懸念を抱く保育施設もあるでしょう。
こうした理由から、保育士が転職を検討しているのであれば「できるだけ早く転職活動を行うこと」が重要です。
「辞めたい」と思いながら同じ環境で働き続けることは精神衛生上よくありませんし、無理をしたことで体調を崩してしまっては悲しいものです。
もし「本当に転職していいのだろうか?」という悩みがあるのなら、転職エージェントに相談することをおすすめします。
転職先の求人紹介以外にも、転職したい理由や今、本当に転職すべきなのかという点も含めて転職にまつわる内容を幅広く相談できます。
納得のいく転職をしたいときや、タイミングに悩んでいるときにはまずは相談からはじめてみるのもいいかもしれません。
まとめ
せっかく転職するのなら、現在の保育施設とはできるだけ円満に辞め、また次の職場は理想に合った形にしたいものですよね。
「今すぐにでも辞めたい!」と思うときでも、ぐっとこらえて時期やタイミングを見計らうことによって、よりよい転職活動が実現できるはずです。
保育士の転職では、プロにも相談しながら細部まで満足できる道を見つけましょう。