2019.8.8
保育士の常勤と非常勤の違い、メリット・デメリットを比較解説
33046View
保育士の働き方は常勤(正職員)だけでありません。非常勤(パートタイム・アルバイト)という働き方もあります。雇用形態や働き方が異なるので、それぞれの良し悪しを知っておきましょう。
本記事では、保育士の常勤と非常勤の違いと、メリット・デメリットを比較して解説します。保育士になりたいけれど、働き方や雇用形態に迷っている方はぜひ参考にしてください。
やりがいと収入の両立を
転職を望む保育士の方には、保育士専門の求人サイトが断然オススメ。
保育業界の知識に乏しい求人サイトでは、あなたのスキルを適正に評価し、最適な職場を紹介してもらえない可能性も……。
保育士専門の転職サイトなら、あなたの持つスキルを最大限活かし、やりがいと収入を両立できます。
保育士の常勤と非常勤の違い
一般的に、常勤は正社員を指します。非常勤はパートタイムやアルバイトなど、正社員以外の勤務形態です。
保育士の常勤と非常勤も同じで、常勤は正職員、非常勤はパートタイム・アルバイトを指します。
では、具体的な違いをそれぞれの働き方から比較してみましょう。
常勤保育士の働き方
常勤は正職員ですので、フルタイムでの勤務となります。内閣府の定めでは、1日6時間以上かつ月20日以上勤務でないと常勤とみなされません。
常勤保育士の一日の勤務時間は、一般的に8時間となっています。労働基準法では、一日8時間以上・一週間に40時間以上の労働は禁止されていますが、保育士不足から残業や持ち帰り仕事をしている保育士が多いのが現状です。
常勤保育士として働くメリット
常勤保育士は、収入と雇用が安定しているのが大きなメリットです。非常勤保育士と比べると収入が多いですし、昇給もあります。長期で安定して働けるのも常勤(正職員)雇用の魅力です。
常勤保育士は福利厚生もあるので、待遇面でもメリットがあります。福利厚生は働きやすさに関係するので、充実している保育園で働きたいですね。
常勤保育士として働くデメリット
常勤保育士は業務量が多く、残業が多いのがデメリットです。とくに、行事やイベントの前は忙しくなるので、残業が多くなります。
残業をしないようにすると、持ち帰り仕事をせざるを得なくなるので、それも常勤保育士の悩みです。
非常勤保育士の働き方
非常勤保育士は、パートタイムやアルバイトでの雇用となります。非正規雇用で、正社員以外の雇用形態を指すことが多いです。
非常勤保育士の勤務時間は、8時間より短い場合がほとんど。常勤保育士(正職員)と比べると勤務時間は短く、残業も少ないです。
常勤保育士として働くには保育士資格が必要ですが、非常勤保育士は資格がなくても働けます。保育士資格を持っていたほうが給与が優遇されます。
非常勤保育士として働くメリット
非常勤保育士は、基本的に残業がほとんどありません。保育園にもよりますが、残業はないと考えていいでしょう。非常勤保育士は書類仕事が少ないのが残業のない理由のひとつです。
シフトの都合をつけやすいのも非常勤保育士のメリット。常勤保育士は希望日に休みが取れなかったりしますが、非常勤保育士は比較的に取りやすいです。
働いている保育園が合わなかった場合、常勤保育士と比べて園を変えやすいのも非常勤保育士のメリットといえます。職場が合う・合わないはどこの会社でもあることなので、非常勤で働いて自分に合う保育園を探し、常勤保育士として雇用してもらうのもひとつの方法です。
非常勤保育士として働くデメリット
非常勤保育士は、常勤保育士と比べると労働時間が短く、ボーナスもないため、どうしても収入が少なくなります。園によっては交通費が出ない場合もあるようです。
非常勤保育士は雇用が安定していないので、就労面での不安もあります。安定した雇用を求めるのであれば、常勤保育士がよいでしょう。
雇用形態をよく考えておこう
常勤は残業が多いですが、その代わり収入と雇用が安定しています。非常勤は残業が少ないですが、その代わり収入が少ないです。どちらにもメリットとデメリットがあるので、一概にどちらがよいかはいえません。
保育士資格の取得を目指す方は、非常勤保育士として働いて経験を積むのもひとつの方法です。保育士と関係ない仕事で正社員として働きながら資格の勉強をするのは大変なので、非常勤保育士として働きながら保育の実務経験をしたほうが、時間的に無理なく資格取得を目指せます。
保育士が不足しているので、資格を持っていない方は非常勤保育士として働く道を考えてみてはどうでしょう。
おわりに:常勤・非常勤の両方の求人を見てみよう
常勤と非常勤保育士の求人を比較すると、勤務時間や収入の違いがわかります。「常勤での転職を考えていたけれど、とりあえず非常勤で働いてみようかな」という気持ちになるかもしれません。
保育士求人は豊富にあるので、自分に合った雇用形態・働き方を探してみてくださいね。