2023.7.7
保育士ってボーナスをいくらもらってるの?いつ頃もらえる?ボーナスに不満があるときはどうすればいい?
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「保育士は薄給だ」と言われることもありますが、保育士が具体的にどのくらいの給与を受け取っているのか知らない人も多いでしょう。
特に、月給については求人などを参考にある程度わかっても、ボーナスとなるとよりわかりにくいものです。
保育士のボーナスが支給される時期や、どのくらいもらえるのかチェックしていきましょう。
保育士のボーナスが支給される時期
ボーナスとは、保育士に限らず多くの職種で導入されている、月々の給与とは別に受け取れる給与のことです。
求人情報を見ていても、「賞与」「特別手当」といった項目を必ずといっていいほど目にしますよね。
ボーナスは、多くの場合年2回の支給となります。
支給されるタイミングについては、夏と冬が一般的でしょう。
公務員保育士であれば、地方公務員と同様に6月と12月がボーナスをもらえるタイミングとなります。
しかし公立の保育園で働く保育士でないのであれば、絶対にこのタイミングで支給されるということではありません。
あくまで「そうした傾向がある」というだけであり「必ず年2回出なければいけない」「夏と冬でなければいけない」というものではありません。
年1回の支給の場合もあれば、春と秋の支給の場合もあります。
私立園であれば、年3回もらえるケースもあるようです。
保育士が受け取っているボーナスの平均は?
ボーナスの金額は施設によってまったく違います。
特に「公立保育園なのか、私立保育園なのか」という点で変わりますので、詳しく見ていきましょう。
まず、公立保育園で働いている保育士の場合には、前述の通り年2回のボーナスがあります。
支給金額は、多くの場合月給の3~4カ月分ほどが目安となります。
詳細な金額は、民間の給与の金額に応じて変わります。
目安としては大体100万円前後となるでしょう。
それに対し私立保育園は、2022年賃金構造基本統計調査によれば平均70万ほどとなるようです。
平均して、月給の2~3カ月分ほどが支給される傾向にあります。
しかし公立保育園と違い「必ず支給される」と確約されるものでない点には注意してください。
例えば経営が厳しくなってしまったときにはボーナスカットとなったり、一定額から増額しなかったりという可能性もあります。
「ボーナスがあると思っていたのに期待ハズレだった!」という思いをしないためには、転職の段階で賞与についてよく確認しておくことが大切です。
ボーナスがもらえない可能性があるタイミング
「保育士一年目」など、特定の条件では「ボーナスがもらえないのでは?」と不安になってしまうのではないでしょうか。
一年目の保育士にボーナスが支給されるかどうかは、施設の条件によっても変わります。
例えば、ボーナス支給の少し前に入職した場合には、他の保育士と同じようにボーナスを支給されるとは限りません。
ボーナスではなく「寸志」というような形で渡されることもあるでしょう。
また、産休中にもボーナスが支給される場合、されない場合があります。
基本的には「産休中であっても在籍している」という扱いを受けた場合、支給されることが多いようです。
こちらも就業規則によって変わるポイントですから、事前に確認しておきましょう。
保育士がボーナスを受け取るためにはどうすればいい?
このように、ボーナスが支給されるか否かは「保育施設がどのように取り決めているか」に大きく依存します。
そのため、ボーナスを受け取りたいという強い意志があるのであれば、きちんとボーナスを用意している施設で働かなければいけません。
もし、今働いている保育施設がボーナスを用意していない、あるいは金額に不満があるという場合には転職を検討しましょう。
転職時には、求人票をよく確認し「賞与あり」と書かれているかチェックしましょう。
「賞与あり」やの表記がある求人なら、きちんとボーナスを受け取ることができるでしょう。
求人票によっては「賞与年◯回」や「◯ヶ月分」と明記されていることもあります。
ボーナスの時期や金額にこだわりがあるのなら、その点をよく確かめながら転職先を見つけてください。
とはいえ、個人で条件にぴったりの求人を探すとなると大変ですよね。
その際には転職エージェントや転職サービスを活用しましょう。
これらのサポートを利用すれば、転職前に施設についてより詳しく知ることができます。
自分では聞きにくいお金のことも、仲介してくれる担当者に確認できるでしょう。
自分の理想に合った求人とも出会いやすくなりますので、上手に活用しながら理想の求人を見つけられます。
まとめ
多くの企業や施設では、年に2回、夏と冬に給与数ヶ月分のボーナスが支給されることが一般的で、保育施設でも変わりません。
しかしボーナスがいつ、どのくらい支払われるかという具体的な情報は保育施設によっても変わります。
現在の職場でボーナスに対して不満があるときには、転職を検討してみるのもいいかもしれません。