保育士が退職するときにはどうすればいい?退職を伝えるタイミングや退職理由の伝え方のコツ

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2023.4.16

保育士が退職するときにはどうすればいい?退職を伝えるタイミングや退職理由の伝え方のコツ

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毎日の労働の中で、ときには「今の職場で長く働き続けるのは厳しいかもしれない……」と感じてしまうこともあるのではないでしょうか。

退職に至るまでには、行わなければいけない手続きややっておくべきことがさまざまあります。

スムーズな退職を実現するためにも、退職までの流れを確認しておきましょう。

「退職したい」という思いはいつ伝えればいい?

「現在の職場で、今後も働き続けていくことができるだろうか?」

こんな不安が芽生えたときには、不安なまま働き続けるのではなく、思い切って転職を検討してみるのも良いでしょう。

だからと言って「今日、やめたいと思ったから明日から出勤しません」と自己都合で決めることはできません。

退職を考えている時には、まずはその旨を上司へ申し出ましょう。

施設によっては「退職は年度末にする」「退職の申し出は実際に退職する月の◯ヶ月前までに行う」というように、タイミングを規則が定められていることもあります。

その場合は、施設の規則に従ってください。

ただしいずれにしても、退職するのであればなるべく早めの段階で申し出ることが大切です。

実際に退職したいと考えている時期よりも早めに申し出を行うことによって、施設側も引き継ぎをスムーズに行えますし、退職する側も転職活動がしやすくなる可能性があります。

目安としては、退職を希望する時期の3ヶ月〜半年前には伝えておくと良いでしょう。

3月末での退職を希望しているのであれば、前の年の秋ごろには退職の意思を伝えられるのが理想です。

退職まで時間があれば、保育施設も新たに求人募集を出し、社員を獲得することができます。

準備期間を獲得でき業務が滞りにくくなるため、施設側からも断られにくくなるでしょう。

反対に、例えば3月末での退職を希望している旨を2月や3月上旬などの時期に突然持ちかけても「いきなり言われても困るから、もう少し待って」と引き止められる可能性があります。

保育士が退職するまでの流れ

退職したいと考えているのであれば、まずは直属の上司にその旨を相談してください。

「お話したいことがあるので、終業後に少し時間をもらえますか」というように声をかけて、時間を作ってもらいましょう。

メールやLINEなどでの報告は失礼にあたるため、しっかり一対一になれる機会を作ってもらって伝えてください。

直属の上司との意思疎通ができたら、続いてさらにその上の上司や園長にも報告していきます。

上司から園長へ話が伝わることもあると思いますが、できれば自分の口でしっかり説明した方が印象が良いでしょう。

また、同僚や近しい保育士への報告はその後に行います。

先に同僚に伝えて、そこから情報が上司へ回っていった場合には上司が「聞かされていない!」と気分を害してしまうかもしれません。

伝える順番にも、十分注意してください。

退職理由を聞かれた時にはどうすればいい?

退職を申し出たときには、多くの場合その理由を聞かれるでしょう。

そのときには、嘘をつく必要はないもののかと言って正直に伝えすぎることもおすすめできません。

例えば、退職理由には「労働環境に不満がある」「嫌な保育士がいる」「給料に不満がある」といった切実な問題が関わることもあるでしょう。

しかし、これらの理由は直接伝えることで施設側との関係が悪くなってしまう可能性があります。

マイナスな表現になってしまいそうなことは極力避けて伝えてください。

◇家族の事情
◇結婚などプライベートな事情
◇引っ越しなどの通勤上の事情
◇自分の資格や経験を生かせるほかの保育施設で働きたい
◇病院や企業内保育施設などほかの形態で働きたい

こうした理由であればマイナスな内容にならず問題ありませんが、だからと言って嘘をつく必要はありません。

嘘がバレてしまうと、施設側との関係がこじれてしまいます。

立つ鳥あとは濁さずの精神を大切にしましょう。

円満な退職をするためのポイント

円満な退職のためには「もう、どうせ辞めるのだから何を言ってもいいや」とは考えず、良い人間関係を続けていくようにしましょう。

退職が決まっているにしても、その後も普段通りの業務は続きます。

業務の引継ぎなど、ほかの保育士と連携して行わなければいけないこともあるでしょう。

そのとき、問題のある対応をしていると円満な退職は叶いません。

円満な退職は、円満な就職にもつながります。

きちんと余裕を持って準備し、転職活動を行えばいい条件で満足のいく求人にも巡り会えるでしょう。

後悔のないよう、転職活動は計画的に進めましょう。

まとめ

退職の際には、半年ほど前から準備をして職場内で退職の意向を共有してください。

必要な手続きが済んでいないと職場に迷惑をかけたり、退職後もなにかと大変な思いをしかねないので、注意が必要です。

きちんと準備をすることで、納得のいく転職を叶えやすくなりますよ。

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