乳児院でパート・アルバイトとして働ける?仕事内容や待遇、資格の有無など

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2021.3.6

乳児院でパート・アルバイトとして働ける?仕事内容や待遇、資格の有無など

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保育士が活躍できる現場はたくさんありますが、そのひとつが「乳児院」です。

しかし、具体的に乳児院がどのような場所なのか、どのような仕事をすればいいのかわからない人もいるのではないでしょうか。

今回は、乳児院における仕事に焦点を絞って、詳しく解説していきましょう。

乳児院とは?

乳児院とは、さまざまな事情によって子育てが難しい家庭の乳児を一時的に預かっている施設です。

子どもが乳児院に入らなければいけない理由はさまざまで、経済的な理由、両親の離婚、家族の精神疾患、虐待、ネグレクトなどが挙げられます。

乳児の定義は原則、0歳から2歳までとなります。

2歳以上の子どもの場合は、乳児院ではなく児童養護施設へ行くこととなります。

しかし2歳以上ならば絶対に乳児院を出て場所を変えなければならないというわけでもなく、保護者の状況によっては幼児にあたる年齢の子どもも入所しています。

乳児院では、家庭の代わりに子どもを見守る必要があることから、保育施設のように始業や終業の時間はなく24時間体制で保育にあたります。

一般的な保育施設のような「先生」というものではなく、家族のような役割を担わなければならないこともあるでしょう。

乳児院で働くには?

乳児院で働くためには、国家資格をはじめとした資格が必要なケースがあります。

保育士さんの場合は、保育資格を保有していることを申告すればたいていの場合は問題ないでしょう。

一方で乳児院自体の数が限られていることから、求人についてもとても少ない傾向にあります。

乳児院で働きたいと思ったらこまめに求人情報を探し、求人を見つけ次第、定員満了にならないうちにすばやく応募しましょう。

そもそも、乳児院の位置付けはあくまで病院であることから、保育士を必ず配置しなければならないという決まりはありません。

そのため保育士の募集をしていない乳児院もあります。

正職員は医師や看護師に限られていて、保育士についてはパートやアルバイトのみという可能性もあります。

「乳児院で働きたい」という思いと、「正職員としてフルタイムで働きたい」という気持ちの両方があれば、どちらを優先したいかよく検討しましょう。

乳児院のパート・アルバイトの仕事内容とは?

乳児院の仕事は基本的に、乳児の生活を支えるためのすべてのサポートとなります。

乳児院の子どもたちは保育施設に預けられている子どもたちと違い、保育施設と家庭を行き来するわけではありません。

体調不良を訴えたときやなにかトラブルがあったとき、保育施設のように保護者に声をかけて引き取ってもらうことにはならないでしょう。

そのため、24時間体制で常に子どもたちのようすを気にかけ、食事や排せつなどのお世話をしなければいけません。

体調不良などの異変が見られたときには、施設内にいるほかの職員、医師や看護師などと連携をする必要があります。

風邪など、周りに移る可能性のある原因によって体調の悪い子がいれば、ほかの子が感染しないよう隔離しながらケアにあたりましょう。

もちろん日常的な遊びや学びも、保育士がサポートしていきます。

生後間もない赤ちゃんの場合、ミルクは3時間おきなどこまめにあげる必要があり、いっそう徹底したケアが必要になるでしょう。

さらに、夜泣きしてしまう子についてはしっかりケアしていかなければいけません。

食事に関しても、施設の栄養士や調理士と常に連携しなければならず、その点も一般的な保育施設とは異なると言えるでしょう。

さまざまなスペシャリストが在籍している乳児院だからこそ、それぞれの専門知識を出し合いながら、協力していく姿勢が必要です。

乳児院で働くメリットと注意点

乳児院で働くメリットのひとつに、子どもたちと24時間一緒にいられ、信頼関係を構築しやすいという点が挙げられます。

子どもの成長を間近で実感でき、やりがいを感じやすい環境と言えます。

子どもに対して情もわきやすく、保育施設とは違ったかけがえのない関係が生まれやすいでしょう。

また、一般的な保育施設と違い、入園式や卒園式、運動会をはじめとした各種イベントはありません。

イベント前のばたばたした準備期間や、ほかの保育士と連携してイベントを成功へ導く責任もなく、行事が苦手な保育士にとってはうれしい環境と言えるでしょう。

その分、保育施設では当たり前のイベントがないからこそ、毎日同じ業務を遂行しなければならない点を苦痛に感じる人もいるかもしれません。

24時間体制で子どもを見ているからこそ責任も大きく、なにか異変があればすぐに気づける状態にしておきたいものです。

夜勤や日勤をくりかえすため、体力的に厳しく感じられることもあるでしょう。

さらに子どもたちは皆、なんらかの事情を抱えている子たちばかりなので、肉体面だけでなく精神的にもつらいと感じることがあるかもしれません。

そういった点を理解できれば、ほかの保育施設とは異なる経験ができる、やりがいのある仕事と考えられるでしょう。

まとめ

経済面や虐待などさまざまな理由によって家庭での養育が難しくなった乳児を預かる乳児院では、保育士のスキルを活かして働くことができます。

24時間体制で子どもたちのサポートをしているため、一人ひとりに寄り添い成長を実感しやすいのも魅力的な仕事と言えるでしょう。

一方で、すべての乳児院に保育士を配置しなければいけないわけではなく、そもそも乳児院自体も数が限られていることから、求人を探すならこまめにチェックして見逃さないようにしてください。

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