インターナショナルスクールとは?保育士が知っておきたい基礎知識

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2020.2.2

インターナショナルスクールとは?保育士が知っておきたい基礎知識

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保育を取り巻く環境は日に日に大きく変化しており、保育のスタッフに求められる役割も変わってきています。
例えば需要が高まっている施設内として「インターナショナルスクール」が挙げられます。

どのような施設なのか、一般的な保育施設と仕事内容はどのように違うのかなど、働く上で気になる情報を解説していきましょう。

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インターナショナルスクールとは?

インターナショナルスクールとは、簡単に説明すると海外の文化を取り入れた保育施設のことです。
現在、日本で生活している子どもたちの中には、外国籍の子、両親が外国人で海外の文化が生活に根付いている子、また両親も含めて日本人であっても生まれや育ちが海外という子などがいます。

そうした日本の文化にあまり馴染みがない子どもたちにとって、インターナショナルスクールは慣れ親しんだ言葉や表現が使えたり、意思疎通のストレスがなかったりする、貴重な施設なのです。
だからと言って「インターナショナルスクールに通う子=外国人、海外で暮らした経験がある子」というわけではありません。

両親とも日本人であっても小さいうちから英会話のスキルを伸ばしたい、日常的に英会話との距離が近い環境に馴染ませたいという思いから、一般的な保育施設ではなく、あえてインターナショナルスクールへの通学を選ぶ人もいます。

また、インターナショナルスクールの特徴として、ほとんどの場合私立の施設であることが挙げられます。
保育施設であれば、公立でなく認可外施設として扱われます。

インターナショナルスクールの魅力

前述の通り、インターナショナルスクールは海外の文化に対しても柔軟な姿勢を取り入れた施設です。
そのため、両親が日本人で自然と日本文化に親しんできた子にとっては価値観の違いに驚くようなシーンもあるかもしれません。

それこそがインターナショナルスクールの魅力であり、はじめて家庭から離れ社会活動に参加するタイミングならさまざまな習慣を受け入れやすく、いい経験ができるでしょう。
もちろん英語をはじめとした海外の言語に触れる機会も増えることから、英会話に対する苦手意識がなくなりやすいのもインターナショナルスクールならではの特徴です。

また多国籍のお友達が増えれば、文化の違いによる多様な価値観を受け入れやすくなるという魅力もあります。
人は年齢を重ねるごと、社会性を身につけていきます。
それ自体は喜ばしいことなのですが、どうしても「友達とはこうあるもの」、「こういう風にコミュニケーションをとるのが普通」というように価値観が固まりやすくなります。

「普通」にとらわれない多様な価値観と出会うことによって、今後さらに世界が広がっていっても柔軟な対応がしやすくなるでしょう。
また、早くからグローバルな環境に身を置いておくことで、進学や就職など未来の道も切り開きやすくなる可能性があります。

海外生活へのハードルがさがれば、自分のやりたいことをするため、海外へ飛び出していくなど広いフィールドで活躍できるでしょう。

インターナショナルスクールの仕事内容

インターナショナルスクールの仕事内容は、それ以外の施設における業務とあまり変わりません。
クラスを受け持ち、担当クラスの子どもたちが日々健やかに生活できるようクラス運営を行うほか、毎日の遊びや学びのサポート、生活習慣の指導などを行います。

イベントや各種企画の立案、事務作業も含めて一般的な保育施設で求められる業務は同様に必要になると考えておくとよいでしょう。
さらにその上で、インターナショナルスクールでは英語をはじめとした外国語の知識が求められることが特徴です。

講師陣や保護者との日常的なコミュニケーションには、英語を利用することも少なくありません。
在学している生徒によっては、英語だけでなくそれ以外の言語での対応を求められることもあるでしょう。

インターナショナルスクールで働くときに必要なこと

インターナショナルスクールで働くためには、やはり語学力が必要です。
具体的に必要なレベルは施設によって違い、日常会話レベルで充分という施設もあれば、高いレベルを求められる施設もあるでしょう。

求人情報に具体的な内容が書かれていない場合には、応募する前に問い合わせておくといいでしょう。
また、必須条件と言われていなくとも、TOEICなどの受験歴がある人は採用面接の際にアピールすることをおすすめします。

どのくらいの語学力があるのか、簡単に判断しやすくなり採用の際に考慮されやすくなりますよ。
また、もちろん保育士の資格も必要です。
ただし保育補助など、保育資格が不要な職種の求人であれば関係ありません。

インターナショナルスクールで働きたいなら

インターナショナルスクールは、他の施設に比べて施設数が限られています。
その分求人数も限られる傾向にあることから「働きたい!」と思っていても、なかなか働き先を見つけられないということもあるでしょう。

一方で、インターナショナルスクールに対応できる人材は限られています。
そのため、スタッフが足りていない施設からすれば喉から手が出るほど渇望している人材と言えます。

求人情報をこまめに確認し、見つかったときにはすばやく応募しましょう。
日頃から求人を探しつつ、外国語にまつわる資格取得を目指すなど語学力を伸ばしておくことをおすすめします。

まとめ

インターナショナルスクールというだけで、ほかの保育現場とはまったく違う環境をイメージしてしまう人もいるかもしれません。
しかし実際に施設を見てみると、一般的な保育施設と変わらないと感じることもあるでしょう。
インターナショナルスクールで働くことに興味が湧いたら、お近くの施設へ見学や問い合わせをしてみましょう。

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