2020.11.7
ずばり知りたい!保育士の年収&預貯金額のリアル!増やすためにすべきこととは?
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「保育士は給料が安すぎる!」という話を耳にした経験がありませんか?
どれほど保育の仕事が好きでも、続けていく上では自分の生活とも密接にかかわる「給料」のお話はとてもシビアに感じられるでしょう。
「安いって、具体的にいくらくらいなの?」、「他の保育士さんは貯金ができているの?」など、気になることを調べてみました。
あわせて、余裕のある生活を実現するために意識したいポイントもご紹介いたします!
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正直「保育士の年収」ってどのくらい?
まずは、気になっていてもなかなか人に聞きづらい「保育士の年収ってどのくらい?」という点から解説していきましょう。
厚生労働省による「平成30年賃金構造基本統計調査」では、女性の保育士の平均年収は348万5,900円と発表されました。
ちなみに、他の職業も含めた平均年収は460万6,000円とされています。
こうして比べてみると、保育士が他の職業の平均に比べて安いと言われていることがあながち間違いでないとわかるのではないでしょうか。
もちろん、これらの情報はあくまで平均であり、すべての保育士があてはまるわけではありません。
保育の現場の中でも比較的条件のいい環境で働いている人で長くあれば、他業種よりも収入が上回ることも十分あり得ます。
リアルに知りたい、保育士の預貯金額は?
続いて、保育士の預貯金額についても調査してみました。
全国の保育士さんへ調査してみたところ、半数以上の人が預貯金は「ない」という回答でした。
前述の通り他業種に比べ平均年収が少ない仕事だからこそ、限られた収入の中でやりくりをしなければならず、貯金にまで手が回らないのかもしれません。
ちなみに厚生労働省の調査によれば、30代の平均預貯金額は403.6万円とされています。
こちらもやはり、平均年収と同様に他業種に比べるとなかなか厳しい結果と言えるでしょう。
保育士の収入をアップする方法は?
保育士が収入をアップしたい、預貯金額を増やしたいと考えたなら、キャリアアップを目指しましょう。
もともと保育士は国家資格のため、一度取得すればそれ以上努力する必要がないと思ってしまうかもしれません。
しかし、収入を段階的にアップしていくためには、都度学びながら新しい知識を身につけキャリアアップしていく必要があります。
園長や副園長を目指す上で必要な知識を身につける研修、マネジメント研修など、保育士のキャリアアップの方法はさまざまあります。
資格を保有していると「資格手当」として給料に上乗せして、月数万円の手当が出る可能性もあります。
さらに、近年では待遇改善策として資格の取得状況に応じて政府や自治体からの補助金が支給されるケースも少なくありません。
どんな資格を取ればどのような手当を期待できるのか、職場で確認してみるのもいいかもしれません。
支出を抑えることも重要
預貯金額を増やすためには、収入を増やすのはもちろん支出を抑えることも大切です。
例えば、毎月の固定費を見直すことで、収入が変わらなくとも貯金が増える可能性は十分あります。
家賃や光熱費、通信費の中で見直せる部分はないでしょうか?
「絶対に必要!」と考えていた経費も、「よく考えたら、あまり使ってないかも」と思い直すことで節約できるかもしれません。
格安スマホのように、新たに登場したアイテムやシステムへ柔軟に対応することも、預貯金につながるでしょう。
クレジットカード類をすぐに使ってしまう人も、今一度利用の仕方や平均利用額を見直してみましょう。
早く収入面の安定がほしいと思ったら
キャリアアップや預貯金を増やすコツを学んでも、だからと言ってすぐさま余裕ができるわけではありません。
現状では厳しい、できるだけ早く余裕がほしいと思うならば、転職を考えましょう。
現在のスキルを生かし別の職場で働きはじめれば、月々の収入が今よりもアップする可能性があります。
保育施設に限定せず「企業内の保育スペース」や「自治体が運営する児童館や学童保育」のように視野を広げれば、さらに待遇のいい求人を見つけられるかもしれません。
また、ひとまず求人を探しはじめると現在の職場の魅力が見えてくることもあります。
「今の職場でもっと経験を積んだほうがいいかも」、「地域内ではうちの職場の給料はかなりいい方かも」
このように、前向きな考え方のきっかけにもなるのが転職活動の魅力です。
まとめ
給料だけを気にしていると「もっと稼げる他の職業に転職した方がいいのかもしれない」と思ってしまうかもしれません。
しかし大切なのは、自分が「楽しい、やりたい」と思える仕事であるかどうかと、その仕事によって得られる給料のバランスです。
保育の仕事が好きな人であれば、楽しみを見つけながら納得できる給料を受け取り、生活の中でも工夫しながら貯蓄を増やしていけるのが理想ですよね。
現在の職場で給料に納得できなければ、よりよい条件の職場への転職も検討しながら納得のいく働き方を探しましょう。