2019.7.19
「児童館」での仕事内容とは?保育士が求められる職場の特徴
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保育士の活躍する場所と言うと、やはり「保育園」、「幼稚園」などをイメージする人が多いのではないでしょうか。
しかし、保育士の職場は施設だけには限りません。
今回は特に「児童館」に注目して、保育士の仕事を解説していきましょう。
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児童館とはどんなところ?
児童館とは、子どもたちが自由に出入りし、遊ぶことができる保育施設のことです。
自治体によって運営されていることが多いですが、中には民営の施設もあります。
多くの場合、18歳未満であれば誰でも自由に使えることが特徴で、利用する子どもたちの年齢はさまざまです。
親が共働きで自宅に誰もいない中学生、高校生も児童館を利用しています。
施設によって遊具が充実していたり、卓球台やマットのような運動系の設備が整っていたりと設備にも違いがあります。
児童館の種類と保育園との違いとは?
児童館は、地域に密着した小規模な児童館や、都道府県が運営する大きな児童館などの種類があり、学童クラブ、放課後児童クラブとも呼ばれています。
子育て相談の場を兼ねている施設では、保護者のフォローやサポートをする目的もあります。
保育園との大きな違いとしては、やはり子どもの年齢層が幅広いことが一番に挙げられるでしょう。
保育園では幼児の相手がメインになりますが、児童館では年齢に関係なくさまざまな子どもの対応が求められます。
また、保育園や幼稚園の主な保育時間は朝から午後、長ければ夕方までですが、児童館は午後から夜、夕方から夜などの時間に子どもの対応をすることが多いです。
施設や学校が休みになる夏休みや冬休みなどの長期休み期間は、児童館を朝から夕方まで解放する場合があります。
児童館における保育士の仕事
その他の保育施設と同じように、メインの仕事は子どもたちの対応や、学び、遊びのサポートです。
一人ひとりの個性に合わせて、楽しい時間を過ごせるよう工夫しながら対応しましょう。
また、児童館では幼児の遊びの相手をすることだけではなく、大きい子どもたちの相手をする機会も増えます。
年齢が上になればなるほど「勉強を見てほしい」、「宿題を教えてほしい」といった要望も出てくるでしょう。
さらに、思春期の子どもたちはその時期ならではの悩みを先生に打ち明けることもあるかもしれません。
「学校」とも「家庭」とも異なる子どもたちの居場所として、幅広い対応を求められます。
ただし、ほとんどの場合クラスを受け持つことはないため、クラス運営の必要な業務や書類作成を求められたり、そうした業務による残業が発生したりといったことはありません。
児童館の仕事のやりがい
保育園と違い、児童館は家庭の事情などを考慮し、必要に応じて利用される施設です。
「毎日必ずこのメンバーが集まる」と限らず、さまざまな年齢の子どもたちが一緒になって遊ぶため、毎日のように新鮮な経験ができます。
日によって、利用する子どもの数が多くばたばたする日もあれば、一人ひとりとじっくり向き合う時間がある日もあり、臨機応変な対応が求められます。
いつでも同じメンバーが揃うわけではないからこそ、出会ったばかりの子ども同士で突発的なケンカやトラブルが起こることも考えられるため、うまく対処しなければいけません。
園児ならば一度叱れば素直に聞いてもらえる注意でも、年齢が上になっていくと言い返す子や嘘をつく子も出てくるでしょう。
その分、小中学生以上の子どもには、園児にはなかなか伝えにくいことも、素直な言葉でしっかり伝えられるようになります。
さまざまな人や出来事に触れ、保育の喜びを実感したい人にとってやりがいを感じられる環境です。
児童館で働くには?
児童館で働くためには、まず求人情報を見つけ応募する必要があります。
ただし、児童館は保育園や幼稚園よりも施設数そのものが限られていることから、地域を問わず求人が見つかりにくい傾向にあります。
こまめに求人サイトや求人情報誌をチェックし、自宅近くの児童館に問い合わせながら時間をかけて探してみましょう。
応募の際に保育士資格が必要だったり、無資格者でも採用していたりと求人によって詳細は違いますので、条件に合った求人を根気よく探していくことがポイントです。
また、よく確認してほしいのが正社員としての雇用になるのか、あくまでパートやアルバイトとしての雇用なのかといった「雇用形態」です。
雇用形態が変わると、社会保険などの待遇や手当にも違いが出てきます。
勤務時間や休日・休暇についてはシフト制である場合が多いですが、こちらも施設ごとに違うため確認しておくとよいでしょう。
実際に働きはじめてから「思うように稼げない」、「勤務時間が都合に合わない」ということにならないよう、不明な点はきちんと確認してから応募しましょう。
まとめ
児童館では、保育園での仕事とは一味違った経験ができるはずです。
自分の活躍するフィールドは保育園だけと考えず、広い視野で求人を探してみてはいかがでしょうか。