保育士を辞めたい!トラブルなく退職するポイントと方法

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2021.8.15

保育士を辞めたい!トラブルなく退職するポイントと方法

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業務内容や人間関係がきっかけで「仕事を辞めたい」と考えたことのある保育士もは多いのではないでしょうか。

しかし、いざ退職の意向を伝えようとすると尻込みしてしまう人も多いものです。

滞りなくスムーズに退職するためには、これからご紹介するポイントを意識してみましょう。

円滑に退職することの重要性

保育業界は慢性的に人手不足の傾向にあることから、「退職したい」と考えていても現場を思うとどうしても辞めにくくなってしまうのではないでしょうか。

「今、この状況で一人でも欠けたらどれほど困るか想像ができてしまう」「以前辞めていった先輩に対して残った保育士が悪く言っていた」

など、現場のリアルを目にしていると言い出せず、タイミングを逃してしまいますよね。

だからと言って無理を続けると、身体を壊すなど後戻りできない状態になるかもしれません。

自分を労りつつトラブルを避けるためには、これからご紹介するポイントをつかんで円満退職を目指しましょう。

追い詰められていると「どうせ辞めるなら、何を言われても構わない」と考えてしまうかもしれませんが、喧嘩別れのような退職は危険です。

保育士同士のコミュニティでは、過去にトラブルを起こしていると広がってしまいやすく、最悪のケースでは次の職場が見つからないこともあるかもしれません。

「立つ鳥跡を濁さず」という言葉があるように、できるだけスマートな退職を目指しましょう。

退職を引き止められた場合は?

退職を申し出たとき、必ず受け入れられるわけではなく、人材不足が嘆かれる中で引き止められ、考え直すように説得されることもあるかもしれません。

クラス担当があるときは特に「せめてクラス替えのある年度末までは頑張ってほしい」と言われることもあるでしょう。

一度退職を考えたあと引き止められたからと言って情で残るのはおすすめできませんが、もしよりよい条件を提示されたなら考えてみてもよいでしょう。

例えば退職を考えた理由が薄給で、退職を切り出したことで「手当を用意するから考え直して欲しい」と言われたときには、一度冷静に考えてみるのも手です。

新たに自分に合う職場を探し一からはじめるよりは、慣れ親しんだ環境で給与をあげてもらうほうがいいかもしれません。

そのためにも退職理由を考えるときには、同時に「どんな条件であれば辞めずにいられるか」を明確にしておくことをおすすめします。

もちろん、初志貫徹で退職へ向かって意思を曲げないほうがよいケースもあるでしょう。

そのときは引き止められても冷静に対応し、「〇月以降は来れません」と具体的に伝えてください。

保育士が退職するのに適したタイミングとは?

トラブルなく退職するためには、タイミングを見極めることも重要です。

前述の通り、クラス担当があるならばやはりクラス替えのタイミングまではどうしても辞めにくくなってしまうでしょう。

逆に言えば、年度末は辞めるタイミングのねらい目です。

年度末は新しい保育士が入ってくる可能性も高く、引継ぎもしやすい時期と言えます。

また、園長や先輩保育士に「辞めたい」という気持ちを伝えるタイミングにも十分注意しましょう。

保育施設に限らず「遅くとも1か月前には辞めたいと伝えておく」というのは、大事なビジネスマナーです。

くわえて保育施設の場合には、担当者の引継ぎや子どもたち、保護者への挨拶、新しい保育士の獲得などすべきことがたくさんあるため、できるだけ早く伝えておくとよいでしょう。

年度末の3月末に退職を希望しているなら、だいたい11~12月ごろには退職を考えていることを伝えておくことをおすすめします。

ただし11月~12月ごろには、施設によっては運動会やクリスマス会、お遊戯会、参観日といったイベントが重なるシーズンでもあります。

イベント前はどうしても忙しく、保育士もついイライラしがちになるため「辞めたい」という話を切り出すとトラブルの種になる可能性があります。

できるだけイベント前は避けて、比較的余裕のあるタイミングで切り出しましょう。

切り出すときにも、「お話があるので、明日お時間をいただいてもいいですか?」というように、早めの声かけをしておきましょう。

仕事を終えて帰宅しようとしているところをつかまえていきなり伝える……という方法では「今日は早く帰りたかったのに、帰り際にこんな重要な話をされるなんて!」と、こちらもやはり悪い印象につながってしまう可能性があります。

退職理由はどう伝えると辞めやすい?

退職時には、退職を希望する理由も聞かれます。

だからと言って「嫌な保育士がいるから」「給料が安いから」といった理由は、いくら本当のことでも正直に伝えてしまうと問題になりかねません。

穏便に済ませるためには、できればかどの立ちにくい理由を伝えるようにしましょう。

例えば「家庭関係」です。

「旦那の仕事がきっかけで引っ越しをすることになりそう」
「親族に病気が見つかって、通院や介護をしなければいけない」
「子どもが不安定で、一緒にいる時間を作ってあげたい」

こうした家庭にまつわる事情であれば、いくら人手不足といっても引き止めにくくなるでしょう。

を家族の不調を他人に教えるのは抵抗がある……」というなら、ご自身の体調を理由にしてみるのもいいでしょう。

「近頃体調がすぐれないので、一度退職してしっかり休みたい」
「心療内科に相談したら、仕事から離れて休養するようすすめられた」
「身体がついていかず、子どもたちと一緒に遊ぶことが難しい」

こうした理由ならば、パワハラや過労死問題が取り立てられる昨今、引き止められにくくなるはずです。

まとめ

保育業界は人手不足の傾向にあることから、「辞めたい」と思ったとしてもなかなか切り出しにくいですよね。

切り出す時期、タイミング、切り出し方、退職理由もしっかり気にかけて、トラブルがないようにしなければいけません。

今回ご紹介した内容を参考に、スムーズな退職を目指してくださいね。

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